
イヲリの苦悩と、クラスメイト・井倉の想いが交錯する『カグラバチ』第69話「傷ノ男」。
封印を前に揺れるイヲリの心に、
「あなたがいないと困る」と届いた言葉が導く答えとは?
そして、イヲリに眠る“力”がついに目覚める――!
前回・68話の記事はこちら↓
⇒第68話「変幻」ネタバレ&感想
※ネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください!
イヲリ、迷いと罪悪感の中で揺れる…
京都殺戮ホテルの屋上へとたどり着いたイヲリと郎。
封印の準備は整いつつありますが、イヲリの心は晴れません。
「学校に戻りたい」気持ちはあるものの、封印が綻び、思い出そうという気持ちが敵を引き寄せてしまったのでは──と、自責の念に囚われています。
「全部、私がいたから……」と、誰のせいでもなく自分の存在を責める姿に、郎も言葉を飲み込みます。




イヲリ、責任感じすぎててつらい…誰も悪くないのに…
屋上に乱入する久々李!さらに宿泊客までも…
イヲリが答えを出せずにいる中、屋上へ現れたのは久々李!
さらに、洗脳されたかのような宿泊客たちが「座村の娘をよこせ」と口々に叫びながら襲いかかってきます。
仙沓寺で起きたように、抑制のタガが外れた状態の客たちは手がつけられない状態。
イヲリは「私がいるから、誰かが傷つく…」と、ますます自分の存在を否定し始めます。





この流れ、イヲリが“いない方がいい”って思っちゃいそうで怖い…
井倉、千紘の忠告を超えて屋上へ!
場面は少し前、第62話で千紘が久々李からイヲリを逃した直後の時間へ。
イヲリのクラスメイト・井倉は、千紘から「これ以上血を流さないためにも関わるな」と忠告されますが、イヲリを放っておけず、京都の危険地帯を一晩中さまよいます。
彼にとってイヲリは、ただのクラスメイトではありませんでした。
以前の井倉は、拗らせ気味の態度をしていたため、クラスでは彼を無視するという“セオリー”ができていました。
そんな中で、イヲリだけが「仲良くしてよ」と軽々とセオリーを破り、笑顔で声をかけてくれたのです。
その言葉がどれほど救いになったか──
孤独の中で自分の存在を肯定された“初めての瞬間”だったからこそ、彼女を守りたいという思いが自然と心に宿っていたのでした。
斗斗を見つけて尾行し、ついに殺戮ホテルに到達!
血を見て怯みながらも、井倉はその記憶を胸に、覚悟を決めます。
その決意に、千紘は屋上の封印に必要な“鍵”を託し、「……行け」と言葉を送ります。




チヒロの判断にもグッとくるけど、井倉の“恩返し”みたいな想いに泣けた…





井倉は、頬に血で傷のように印を付けて覚悟を決めたよ~
「あなたがいないと困る!」井倉の叫びが届いた瞬間
屋上では、宿泊客たちの暴走が続く中、
井倉がイヲリの名前を叫びながら登場!
「俺はあなたがいないと困ります!!」
イヲリは、その言葉に強く反応し、顔を上げます。
自分の存在に悩み続け、「どの真実にも私はいない方がいい」とまで思い詰めていたイヲリ。
しかし井倉の叫びは、そんな彼女に“学校生活(へいぼん)を守りたい”という確かな答えを導き出します。




イヲリの居場所はあったんだって、あの一言が教えてくれた…泣く…
イヲリ覚醒!“座村清市の娘”として抜刀へ!
イヲリの強い想いが“封印”を打ち破り、彼女の中に眠っていた何かが目覚めます。
正気を失った宿泊客たちに襲われそうになった井倉を守るため──
イヲリは刀を抜き、前へ出ます!
“座村清市の娘”としての力が目覚めたのか、構えには迷いがなく、戦意が宿っていました。





えぇ~~!?まさかの抜刀…!?イヲリ、かっこよすぎる…!
カグラバチに登場するキャラクターについてもっと知りたい方は、キャラ紹介をどうぞ↓
第69話「傷ノ男」まとめ|叫びが導いた“答え”と“覚醒”
今回の注目ポイントはこちら!
- イヲリ、自責の念と存在の否定に苦しむ
- 久々李と宿泊客が屋上へ乱入
- 千紘、井倉に“鍵”を託す
- 井倉の叫びがイヲリの答えを導く!
- イヲリ、座村の娘としてついに覚醒&抜刀!
居場所のなさに苦しむ少女に、
“誰かの言葉”が届いた瞬間、世界が変わる。
井倉の咆哮は、イヲリにとって確かに“希望”となりました。





地味な井倉が、まさかここまでかっこよくなるなんて…イヲリは刀を使えるのかな??
次70話の内容はこちら↓