
今世界で一番売れてる日本刀アクション漫画と銘打つ『カグラバチ』。
この記事では、
『カグラバチ』第5巻(第38~46話)の内容を、ざっくりご紹介!
各話ごとにワンポイント感想も入れています。
※ネタバレ含みますので、内容を知ってから読みたい方・ストーリーを先に把握したい方だけどうぞ
カグラバチ「5巻」のネタバレ&感想
『カグラバチ』第5巻(38話〜46話)の内容を、ざっくりまとめて感想付きでご紹介します。
テンポよく振り返りたい方におすすめ!
前回までのネタバレはこちら↓
第38話「競合(せりあい)」ネタバレ・感想
伯理は、
- ”登録”は、反発的な玄力に対して強制力がない⇒淵天を強羅が自由に転送できない
- 間接的に玄力に紐付くものは登録対象⇒チヒロの玄力が込められた淵天を伯理が出すことが可能
- 京羅が死ねば蔵が消滅するのは嘘⇒蔵にアクセスする権限がなくなるだけ
と考察。
千紘は、今の伯理なら京羅を倒せば「蔵」を乗っ取れるのでは、と感想をもらします。
楽座市にいる京羅は映像で、本体は蔵にいることがわかり、千紘は蔵に行くことを決心。
「京羅の本体を斬る!!」
蔵に転送され、淵天を手にする千紘。
「”最善”は伯理を信じることだった」
カグラバチ5巻第38話より引用
この言葉を皮切りに、京羅と千紘の死闘がスタート!
京羅は「蔵」を自在に操り無数の手榴弾を地面から発生させ、千紘にぶつけました。
しかし、千紘は手榴弾を斬り、玄力を付与。
伯理が爆発する前に現実世界に転送し、手榴弾は会場で爆発!
他人の玄力を利用して外に転送できる伯理の能力に、京羅は驚きます。
さらに千紘の金魚が触れた商品(人)が、次々と消えている事に気づきました。
千紘の玄力である金魚を介し、伯理が商品の過半数を外に転送していたのです。
「只今より、妖刀真打の競りへ移行する!!」
会場では、予定を繰り上げ、真打の競りを始める京羅ですが…。










千紘と伯理が対等にタッグ組んでバトルしてるのが、熱い!ただ、ハクリがもう限界みたい…










淵天ではなく、商品(人)を現実世界に転送させるところが千紘らしいよね!亜空間からでも登録した人の玄力で転送できるハクリの能力は、いろいろと応用が効きそう~。
カグラバチに登場するキャラクターについてもっと知りたい方は、キャラ紹介をどうぞ↓
第39話「超えろ!!」ネタバレ・感想
伯理は、たくさんの血を流し、限界ギリギリでした。
会場の幻影&蔵で戦う父親の力は、やはり凄い…と感じます。
商品を壁で囲み、守りを固める京羅。
楽座市の事ばかりに熱くなる京羅に、子供たちの死は悲しくないのか、と尋ねる千紘。
「父親という言葉で私を測ろうとするな」と京羅は答えます。
「私は…」
「漣家当主だ」
カグラバチ5巻第39話より引用
京羅は、地面を槍化し攻撃、そして自分の周りにも壁を作ります。
千紘は、斬撃を飛ばすと同時に淵天を投げつけるという意外な攻撃に!
それを京羅は全てをかわし、手榴弾で攻撃!
爆発し、勝ったと確信した瞬間…
千紘は、京羅の後方に現れ、斬りつけました。
”伯理はもう使い物にならないだろう”と思っていた京羅の予想が外れたのです。
それでも京羅は反応し千紘を斬りつけますが…
なんとそれは映像(プレビュー)でした!
本体の千紘は京羅の頭上に転送、
頭上から京羅を斬りつけ、深手を負わせることに成功!
致命傷を負ったと察した京羅は、壁を作り自身を覆います。
血を吐き出しながら、つぶやく京羅。
「実演だ…!!」










