
「カグラバチ」は、
外薗健先生が週刊少年ジャンプで連載している、バトルアクション漫画!
2024年8月「次にくるマンガ大賞2024」コミックス部門で1位となった注目の作品です。
この記事では、
「カグラバチ」に登場する妖刀・妖術についてまとめました。
※ネタバレ含まれているので注意
「カグラバチ」妖刀とは?
六平国重(ろくひらくにしげ)が製作した妖刀。
美しく強靱な刀となっています。
妖刀とは、
「雫天石(だてんせき)」という特殊な石を原料とし、妖術を刻み込んだ特別な刀です。
斉廷戦争を終わらせた「妖刀六工」という六振りの刀と、戦後に打った主人公・六平千紘(ちひろ)が使用している一振りの、7本のみが存在するとされています。
妖刀を作り出す技術は、六平国重だけが知っており、全ての妖刀は六平国重が製作し世に送り出しました。
妖刀六工は、国重の工房の地下に隠されていましたが、毘灼(ひしゃく)により奪われてしまいます。
妖刀が持つ能力
妖刀は、込めた「玄力」を増幅させ、
人体では生成・保持できないほど超高密度に練り上げ、形を成して妖術として能力を発揮します。
「玄力」とは?
人に宿る超自然の力のこと
妖刀使用時は、使用者の玄力の凝縮体が現れます。
「命滅契約(めいめつけいやく)」した者のみが使用可能
妖刀は、「命滅契約(めいめつけいやく)」した契約者のみが妖術を使えます。
妖刀には「本領」という製作段階では想定していなかった、妖刀への解釈や肉体的影響などが深まると発揮できるゾーンがあり、命滅契約者が振るうことができます。
契約者以外の者が本領を発揮するためには、契約者が死亡する必要があります。
「カグラバチ」妖刀 一覧まとめ
計7振りの妖刀一覧はこちら↓
妖刀名 | 契約者 | |
---|---|---|
1 | 淵天(えんてん) | 六平千紘(ろくひら ちひろ) |
2 | 【妖刀六工】 真打(しんうち)・勾罪(まがつみ) | 剣聖(けんせい) (使用者:漣京羅) |
3 | 【妖刀六工】 刳雲(くれぐも) | 巳坂→双城厳一→六平千鉱 |
4 | 【妖刀六工】 酌揺(くめゆり) | 漆羽洋児(うるは ようじ)→昼彦(ひるひこ) |
5 | 【妖刀六工】 飛宗(とびむね) | 座村清市(さむら せいいち) |
6 | 【妖刀六工】 不明 | 不明 |
7 | 【妖刀六工】 不明 | 不明 |
現在、判明しているのは5振。
あと2振は、わかり次第追記します!
淵天(えんてん)
妖刀名 | 淵天(えんてん) |
---|---|
契約者 | 六平千紘(ろくひら ちひろ) |
玄力反応 | 金魚 |
妖術 | 涅(くろ)、猩(あか)、錦(にしき) |
六平国重が戦後に製作した唯一の妖刀・「淵天(えんてん)」。
国重が生み出した最後の妖刀であり、息子の千紘が使用しています。
妖術の名前は、色で表現。
- 「涅(くろ)」
黒い出目金が出現。
斬撃による長距離攻撃が持ち味。
効果範囲が広いため、多数の敵に有効的な術。
利き手によって威力が変わる。 - 「涅・千(ちぎり)」
本領に触れた事で発揮。
無数の小さな金魚が出現し、簡易斬撃を展開する。
束ねることにより威力を発揮できる。 - 「猩(あか)」
赤い琉金が出現し、任意で相手の妖術を吸収し放出できる能力。
相手の妖術を利用したカウンター攻撃に使われ、強い攻撃への防御でも使われる。 - 「錦(にしき」
錦柄の金魚が出現し、自身の身体能力を極限まで強化する能力が発現。
高速での動きも可能。
反動で激痛が襲ってくるので、長時間での使用はタブー。
真打(しんうち)・勾罪(まがつみ)【妖刀六工】
妖刀名 | 真打(しんうち)・勾罪(まがつみ) |
---|---|
契約者 | 剣聖(けんせい) |
使用者 | 剣聖→漣京羅 (さざなみきょうら) |
玄力反応 | 蝶 |
妖術 | 蛛(クモ)、蜻(トンボ)、蜈(ムカデ) |
戦前に製作された6本の内で最高な刀なため、「真打(しんうち)」と呼ばれていますが、正式名称は「勾罪(まがつみ)」。
