大人気作品「天国大魔境」。
謎や伏線が巧みに仕掛けられている、
考察好きにはたまらない作品となっています。
特に「日本神話」との関係が確認できており、
作中に登場する「あめのぬぼこ」や
登場人物の名前の由来が日本神話からだと分かっています。
この記事は、
「天国大魔境」と「日本神話」の関係をまとめ、考察しました。
- 「トキオ」や「コナ」の名前は、日本神話とどう関係しているの?
- 「ヒルコ」も神話と関係しているってホント?
という方は、参考にどうぞ。
「日本神話」から「天国大魔境」を独自考察!
ネタバレを多く含みます。まだ天国大魔境を読み進めていない方は注意!
※9巻までの内容を含みます
- 「天国大魔境」日本神話由来ワードまとめ【考察】
- トキオの由来「時置師神(ときおかしのかみ)」
- コナの由来「少名毘古那(すくなびこな)」
- ミミヒメの由来「天忍穗耳尊(あめのおしほみみ)」
- タカの由来「建御名方神(たけみなかたのかみ)」
- シロの由来「事代主神(ことしろぬしのかみ)」
- ミチカの由来「建御雷神(たけみかづちのかみ)」
- ナタの由来「御倉板挙之神(みくらたなのかみ)」
- サクヤの由来「木花之佐久夜毘売(このはなのさくやびめ)」
- アンズの由来「天宇受売命(あめのうずめのみこと)」
- タラオの由来「天手力男神(あめのたぢからおのかみ)」
- ククの由来「多邇具久(たにぐく)」
- オーマの由来は「大禍津日神(おおまがつひのかみ)」?
- マコの由来は「火遠理命 (ほおりのみこと)・山幸彦(やまさちひこ)」?
- イワの由来は「石長比売(いわながひめ)」?
- トトリの由来は「鳥取神(ととりのかみ)」?
- アスラの由来は「天照大御神 (あまてらすおおみかみ)」?
- ナナキの由来は「泣沢女神(なきさわめ)」?
- 竹早桐子・春希の由来は「建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)」?
- 猿渡照彦の由来は「猿田彦(さるたひこ)」?
- 稲崎露敏(ロビン)の由来は「伊耶那岐命(いざなぎのみこと)」?
- あめのぬぼこ
- まひらくつのくれくれ…
- ヒルコの由来は「蛭子(ひるこ)」?
- 高原学園の由来は「高天原(たかまがはら)」?
- 八咫鏡(やたのかがみ)は三種の神器がモデルと予想
- i373(ミーナ)の由来は「伊邪那美命 (いざなみのみこと)」?
- ヤマトの由来は「日本武尊(やまとたけるのみこと)」?
- ハニの由来は「波邇夜須毘古 (はにやすびこ)」?
- モモイカの由来は「思金神 (おもいかねのかみ)」?
- 天国大魔境を日本神話から展開予想!【考察】
「天国大魔境」日本神話由来ワードまとめ【考察】
登場人物・固有名詞 | 日本神話の由来 | 概要 |
---|---|---|
トキオ | ときおかしのかみ | イザナギの服から生まれた神。 |
コナ | すくなびこな | この世の最初の三神(ひとり神)・別天つ神(コトアマツカミ)の一人カミムスビの子供。 |
ミミヒメ ほしおあかり (星尾あかり) |
あめのおしほみみ | スサノオの息から生まれた神。 天皇家の先祖ニニギノミコトの父にあたる。 |
タカ みなみかたみと (南方弥刀) |
たけみなかた | 諏訪大社の祭神。オオクニヌシの御子神。 |
シロ うさみしゅん (宇佐美俊) |
ことしろぬし | オオクニヌシの御子神。 宇佐美はシロウサギ?ミミヒメのウサギ耳にかかってる? |
ミチカ たけづかみちか (竹塚ミチカ) |
たけみかづち | 火の神ヒノカグツチの血が岩に飛び散って生まれた三神の一柱。雷神や剣の神とされる。 相撲の元祖ともされる神。 |
ナタ みくらまなか (三倉まなか) |
みくらたな | イザナギが生んだの首飾りの珠から生まれた神。アマテラスに授けられた。 |
サクヤ やさかなのは (八坂なのは) |
このはなのさくやひめ | オオヤマツミの子供。ニニギの妻。 |
アンズ うめづのあ (梅津乃亜) |
あめのうずめ | 岩戸隠れと天孫降臨に関わった神。 |
タラオ | あめのたぢからお | 岩戸隠れと天孫降臨に関わった神。 |