京羅は、ハクリをみくびっていたね。彼は小さい頃ハクリが言った「父さんを超える当主になる!」というセリフを思い出していたよ。










千紘と伯理のコンビプレーが漣家当主を超えたね~~!
第40話「一端(いったん)」ネタバレ・感想
柴は、毘灼がなぜ真打を楽座市に出品したのかを推測していました。
所有者を殺す糸口となる”うねり”を求めているのでは?と。
命滅契約だけでなく、神奈備古参3人の生体認証が必要な箱で封印されている真打。
これを破るには腕のある妖術師が10年はかかるらしい。
場面は、蔵に。
地面には、血だらけの京羅と真打の箱が!
なんと、真打の封印(注連縄)が解かれ空箱に!
毘灼が奪ってから、3年で封印を解いた…!?
真打を握り立ち上がる京羅。
ただし、命滅契約は生きており鞘からは抜けないようす。
それでも京羅の背からは、巨大な蝶の羽根のような玄力が出現!
真打の鍔から、血液状の玄力?が一雫こぼれおち、地面に落ちた瞬間、辺りに花が咲き誇りました。
京羅は鞘から抜かず、そのまま千紘に斬りかかります。
会場で座り込んだまま、真打の登場に絶望する伯理。
伯理の後方からは、漣家の警備員を全員倒し到着した緋雪が登場し…










真打の登場に驚愕!契約者の剣聖(けんせい)が「勾罪(まがつみ)」と呟いていたよ。










まさか毘灼が封印を解いているとは…それでも命滅契約が生きているのに…。禍々しい演出にも注目!!
第41話「熱狂」ネタバレ・感想
京羅は真打を手に、千紘へ襲いかかります。
真打の影響か、致命傷を負っていながらも千紘を吹き飛ばすほどの力を発揮。
しかし、頭を押さえ苦しむ表情も…。
どうやら真打本体、もしくは命滅契約者である剣聖に、京羅は意識を乗っ取られそうになっているよう。
それでも楽座市を成功させるまで、という執念で跳ね返し、意識を保ちます。
鞘のまま、真打を地に突きたて、
「蜘蛛(クモ」「蜻(トンボ)」
と連続攻撃。
動けなくなった千紘は大ピンチに!
そこに、伯理が転送した緋雪が現れます!
千紘&緋雪の二人がかりで京羅を攻撃。
しかし京羅は「蜈(ムカデ)」で二人を吹き飛ばします。
「妖刀は」
「神奈備(うち)の武器(モン)だ」
「漣家(わたし)の商品(モノ)だ」
「六平(おれ)の所有物(もの)だ」カグラバチ5巻第41話より引用










千紘と緋雪のタッグって、かなりスゴくない!?










鞘から抜いていないのに、これだけの妖術を見せる真打って、規格外すぎる…。会場では、このバトルの映像が流れていたよ。
第42話「全部」ネタバレ・感想
京羅は、頭を押さえ、膝を付きます。
同時に崩れ落ち始める蔵。
真打が京羅を乗っ取ろうとし、意識を保つことが厳しくなってきているよう。
ここで、三人とも楽座市の会場の中心にある壇上に転送されます。
真打の影響で京羅がかなり不安定に…。
真打から玄力が血のように流れ出し、地面を伝い会場を侵食。
血から草花が生え、触れた人々の目鼻から花が咲き出します。
血を流し苦しむ会場の人々。
伯理は「蔵がもうじき消滅する」と告げます。
京羅が真打に乗っ取られたら完全に消滅すると。
消滅する前に、中にいる人々を転送しなければ、全員死ぬと説明。
近くで聞いていた柴は、「自殺行為だ。二人とも死ぬぞ」と止めます。
しかし千紘は目に力を込め、言い切ります。
「全部だ…!!」










誰一人見捨てない千紘は、真のヒーロー!










血のような玄力から草花が生えるのは「蜻」だと思うけど、とんでもない妖術だなぁ。
第43話「全う」ネタバレ・感想
伯理は、血だらけになりながらも、千紘を転送。
千紘は、1人1人蔵の人たちに触れ助け出します。
京羅は、真打の力に飲み込まれそうになりながら、ギリギリ保っているようす。
過去に病床の妻から「もうやめたらいいわ楽座市なんて…あなたも…楽座市がなければ少しはマシな人間だったのかもね」と言われた最期の言葉を思い出していました。
「楽座市がなければ……」
家族の幸せな食卓シーンを思い浮かべた瞬間
ガァンと競売のハンマーが鳴り響き、その空想が打ち砕かれました。
「終わらんぞォ 邪魔者をぶち殺せェ クズ共!!」
京羅は、執念で真打を抑え込んだのです!
大混乱の会場。
その中、伯理を守る緋雪。
京羅の限界を迎えたと同時に、伯理の全員転送も完了!!
「お前の言うとおりだ……六平千紘」
京羅の身体には、花がたくさん咲いていました。










