
今世界で一番売れてる日本刀アクション漫画と銘打つ『カグラバチ』。
この記事では、
『カグラバチ』第3巻(第19~27話)の内容を、ざっくりご紹介!
各話ごとにワンポイント感想も入れています。
※ネタバレ含みますので、内容を知ってから読みたい方・ストーリーを先に把握したい方だけどうぞ
カグラバチ「3巻」のネタバレ&感想
『カグラバチ』第3巻(19話〜27話)の内容を、ざっくりまとめて感想付きでご紹介します。
テンポよく振り返りたい方におすすめ!
前回までのネタバレはこちら↓
第19話「闇の騎士」ネタバレ・感想
3巻19話の冒頭は、独特な髪型をした少年が飲食店の窓から、千紘.vs.双城のバトルシーンをたまたま見ていた…という場面から始まります。
それは、2巻9話で、ちょうど千紘が全方位放電・「鳴」を避雷針として受け止めた時。
死んでもおかしくない状況の中、立ち上がった千紘の姿をみて、少年は確信しました
「侍ッ!!」。(いや、違うよ)
場面が変わり、
11月1日(双城死亡から18日、楽座市まで残り7日)。
極道っぽい男達が、小さな少女を捕まえようとしているところを、左サイドの毛だけを結んだ髪型の少年が助け、身代わりに自分から捕まりボコボコにされます。
どうやら、その組織は、組長好みの少女狩りをしているらしい。
少年は、先日みた千紘のようになりたいという思いから、無理をしてしまったよう。
「威葬(いそう)」
少年は、妖術の構えをして、そう叫びました。
しかし…術は何故か出ない?
ハッタリ?
そこへ、現れたのは…
”大きな金魚”!
「あいつが来る!」組織メンバーたちがうろたえたところに
千紘登場!
男達をあっという間に一掃してしまいました。
そんな千紘に、少年はさらに感激し
「俺の人生には侍が……お前が必要だ!!」と千紘を追いかけます。
「漣伯理(さざなみはくり)だよ よろしくな」
ん…?さざなみ?
千紘は思わぬところで、重要人物に出会うことに!










3巻最初のページから、新キャラ登場!!伯理は、インパクト強い&純粋な性格をしてそう~










カグラバチに登場するキャラクターについてもっと知りたい方は、キャラ紹介をどうぞ↓
第20話「神奈備の武器」ネタバレ・感想
千紘は、伯理から漣家についての情報を探ります。
伯理は、漣家の人間なのに、
「楽座市をぶっ壊したい」
「クズによるクズのための祭典」
だと言い切ります。
どうやら伯理は、妖術の才能が皆無で前代未聞の弱さで、競売の邪魔をしたため、現在は漣家から離れているらしい。
そこで、千紘に柴から連絡が…
神奈備が千紘を追っているらしいとのこと。
千紘は、伯理とともに急いで拠点に戻ることに。
ところが…
すでに神奈備の追手・香刈緋雪 (かがりひゆき)ともう一名が、千紘たちの前に!
緋雪は、「餓者の炎骨(がしゃのえんこつ)」という強力な妖術の使い手!
千紘は、冷静に話をしようとするも、
「さっさと妖刀(それ)寄越せボケ!!」
緋雪は、いきなり攻撃をしかけてきます。
彼女は、対刳雲特選部隊の惨劇を例にだし、
「個人(だれか)が妖刀を握り続けると、また不幸が生まれる」と語ります。
千紘は、その言葉に動揺。
その時、伯理が自らの体を張って、千紘の前に飛び出し、緋雪の攻撃を受けました!










闇の組織出身なのに、伯理はいい子だね。「多くの人を苦しめる楽座市は終わらせないといけない」と言っていたよ。千紘との目的も一致したので、これから良い仲間になっていく予感~◎










緋雪は、口が悪いけど、なかなかの信念の持ち主っぽい!妖刀は利己的に扱うものではない。と解いていたよ~神奈備の言い分も一理ある…?千紘は、かなり動揺してた!
第21話「微温(ぬる)い」ネタバレ・感想
「俺はお前に救われたんだ」
まともに攻撃をくらった伯理は、血だらけで倒れたまま、前回も千紘に救われたということを話します。
緋雪の言葉に、ブレていた千紘。
でも、伯理のおかげで、気持ちが固まったよう。
妖刀が危険だということを、身をもって学んでいる千紘は、
だからこそ、「悪を滅し弱者を救う」を全うするべく
”押し通る”。
緋雪との戦闘に入ったものの、千紘は彼女に向かって峰打ちを行い、本気の戦いをみせていないようす。
緋雪は、千紘の態度に気づいており、自分の立場とプライドにイラつきながらも、ブチ切れ、再び攻撃しようとしたところ…
伯理が気絶し、千紘は伯理を連れて逃げました。










