
『カグラバチ』第82話「淵天VS飛宗」では、漆羽の復活が明かされた一方、座村とチヒロがついに再び対峙!
“蠱”を断つため、己の命をも差し出そうとする座村に対し、チヒロは説得を試みますが——
言葉が届かないなら、全力で“想い”をぶつけるしかない!
火花散る一閃、迫力の居合バトル開幕!
前回・81話の記事はこちら↓
⇒第81話「主力」ネタバレ&感想
※ネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください!
座村の覚悟とチヒロの確信──漆羽は生きている!
場面は、京都殺戮ホテル。
座村とチヒロの対峙からスタート。
床に落ちていた酌揺を、座村が拾って郎に渡し、「鞘は2階下に落ちた」と伝えます。
昼彦が生きているため、酌揺との命滅契約はいまだ健在のよう。
チヒロは、さきほどの座村との戦いを経て、彼が18年前よりも遥かに成長していると実感。
黄泉返りすら意図的に操っていた──そう確信します。
座村が習得した“人を一度殺す”という力。その本質は何のためなのか?
チヒロは考え、彼の行動原理は「契約者への憎しみ」ではなく、「蠱(こどく)を断つため」であると悟ります。
「──漆羽さんは……生きていますよね?」



酌揺は、一旦は回収できたけど…結局、また昼彦の持ち物か~いずれ彼も復活しそうだね!
漆羽はなぜ生きていた?座村の“雀”が契約を断ち切る!
前回のラストで生存が明らかになった漆羽。
その背景がついに描かれます。
漆羽は、座村の“飛宗”で斬られた直後、【雀(すざく)】の“慈悲の炎”により時間差で蘇生。
死体処理班に保護された際、自身の命滅契約が解除されていることに気づきます。
雀の炎は「命を刈る力」であると同時に「命を繋ぐ力」でもありました。 漆羽はその力に救われ、自らの命を取り戻したのです。
死をきっかけに発動する仕込みの妖術には欠点があり、仕込みを終えたとしても術師が死ねばその妖術は無効となり、自らに仕込んだ場合には意味を為さないよう。
つまり、この命滅契約のみ斬る所業は、座村自身には適用されず、
「死ぬ気なんだ……一人で」
漆羽は確信します。
契約者のしがらみも、剣聖も蠱の可能性も、座村は全部ひとりで断ち斬る気なんだと分かり、漆羽は「俺だけがあんたを追いかけ、あんたに食らいついてきた!!」と、この状況を受け入れられずにいますが、体を動かすことができません。
神奈備職員は、命滅契約が解かれたことで18年間変形し固定され続けた神経が元に戻ろうとしており、数日は体を動かせないと説明します。
「…なら誰が座村サンを止める…」
しかし、千鉱が対座村の部隊として出ると聞かされると、俺のことは上に報告するなと神奈備職員に頼みます。





蘇生できたのは、やっぱり“雀”の力だったんだね~!60話でのチヒロの時も、一旦命滅契約解除されたよね~
漆羽が切り札として身を潜めていた理由
漆羽は神奈備上層部にも自身の生存を知らせず、切り札として動く覚悟を決めていました。
その真意は、裏切り者の妖術師たちを欺き、奇襲の一手とすること!
ハクリの前に現れたのも、まさに計算された登場だったのです。





漆羽サン…神奈備上層部には、内緒の行動だったとは…!
座村の覚悟「俺のことァ止めなくていい」
場面は京都殺戮ホテル。
チヒロと座村の対峙が続きます。
漆羽の生存を問いかけるチヒロに、座村は動揺せず「蠱の未来が怖い」と語ります。
娘・イヲリの未来が“蠱”に飲まれることを恐れ、すべてを断つ覚悟を抱いた座村。
そのために契約者たちを命滅契約から解放し、剣聖を殺し、自身も死ぬつもりなのです。
チヒロは、未来に絶望しながらも他人のために命を懸ける座村の姿に、「あなたに生きてもらうために俺も……もがく!!」と反論。
しかし座村は「それで蠱が止まるならな」と突き放し、説得に耳を貸しません。
そして飛宗でチヒロを弾き飛ばし、別の方法を探して共に戦うというチヒロに「不可能だ」と言い残し、部屋の外へと出てドアを閉めます。
その向こうで、座村は“雀”の火力を纏わせた居合白禊流の構えをとり、一閃でチヒロを戦闘不能にするつもりで待ち構えます!



もう~~座村さん、頑固すぎるよ~!!
淵天vs飛宗!居合白禊流の一撃をチヒロが受け止める!
チヒロは、かつて圧倒された自分では座村を止められないと痛感します。
説得では届かない。
だからこそ──
「全てを 乗せる!!」
居合白禊流の構えをとる座村に、チヒロは気配を殺し“受ける”選択をします。
座村は“雀”の火力を乗せた渾身の一撃を放ち、チヒロを吹き飛ばします。
それでも──チヒロは「受け止めた」!!





第59話ではなすすべもなかった攻防を、今回は淵天で真正面から受け止めたよ!
カグラバチに登場するキャラクターについてもっと知りたい方は、キャラ紹介をどうぞ↓
第82話「淵天VS飛宗」まとめ|それぞれの覚悟がぶつかる!
今回の注目ポイントまとめ!
- 座村の成長と覚悟の全貌が明らかに!
- チヒロ、「蠱を断つ者」への理解と確信
- 漆羽は“雀”の力と座村の覚悟に導かれて復活
- “酌揺”は郎が回収
- 淵天が飛宗の一撃を受け止めた!次なる展開は──!?





座村さん、漆羽さん、チヒロ、それぞれの思いと覚悟が交錯する回だったね~!
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