
『カグラバチ』第83話「淵天」では、チヒロが真打の力を止めるための新たな可能性を提示!
誰も犠牲にせず命滅契約を解消する方法として、真打そのものの破壊を目指しますが、果たしてそれは現実的なのか…?
さらに、淵天に秘められた過去が明かされ…。
チヒロの成長や座村との駆け引きも見逃せない回です!
前回・82話の記事はこちら↓
⇒第82話「淵天VS飛宗」ネタバレ&感想
※ネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください!
真打の“罪”──国重の葛藤と淵天の謎
物語は、第60話「黄泉がえり」でチヒロが目覚めた病室から始まります。
柴から語られたのは、真打によって約二十万もの命が失われた過去。
妖刀を作った事に対する後悔は、六平国重を蝕んでいたこと。
そして、それを黙っていた国重の想い──
少年だった千紘には、あまりにも重すぎる内容だったため打ち明けらずにいたこと。
そんな中、チヒロは疑問を抱きます。
”だったらなぜ、さらに7本目の淵天を作ったのか──?”



国重さんの葛藤が伝わった~~
チヒロの願い──“犠牲なき終焉”=真打の破壊
場面は京都・殺戮ホテルへと戻り、チヒロと座村の戦いは激化!
座村の居合・白禊流を、淵天で受け止めるチヒロ。
その威力は凄まじく、もし受け流さず真正面で踏ん張っていたら、腕ごと吹き飛んでいたほど!
戦いの最中、チヒロは「誰も犠牲にしないで“蠱”を止める方法──つまり真打を破壊する」という決心を座村に伝えます。
”真打を破壊すれば、契約の効果はただ解消され誰も犠牲にならないはず”と。
それに対し、座村は静かに呟きます。
「破壊…できるモンならな」。
過去に真打を破壊しようと、何度も既に試したが、ヒビ一つ入らなかったよう。
座村は「真打を破壊するのは不可能だ」と断言。
飛宗の猛攻!“鴉”の力で迫る座村
チヒロの考えを真っ向から否定した座村は“鴉”の能力を駆使し、黒い羽根と位置を入れ替えながら攻撃を仕掛けてきます。
しかしチヒロは、その「入れ替わりの予兆」を感じ取り、錦で強化した身体で迎撃。
「飛ぶ予兆まで見切るなら大したもんだ」座村は、チヒロの成長に驚きます。
ただ、座村は一枚上手でした。
なんと「刀だけ」を入れ替えるという巧妙な戦術で、チヒロの背後を取り攻撃!
座村の斬撃で淵天を弾き飛ばされ、チヒロは池に落ちてしまいます。




鴉の力、めっちゃトリッキー!これは厄介だ~
“淵天”は唯一の共同制作──真の意味とは?
再び病室の回想シーンへ。
柴は語ります。
”淵天だけは、国重が一人で作った刀じゃない”
淵天は、六平国重の刀匠人生における唯一の共同制作だと。
チヒロは、「…俺はただ相槌を打っただけです」と答えます。
国重は、戦後すぐに妖刀を破壊しようとしたが、人知を超えた雫天石を宿す妖刀は、どんな手段でも壊せなかったそう。
15年間もの間、もがきながらも妖刀と向き合い続け、その中で、チヒロという存在が“希望”となり、淵天が誕生したのだと柴は言います。
そして、チヒロはすでにこの刀で妖刀・刳雲を折った実績があるということ。
「過去と向き合い未来に繋げる――それこそ六平が淵天に込めた狙いやったのかもしれん」と柴。




淵天は、戦争のためではなく、“未来”のために作られた異例の刀!?つまり…“妖刀を破壊するために生まれた刀”ってこと??
チヒロ、覚醒?!淵天が再び手元に──
戦いの最中、池に落ちたチヒロは、淵天を屋根の上に置き去りにしていました。
しかし、手元に金魚を出現させた瞬間──なんと、金魚と淵天が入れ替わり、再び淵天がチヒロの手に!
激戦の中で、チヒロは淵天がどんどん手に馴染んでくる感触を感じていました。
そしてまた、座村も斬撃を受けた際に、淵天に対して何かを感じていたようす。
国重が作った6本の刀は“戦争兵器”として、作られたもの。
でも、淵天は──
「この淵天を以って…俺が真打を折る」
チヒロは座村に宣言!!



ついに来た!“淵天”覚醒の兆し!チヒロ、かっこよすぎ!
カグラバチに登場するキャラクターについてもっと知りたい方は、キャラ紹介をどうぞ↓
第83話「淵天」まとめ|淵天が“希望”の刀になる時
今回の注目ポイントまとめ!
- 真打によって奪われた二十万の命、国重の葛藤が語られる
- 座村の“鴉”によるトリッキーな攻撃にチヒロが立ち向かう
- 「淵天」は国重とチヒロによる唯一の共同制作だった!
- チヒロ・「淵天」覚醒の兆し!
- 「俺が真打を折る」と宣言!次なる戦いの幕開け?




淵天の本当の力、そして真打を折る未来へ──期待!
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