妖刀が戦争を終わらせたとされていますが、実際に終わらせたのがこの「真打」で、他の妖刀とは一線を画すほど異質な存在とされています。
製作した六平国重が「真打だけはもう二度と…誰にも使わせちゃ駄目なんだ」と言い、他の妖刀とは違い巨大な注連縄で封じ、厳重に保管していました。
毘灼が国重を襲撃した最大の目的となっており、本来10年かかる封印解放を3年で解放しています。
命滅契約ですら力を制限できず、抜刀していない状態でも能力が発生するという異常な妖刀。
使用者は、徐々に精神を蝕まれていってしまい、使用者以外が触れると、花の養分とされてしまいます。
使用時は、巨大な蝶が出現し、妖術は昆虫で表現。
- 「蛛(クモ)」
足元に蜘蛛の巣が発生し相手を拘束。
金縛りで足止めする術。離れた場所でも対応できる。 - 「蜻(トンボ)」
刀身がトンボの胴体、はねが生えたような状態になる。
花畑を伴った侵食する玄力を発生させる。 - 「蜈(ムカデ)」
ムカデの形に凝縮された玄力が登場。
全方位に斬撃を飛ばす。
刳雲(くれぐも)【妖刀六工】
妖刀名 | 刳雲(くれぐも) |
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契約者 | 巳坂→双城厳一→六平千鉱 |
玄力反応 | 龍の形をした雲 |
妖術 | 鳴(めい)、降(こう)、結(ゆい) |
「刳雲(くれぐも)」は、命滅契約者であった巳坂(みさか)が毘灼によって殺され、毘灼から渡され双城厳一(そうじょう げんいち)が使用していました。
千紘との戦闘により、折れてしまい、その後千紘が使用しています。
妖術は、天候で表現。
- 「鳴(めい)」
「雷鳴」雷撃にて放電する広範囲な攻撃。
殺傷力が高い攻撃の反面、溜(ため)の時間が必要なのが難点。
使用者との親和性が深まるとインターバルが短縮される。 - 「鳴・千(ちぎり)」
本領に触れる事で発揮。
黒い雷撃を体に纏う事で高速移動・攻撃力アップが可能となる。 - 「結(ゆい)」
「氷結」大量の氷を刀から発生。
氷塊として相手を凍らせて攻撃でき、氷塊の盾として防御にも活用できる。
攻防にバランスが取れた能力。 - 「降(こう)」
「降雨」シンプルに刀から水が出現。
霧として利用し、目眩ましも可能。
「鳴」・「結」と組み合わせる事で強い効果を発揮する術。
「鳴」と組み合わせると、広範囲の雷撃攻撃が必中に。
「結」と組み合わせると広範囲の氷結攻撃が可能に。
酌揺(くめゆり)【妖刀六工】
妖刀名 | 酌揺(くめゆり) |
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契約者 | 漆羽洋児(うるはようじ)→昼彦(ひるひこ) |
玄力反応 | 遊女 |
妖術 | 不明 |
「酌揺(くめゆり)」は、漆羽洋児(うるはようじ)が命名契約した一振りです。
しかし「毘灼」メンバー・昼彦が漆羽を襲撃し強奪。
妖術が発動すると、のっぺらぼうの花魁風の女性が現れます。
詳しい妖術は不明。
飛宗(とびむね)【妖刀六工】
妖刀名 | 飛宗(とびむね) |
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契約者 | 座村清市(さむらせいいち) |
玄力反応 | 羽根 |
妖術 | 鴉(カラス)、梟(ふくろう) |
「飛宗(とびむね)」は、「毘灼」により奪われていましたが、居合術の達人・座村清市(さむらせいいち)の元に戻った一振り。
妖術は鳥によって表現。
- 「鴉(カラス)」
カラスの羽根が大量に発生。
瞬間移動にて、相手を斬り伏せる。 - 「梟(ふくろう)」
巨大なフクロウが登場し、日本全土の玄力を感知できる。
妖刀を使う「カグラバチ」の各キャラクターがどんな人物なのか知りたい時は、こちらからどうぞ↓
「カグラバチ」妖術まとめ