もう一人の神奈備・多福は、結界の使い手!千紘が自分を狙ってこないことなど、立派な態度に感服していたよ~「良い奴だ」って理解してたみたい。










多福の妖術は、厳正で勝負が付くまで解けないらしいけど、伯理が気絶したことで勝負がついたことになったんだって。緋雪の妖術はなかなか面白い!でも、千紘の峰打ちをまともに額で受けて、血だらけになってたよ~
第22話「拮抗」ネタバレ・感想
伯理、号泣シーンから始まる22話。
本拠地に戻った千紘と伯理。
柴から千紘の生い立ちを聞いた伯理は、涙腺崩壊中~!
伯理は、身を挺して千紘を守ったことにより、柴やシャルたちにも信用された様子。
あらためて、漣家について詳しく聞きます。
千紘たちが求める「真打」は、どうやら「蔵」という場所にあるらしい。
楽座市の出品物は、すべてそこに保管されており、漣家の人間は全員入ったことがあるといいます。
しかし、何故か「蔵」の場所は、当主しか知らないという不思議なゾーン…。
一方、神奈備の本部に帰った緋雪と多福。
神奈備上層部っぽい男の元に報告に言った二人は、男の発言に驚きます。
「真打は落札する」。
シーンが変わり、漣家邸宅に。
家は結界で覆われており、一族以外でこの場所を感知できる者はいないという。
それなのに、なぜか、当主の部屋に
千紘と柴が…!?
「真打は何処に在る」










神奈備の本部は、東京のどこかの地下にあるらしいよ~










漣家当主は、真打の出品者(おそらく毘灼のボス?)と何やら電話で話していた。何のために毘灼は真打を出品したのか…。
第23話「蔵」ネタバレ・感想
「言えば帰ってもらえるかな」
漣家当主が返答し、続けて千紘の後方を指さします。
すると、そこには巨大な注連縄(しめなわ)で封印された「真打」が登場!
驚いた表情の千紘。
真打に触れようとしますが、手がすり抜け触れられません。
それは、当主の妖術で映し出した映像とのこと。
本物の真打は「蔵」にあり、「蔵」は漣家嫡流に継承された「亜空間の倉庫」。
当主が死ねば消滅すると聞き、千紘と柴は攻めあぐねます。
「蔵」には楽座市の商品として多くの人が囚われているため、当主を攻撃できません。
一旦退こうとする千紘と柴。
しかし、漣家当主を守る親衛隊「濤(とう)」が登場!
千紘と柴の撤退を妨げます。
いっぽう、ヒナオに頼まれ、おつかい中の伯理の前に、長男の漣宗也が…!?
「伯理ィッ!」「探したぞ!」
「兄…さ…」










千紘と柴と相対しても余裕なダンディ・当主!イケオジ!?(左目だけに変な仮面が現れるよ)










「蔵」が亜空間だったなんて…!入る方法はあるのかな?「濤(とう)」の実力は?
第24話「狩人」ネタバレ・感想
「君らは狩人としてここへ来たが 違う」
「狩人はこちら側だ」
親衛隊「濤」の登場により、強気に言い切る漣当主・漣京羅(さざなみきょうら)。
戦っても真打が手に入る訳では無いため、柴は撤退しようとしますが、千紘は「今ここで何か手を打たなければ」と逡巡します。
そこで、柴の携帯が、ピロリンと着信。
場面は、漣伯理と漣宗也に移ります。
家出をした伯理を連れ戻そうと、説得する宗也。
暴力が愛情表現な宗也は、伯理を殴り家に連れ返そうとします。
しかも、タイミング悪く傘を渡しに来たヒナオも巻き込まれ、大ピンチに…!
そこに、柴が登場!
ヒナオが考案した天才的システム「ヒナオが携帯にワンギリしたら飛んでくる」でピンチを察した柴が、登場と同時に宗也にワンパンを浴びせます。
空中に移動する柴と宗也。
・柴.vs.漣宗也
・千紘.vs.濤
二戦局のガチバトルへーーー!










ヒナオの天才的システム(?)で駆けつける柴さんがカッコ良すぎ!










