
『カグラバチ』第89話「乱戦」では、
妖刀「刳雲」の旧契約者・巳坂伊武基の過去が明かされ、三年前の悲劇とその裏側がつながり始めます。
登場したのは彼を討ち取った“北兜(ほくと)”──飄々とした態度の裏に、剣豪への飢えを抱えた危険人物。
さらに弟・巳坂奈ツ基も動き出し、第五層の戦場に新たな火種が投下されます!
前回・88話の記事はこちら↓
⇒第88話「皮切り」ネタバレ&感想
※ネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください!
「刳雲」を操った伝説の剣豪・巳坂伊武基!
第89話冒頭では、妖刀「刳雲(くれぐも)」の旧契約者・巳坂伊武基(みさか・いぶき)の逸話が語られます。
20歳の伊武基は、
「雲のない雨が降ればー…これから悪党が死ぬ」
「夏にあられが降ればー…これから悪党が死ぬ」
「黒雲のない雷鳴はー…悪党が死んでいく音だ」
という気象に関する数々の伝承を残しています。
斉廷戦争では大暴れする悪童と呼ばれ、座村と並び称されるほどの存在。
しかし三年前、六平国重が襲撃された同時刻、巳坂のもとにも一人の刺客が現れ、殺害されてしまいました。

今まで謎だった巳坂のことが明らかに!
兜の男は“モノ”だった──本体は別に存在!
場面は、第87話で薊があまりにもあっさりと倒した”鎧の兜の男”を怪しむシーンに。
かつて六平宅を襲撃した一派の一人でもある、鎧の兜の男。
薊は、その死体を検分しながら、”この男は、実は妖術で操られた人形のような存在であり、本体は別にいる”と確信します。
処刑場での戦闘はまだ“始まり”に過ぎなかったことに…。

あの“ヨロイ君”はやはり影武者…本体はもっとヤバい…!?
その名は北兜――けだるいキャラ風なのに超危険人物!?
シーンは変わって、お婆さんが店番している
とある煙草屋。
そこには「処刑人・薊は強い」と漏らす、とぼけた鎧の男が。
さらにふらっと「タバコと仕事をくれ」やってきた男に、老婆はすかさず案件を言い渡していました。
どうやら仕事を仲介するような店でもあるようす。
タバコの火を探してる男に対し、鎧の男は、何気なく抜刀し、タバコに摩擦で火をつけるという異様な離れ業を見せます。
そんな彼のもとに、一本の電話が入ります。
相手は“松の妖術”を使う人物。
この通話で初めて彼の名前が北兜(ほくと)であることが判明!
電話の中で、北兜の評価について語られると同時に、過去の戦果も明らかに。
三年前、妖術で六平国重の襲撃を援護しながら、北兜は単騎で巳坂伊武基を討ち取ったとのこと。
しかし北兜自身は、その勝利に納得していない様子。
あの頃の巳坂は牙が抜けた、たるんだ剣士だった。
あれで“巳坂を殺した”なんて評価されてもムカつく…
とのこと。
長年かけて戦いに備えていた北兜にとって、真価を出し切ることなく終わったことへの虚しさと苛立ちがにじみます。
「俺はあの日から、剣豪に飢えてる」と
けだるそうに話し、松の男が「さっさと君も突入しろ」と言いますが、北兜は、やる気が無いようで、ののらりくらりとかわします。
そんな中、「漆羽が生きている」という情報に、北兜は大きく目を見開きます!
──本気でぶつかれる「手応えのある相手」にようやく出会える予感に、彼の“やる気スイッチ”が静かに入ったようす。

“ヨロイ君”のスイッチが入り、漆羽さんのいる第五層は大混戦になりそうな予感…!
巳坂兄弟の因縁──弟・奈ツ基がついに動き出す!
一方、神奈備本部・第三層の訓練室では、上半身裸でヘッドホンをつけた男が黙々と剣術稽古を行っていました。
この男こそ、巳坂伊武基の弟──
巳坂奈ツ基(なつき)。
幼少期から共に剣を学び、“二人揃って最強”と呼ばれた兄弟でした。
斉廷戦争では、兄の伊武基は妖刀「刳雲」の契約者に選ばれ、奈ツ基も選ばれると待っていましたが…
妖刀「酌揺(くめゆり)」の契約者に選ばれたのは1歳下の当時17歳の漆羽でした。
兄は「少しでも弱けりゃ淘汰される」と言いますが、戦争後は剣を捨てたまま北兜に殺されました。
奈ツ基はその後18年間、1日も稽古を欠かさず、剣豪として己を磨き続けてきました。

「俺は兄貴とは違う…」と訓練を怠らなかったみたい。
神奈備・十河隊 隊長 巳坂奈ツ基、第五層へ向かう!
奈ツ基は現在、神奈備の十河(とうごう)隊 隊長を務めており、その実力は上層部も一目置くほど。
侵入者の報告を受け、彼は即座に行動を開始。
「長え準備運動(アップ)だった」
と口にし、第五層へと向かいます。
北兜は漆羽との戦いに関心を示している様子ですが、巳坂兄弟の復讐戦が勃発する可能性も濃厚!

これ以上ない“長え準備運動だった”──名言きた。これは熱すぎる!
カグラバチに登場するキャラクターについてもっと知りたい方は、キャラ紹介をどうぞ↓
カグラバチ第89話「乱戦」まとめ
第89話では、北兜という新たな強敵の正体が明かされ、過去の因縁が交錯する展開となりました。
妖刀「刳雲」を操った伝説の剣士・巳坂伊武基は北兜に討たれことがわかり、そして弟・奈ツ基もまた剣を握り第五層へと向かう――。
いよいよ“剣豪同士の戦い”が本格化していきそうな、緊張感漂う回となりました。
今回の注目ポイントまとめ!
- 妖刀「刳雲」の旧契約者・巳坂伊武基の伝説と最期が語られる
- 北兜の本体が登場、三年前に巳坂を単騎で討った張本人と判明
- 北兜は“剣豪に飢えている”危険な実力者で、漆羽に興味を示す
- 巳坂の弟・奈ツ基が第五層へ向けてついに行動開始

剣豪たちの覚悟と飢えが交わる時、戦場は修羅になる…!?
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