妖刀と違い、刀を使わずとも、自身の玄力をコントロールし使用する「妖術」。
妖術師が使える特殊能力・妖術をまとめました。
餓者の炎骨(がしゃのえんこつ)
妖術名 | 餓者の炎骨(がしゃのえんこつ) |
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使用者 | 香刈 緋雪(かがり ひゆき) |
能力 | 炎を出す骨を召喚・使役 |
香刈緋雪(かがりひゆき)が使う召喚術です。
「餓者の炎骨」を懐柔し、「陸郎 手ェ貸せ」と呼ぶと炎骨が現れ、緋雪に力を与えます。
「炎骨」の体の一部を借り使用するスタイルで、「胴体」まで使用許可が出ている状態でも、他の妖術とは比較にならないほどの攻撃力を誇っています。
蔵(くら)
妖術名 | 蔵(くら) |
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使用者 | 漣家歴代当主、漣伯理(さざなみはくり) |
能力 | 亜空間を生み出す |
漣家初代当主が生み出し、歴代の漣家当主が継承してきた亜空間です。
漣家が取り仕切る楽座市に出品する品物が保管されており、登録すると自在に移動・転送が可能になります。
登録された者以外は立ち入り不可能。
当主が死亡するとアクセス権が無くなり、誰も出し入れができなくなります。
威葬(いそう)
妖術名 | 威葬(いそう) |
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使用者 | 漣家代々 |
能力 | 衝撃波を生み出す |
漣家の者が先祖代々受け継がれている能力で、11歳で習得します。
手から衝撃波を生み出し攻撃。
空中で移動することも可能です。
瞬間移動
妖術名(仮) | 瞬間移動 |
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使用者 | 柴 登吾(しば とうご) |
能力 | 自身と触れたモノを瞬間移動させる |
柴登吾(しばとうご)が使う瞬間移動術です。
移動範囲は地上・空中問わず可能で、目視できないところへも移動できます。
自身以外に触れた人・物も移動可能。
ただ、柴と共に移動した人の中には気持ち悪くなる人もおり、乗り物酔いする人には不向きのよう。
「ただの瞬間移動でもない」と指摘されており、詳細は未だ不明となっています。
結界術(けっかいじゅつ)
妖術名(仮) | 結界術(けっかいじゅつ) |
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使用者 | 美原多福(みはらたふく) |
能力 | 異空間を作り隔離 |
美原多福(みはらたふく)が使う結界術です。
現世とは別の異空間を作り出し、強制的に隔離します。
基本的に神奈備でペアを組む香刈緋雪と相手を移動させ、
二人の決着が着くまでは出ることはできません。
磁戒(じかい)
妖術名 | 磁戒(じかい) |
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使用者 | 萩原幾兎(はぎわらいくと) |
能力 | 磁力を操る |
対刳雲特選部隊の隊長・萩原幾兎(はぎわらいくと)が使う妖術。
磁力により、物質に衝撃を加えることができます。
地面に衝撃を与えたり、投げたナイフに遠隔で力を加えたりすることが可能です。
岩垂(がんすい)
妖術名 | 岩垂(がんすい) |
---|---|
使用者 | 張間梓弓(はりましゆみ) |
能力 | 岩を操る |
対刳雲特選部隊の張間梓弓(はりましゆみ)が使う妖術。
壁を作ったり、地面から岩を出したりと、岩を操る能力です。
如縛(じょばく)
妖術名 | 如縛(じょばく) |
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使用者 | 卯月清彦(うづききよひこ) |
能力 | 対象の動きを縛る |