宗也は、伯理に対して異常な愛情表現を持ってるね~号泣しながら「また悪い女とできちゃったか」と、ヒナオのことを勘違いしてたよ。伯理は以前に楽座市の商品だった女性を助けたことがあるみたい。
第25話「取引」ネタバレ・感想
「威葬(いそう)」
漣家の戦闘手段、衝撃を生みつかさどる妖術。
空中戦にて、発した宗也の術を柴はかわしますが、マンションの一角が破壊されるほどの攻撃力!
これには、さすがの柴も驚いた表情。
3名の「濤」+当主を相手にする千紘が心配になり、宗也を連れて合流した方がいいと判断します。
一方、千紘は濤の刀を攻撃。
刀を折りますが、当主の「蔵」の能力で、次々と刀が登場。
さらに連携プレーで挟まれピンチになったところで、ナイスタイミングの柴が宗也を連れて登場!
京羅は、一連の流れを傍観しており、伯理が千紘たち側にいたことを察し、瞬時に伯理を自分の元に移送します。
何やら、蔵の能力で登録されている商品は、自由自在に出し入れできるよう。
千紘と柴を手引きしたとして、京羅が伯理の首に刀を付きつけます。
なんと、息子を人質に!
伯理の命を助けたかったら淵天を置いていけと、取引を持ちかけます。
はねつける柴ですが、千紘はこの取引に応じ、淵天を渡すことに!!
「この男は、俺を救ってくれた」
楽座市に出品予定となる、淵天の描写で23話終了。










伯理を救うために淵天を渡す千紘は潔よいけど…流石にこの状況は厳しいのでは!?










漣一族の人間は全員、蔵に登録されてるらしいよ~蔵ってすごいシステムだね。
第26話「自信」ネタバレ・感想
11月3日(楽座市まで残り5日)。
神奈備の緋雪と多福が食事シーンから始まる26話。
『楽座市 七本目の妖刀”淵天”追加出品』
という情報を見て驚く緋雪。
千紘が金目当てな訳が無いので、何か企んでいるのだろうと察します。
千紘、柴、伯理、シャル、ヒナオが車で移動する場面に変わります。
蔵について、現時点での推測はこちら↓
・伯理なら干渉できるかもしれない
・当主の突然死に備え、保険があるはず(非常口とか)
・蔵が現実世界のどこかにある可能性も
千紘は、これらの疑問を少しでも解決するため、蔵の解像度を上げる必要があると考えました。
蔵に保管されているはずの淵天から遠隔操作で金魚を発生させ、蔵を知覚しようと試みます。
すると、蔵に保管されている淵天から、遠隔で金魚を生み出す事に成功!
蔵にいた京羅が、淵天から何かを感じ、振り向き、千紘がどう出てくるのか楽しみだと感じ笑みを浮かべました。
「かかってこい。」










亜空間にあっても淵天を感じられる自信が、千紘にはあったんだね~!金魚の元となる玄力を淵天にストックしておけば、金魚はいつでも生み出せるって、便利!でも、柴さんは、この懸けにヒヤヒヤしてたみたい!










何もできずに、足手まといになった伯理は、酷く落ち込んでいる様子で、柴さんは気遣っていたけど、サラリと「お前が頼りだ」と言う千紘に、救われたっぽいよ~
第27話「Mr.イナズマ」ネタバレ・感想
11月8日 楽座市開幕の日!
会場の入口から、マントをした少年が侵入…。
厳重な警備がされている会場で、あっという間に少年はヤクザ風な警備に捕まります。
どうやら少年は、楽座市に出品されている姉を取り戻しに侵入したよう。
「俺はMr.イナズマ!!」
「正義の雷を降す者だ!!」カグラバチ3巻第27話より引用
恐怖に涙しながら叫ぶ少年・Mr.イナズマ。
しかし、ヤクザのナイフが振り下ろされようとしたところに…
千紘が登場!
少年を助け、ヤクザの腕を斬り落とします!
会場に侵入していた柴が電気を落とし、辺りを暗闇にし、千紘を援護。
千紘は、刳雲を握り
「鳴(めい)」
とつぶやき、刀から電流が発生…!
一方、楽座市の壇上には、
京羅が登場し、楽座市が開幕ーー。










姉を取り戻すために震えながら戦うMr.イナズマ!勇気ある少年だね!柴さんは、しっかり警備人になりすまして、情報を入手していたよ~










え…?千紘が刳雲を使っている?!だけど刳雲って折れたんじゃ…
カグラバチ「3巻」のまとめ
「カグラバチ」3巻は、漣家メンバーが登場!
これから千紘たちの仲間になっていきそうな、伯理。
楽座市を仕切る京羅は、当主らしい底知れぬ雰囲気を醸し出していました。
神奈備の緋雪も個性的で、ユニークな性格&戦い方しており、これから千紘たちにどう関わっていくのか興味深いところ。
楽座市に出品されてしまった、真打と淵天は、果たして取り返すことができるのか…!?