
『カグラバチ』第72話「未来」では、幽(ゆら)によって語られる斉廷戦争の真実が明らかに──。
一方、イヲリは父・座村との時間を重ねながら、自分の未来を見つけ始めます。
“英雄の罪”と“娘の決意”が交差する、静かで深い一話!
前回・71話の記事はこちら↓
⇒第71話「勝負」ネタバレ&感想
※ネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください!
幽が語る、斉廷戦争と“もうひとつの真実”
舞台は、座村の妻・イノリの通夜直後。
座村の前に突然現れたのは、毘灼統領の幽(ゆら)でした。
「英雄に礼を」と言いながら、幽は斉廷戦争の真相を語り始めます。
学校で教えられていたのは、“悪辣な小国”の民による侵略を、剣聖と妖刀契約者たちが“掃討”し、平和をもたらしたというもの。
しかし実際は──
敵国は一度降伏し、和平も成立していた。
けれど剣聖は乱心し、戦いを続行。
最強の妖刀・真打とともに引き起こした災厄“蠱(こどく)”により、小国の民約二十万人が犠牲になったのです。





まさかの“英雄”が歴史上最大の罪人だったなんて…真実が重すぎる…
剣聖の処分は不可能?座村が直面する選択
幽は「もう一度“蠱”は起きる」と予言し、座村に「未来のためにやるべきことがある」と告げて姿を消します。
動揺した座村は、神奈備本部の上層部の一人に面会。
真打の契約者・剣聖を処分するとなると、重大な問題があるということが判明しました。
妖刀と契約している他の契約者たちは、剣聖と命を“同期”しているため、
剣聖が死ねば、他の契約者たちも死んでしまうとのこと。
神奈備上層部は、剣聖と真打は封印・隔離されており、今のところ災厄が再発する心配はないと説明を受けます。




守るために結んだ契約が、今は命の“足かせ”になってる…皮肉すぎる…





国重さんは、剣聖を一番信頼していたみたい。なのに、乱心してしまったんだね…真打の持つ力は、恐ろしいね!
道場にて──目を瞑って剣を振るイヲリ
本部から戻った座村が道場を訪れると、イヲリが稽古をしていました。
驚くことに、彼女は目を瞑ったまま、相手の竹刀を感じ取り叩き落としています。
道場の大人たちは目を見張りますが、
それは、目を閉じて戦っていた父の真似をし続けた結果でした。
逆に、目を開けると怖くて涙目になってしまうという可愛らしい一面も。




目を閉じた方が強いって…イヲリの天才っぷりと不器用さが可愛すぎる…!さすが、座村さんの娘!





第70話でイヲリが目を瞑ったまま、刀を抜いていた伏線が回収できたね~
私、最強になるよ!──イヲリの未来と父の覚悟
稽古後、イヲリは笑顔で座村に話しかけます。
「私、最強になるよ! …で、お父さんのこと守ったげる!」
その言葉に、座村は神奈備の上層部から言われた
「君は娘とともに未来を生きていい」という言葉を思い出します。
「そりゃ楽しみだ」
不器用ながらも、優しい表情で返す父の笑顔が、穏やかな未来への希望を感じさせるラストでした。




イヲリのセリフ、めちゃくちゃ頼もしくて尊い…もうほんと最強でいてほしい!
カグラバチに登場するキャラクターについてもっと知りたい方は、キャラ紹介をどうぞ↓
第72話「未来」まとめ|英雄の罪とイヲリが見つめる“これから”
今回の注目ポイントまとめ!
- 幽が語る斉廷戦争の“真実”が衝撃すぎる…
- 剣聖と妖刀「真打」の関係性と処分できない理由が判明
- 目を瞑って稽古するイヲリ、その実力は道場でも驚き!
- 「お父さんを守る」──イヲリの未来宣言に座村が優しく応える
過去の罪と、予言された災厄。
それでもなお、子どもが笑っていられる未来のために──
座村とイヲリの“静かな日常”が、今は確かにここにありました。





斉廷戦争の真実と、妖刀契約者たちの繋がりが判明して、座村親子はこれから別々に歩むことになるのかな…。
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