対刳雲特選部隊の卯月清彦(うづききよひこ)が使う妖術。
こけしを媒介として、紐のようなものを出して対象を拘束します。
怪魑(かいち)
妖術名 | 怪魑(かいち) |
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使用者 | 真智カザネ(まちかざね) |
能力 | 不明 |
対刳雲特選部隊の真智カザネ(まちかざね)が使う妖術。
対双城戦の「奥の手」と言われており、重要な力を持っていると思われますが、真智が使う前に倒されてしまったため、実際の能力は不明です。
煙斧(えんぶ)
妖術名 | 煙斧(えんぶ) |
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使用者 | 伏見(ふしみ) |
能力 | 煙を操る |
湯煙スクワッドのメンバー、伏見(ふしみ)が使う妖術。
煙を飛ばし、一斉に相手を攻撃します。
体を鉄化する妖術
対刳雲特選部隊の具柄一(くがらはじめ)が使う妖術。
体を鉄化することができる能力です。
萩原幾兎との連携技も使っていました。
樹木を操る術
妖術名(仮) | 樹木を操る術 |
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使用者 | 毘灼メンバーの一人・右目が黒い人物 |
能力 | 樹木を成長させる 瞬間移動 |
毘灼の幹部メンバーが使う妖術です。
地面から樹木を生やし、人を拘束し、敵からの攻撃を防御する能力として活躍します。
炎のようにゆらめき消える能力もあります。
血鶴(ちづる)
妖術名 | 血鶴(ちづる) |
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使用者 | 昼彦(ひるひこ) |
能力 | 紙を操る |
毘灼のメンバー、昼彦(ひるひこ)が使う妖術。
折り紙のように鶴や蝶を作り、遠隔で操り相手を攪乱したり、偵察をしたりすることがでます。
紙の強度を上げ、物理的に攻撃することや、物を運ぶことも可能。
鶴は手元で折る必要があり、その火力は一度きりとなっています。
不落(ふらく)
妖術名 | 不落(ふらく) |
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使用者 | 円法炸(まどか のりさく) |
能力 | 爆発するダルマを生み出す |
双城に雇われた円法炸(まどかのりさく)が使う妖術です。
爆発するダルマを生成する能力で、手から同時に複数個出す事が可能。
全てのダルマの両目には、目が入っています。
土を人形にし操る妖術
双城の手先で、おでこと目の下に斑点がある男が使用した妖術です。
土から無数の人形を生成し操る妖術。
本体と見分けがつかないほどの精巧な人形を無数に生み出すことが可能な妖術です。
トラウマを呼び起こす妖術
双城の手先で、四角い顔で前髪を結った男が使用した妖術です。
精神感応の妖術で、脳の信号を受信し人を探すことができ、触れられるくらい近づくとトラウマを精神をイジりトラウマを呼び起こします。
トラウマを呼び起こされた者は汗だくになり、立ち上がることができなくなります。
移動陣を使った妖術
巻墨(ますみ)メンバー・炭(すみ)が使用する妖術で、床にマッキーで陣模様を描き、円の中に入った人物を転送させます。
一度に移動できる定員は4名まで。
治療術
能力が戻るまでの日数を最小限に短縮するための治療術。
複数のお札のようなものを使用します。
巻墨メンバー・炭が、伯理の回復のために行っていました。
「カグラバチ」の世界観を作り上げている妖刀・妖術は必見!
「カグラバチ」は、妖刀と妖術を中心にストーリーが進みます。
ダークファンタジー系の作品ですが、妖刀と妖術のバトルが素晴らしく、ダークながらもカッコいい世界観を作り上げています!
妖刀・妖術のバトルがカッコいい「カグラバチ」は、絶対に必見ですよ~♪