「最善はハクリを信じることだった」。










ハクリは父の”執着”を信じて、千紘を転送していたんだね。
第44話「閉幕」ネタバレ・感想
漣京羅、死亡ーーー。
二百余年続いた楽座市が閉幕。
楽座市の会場も、このバトルに耐えきれず崩れ落ちそうになったところに、柴が千紘と伯理を連れて外に脱出…
したと思いきや、千紘だけ直前に多福の結界に入れられていました。
千紘は、しっかり真打も手にしており、緋雪から妖刀2本を貰うと言われます。
そこで、千紘はとある決断をしました。
それは、真打を神奈備に預ける代わりに、自分が神奈備に加わること。
”悪党に妖刀を使わせない”この方向は2人とも一致していると。
取引は成功したようで、多福に担がれながら、会場の外に出る千紘。
一方、道標(父親)をなくした伯理は、これからどう生きればいいのか、わからなくなっていました。
ですが、商品として捉えられていた少女が弟と再開した姿を見て、かつて氷の女性が言った言葉を思い出します。
「檻の外にも希望はないの」
自分が救った人のことを思い、これからも千紘と一緒に戦うことを決心したのでした。










真打は、今は千紘が扱える代物じゃないね~~まずは神奈備に預けるしかないと思う。。










妖刀に関してまだまだ知らないことがあるので、千紘は内部から情報を掴むことを考えたんだね。
第45話「これからの話」ネタバレ・感想
次に千紘が目を覚ましたのは、楽座市の次の日、ベッドの上でした。
しかも、千紘と伯理、同時に落ちて同時に目覚めたようす。
周囲では、何故か柴、緋雪、多福、シャルが皆でTVゲームをプレイしていました(しかも夜通し)。
真打を渡し、千紘が神奈備に加わるという取引について、柴は、本当にそれが最善なのか…と問います。
もっと、慎重になった方がいいのでは、と。
柴は、毘灼の次の出方を気にしていました。
しかし、千紘は冷静に考えており、
伯理を妖刀の所有者と接触させて、妖刀を転送
「毘灼から妖刀を奪う」と言います。
現在、妖刀の所有者は、神奈備が管理する要塞・慚箱(さんそう)に匿われているそう。
千紘の案は採用され、神奈備の幹部に会いにいきますが…。










真打は、神奈備で封印されるとは限らなくて、使用するパターンも考えられるみたい…毘灼に対抗する力になるかもしれないけど、危険な刀だよね~~










柴さん、チヒロたちの今回の大胆な行動の数々にけっこうキレてたっぽい…w
第46話「勝手な野郎」ネタバレ・感想
神奈備の幹部会。
千紘と淵天の処遇について話し合われています。
千紘が本当に国重の息子なのか、
信頼にあたいするのか、
など…
しかし、千紘は素性よりも”やってきた事で評価しろ”と言います。
双城を仕留めた。楽座市を潰し、真打を奪った。
神奈備にとって、損することはしていない、と。
ただ、神奈備の中では、評価は”勝手な野郎”と、千紘のことをよく思わない人間もいます。
ピンチになりかけた千紘ですが、そこにあらたな情報が飛び込んできました!
慚箱・国獄が襲撃され、壊滅?!
毘灼が所有者を直接殺しに来た?
千紘は、迷っている時間は無い、自分ほど淵天を使いこなせる者もいない
「俺に賭けるべきだ…!!」
と訴え、神奈備幹部は、これに乗ることに…!










チヒロの傲慢で真剣な眼差しに、六平の息子で確定だな…。と納得している幹部もいたよ~










緋雪の「そいつは悪党しか斬らない」という助言があり、所有者には危害を加えないということも後押しになったかも?
カグラバチ「5巻」のまとめ
「カグラバチ」5巻は、楽座市にて漣京羅との決着と、妖刀・真打の禍々しさが強烈な巻でしたね。
伯理の実力発揮と千紘との連携も見どころ!
次巻は、妖刀所有者との接触計画がいよいよスタート!?
要塞でもある慚箱とは、いったいどんな場所なのか…?
次巻6巻の内容についてはこちらからどうぞ↓