クク | たにぐく | 大国主神の神話に出てくるヒキガエル。 |
オーマ たけづかおーま (竹塚オーマ) |
【予想】おおまがつひのかみ | イザナギが黄泉の穢れを祓った時に生まれた神。災厄を司る神。 |
マコ ほりさちお (堀さちお) |
【予想】ほおりのみこと・やまさちひこ | 瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)と木花之佐久夜毘売(このはなのさくやびめ)子。神武天皇の祖父。 | イワ | 【予想】いわながひめ | オオヤマツミの子供。 |
トトリ | 【予想】ととりのかみ | オオクニヌシの6番目の妻。トリナルミノカミを生んだ。 |
アスラ | 【予想】あまてらすおおみかみ | 皇室の祖先とされる太陽女神。 |
ナナキ | 【予想】なきさわめ | イザナミを亡くしたイザナギの悲しみの涙から生まれた香具山の井戸の神。 |
竹早桐子・春希 | 【予想】たけはやすさのおのみこと | ヤマタノオロチを退治した、イザナギの禊で生まれた三貴神の一人。 |
猿渡照彦 (迫田) |
【予想】猿田彦(さるたひこ) | 天孫降臨のみに登場する神。 |
稲崎露敏(ロビン) | 【予想】いざなぎのみこと | 日本の国土を生み出した男神。最古の夫婦神。 |
あめのぬぼこ (園長が命名した小惑星) |
あめのぬぼこ | イザナギ神とイザナミ神が天から下界の海をかき回した矛。 |
まひらくつのくれくれ (ミーナ認証システム合言葉) |
まひらくつのくれくれ | 「日本書紀」に記された童歌の一節。意味は不明。 |
ヒルコ | 【予想】蛭子(ひるこ) | イザナギとイザナミが日本を創造(国生み)するために生んだ最初の子ども。 |
高原学園 | 【予想】高天原(たかまがはら) | 天上の世界。 |
八咫鏡 | 八咫鏡(やたのかがみ・やたかがみ) | 三種の神器の一つ |
i373(ミーナ) | 【予想】イザナミ | 国産み・神産みにおいて、日本国土を形づくる多数の子をもうけた神。 |
ヤマト | 【予想】ヤマトタケル | 「古事記」「日本書紀」「風土記」に登場する伝説的英雄。 |
ハニ | 【予想】ハニヤス | イザナミから生まれた土壌の神。 |
モモイカ | 思金神 (おもいかねのかみ) | 天照大神を岩戸から出す際に知恵を授けた神。 |
ライマ | ? | ? |
「天国大魔境」に登場するキャラ名と
固有名詞を一覧にし、日本神話との関係をまとめました!
【予想】と記してあるところは、
「公式ガイドブック」には記載されていない、独自考察となっています。
今後、改名後の名前や詳細がわかりましたら、随時更新していきます~!
「天国大魔境」公式コミックガイドは、
かなり詳しく解説されているので、オススメ!!
トキオの由来「時置師神(ときおかしのかみ)」
伊耶那岐神が黄泉国から帰還して禊をする際に、身に着けたものを脱いで化成した十二神(衝立船戸神・道之長乳歯神・時量師神・和豆良比能宇斯能神・道俣神・奥疎神・奥津那芸佐毘古神・奥津甲斐弁羅神・辺疎神・辺津那芸佐毘古神・辺津甲斐弁羅神)の内、投げ捨てた嚢に成った神。
トキオの名前の由来が「ときおかしのかみ」だと
公式ガイドブックにより確定しています。
時量師神(ときはからしのかみ)とも言われることも。
黄泉の国から帰ってきたイザナギが穢れを祓う禊(みそぎ)を行うため、
身につけていた衣服を投げ捨てた時に生まれた十二神のうちの、御裳(みも:腰から下にまきつける衣服)が化生した神。
「御裳を解いて、生命力と併せて黄泉国の邪悪な穢れを除去する神」
という説もあります。
コナと結ばれる際に、
トキオが衣服を脱ぎ捨てていたシーンが思い出されますね。
コナの由来「少名毘古那(すくなびこな)」
大国主神が出雲の御大の岬に居たとき、この神が、波頭から天の羅摩(かがみ。カガイモのこと)の船に乗り、鵝を丸剥ぎにした皮を着てやってきた。名前を問うたが答えず、大国主神に従う神たちもわからなかった。正体を知る久延毘古が、神産巣日神の子の少名毘古那神だと明かしたので、それを神産巣日神に申上すると、神産巣日神はそれを肯定して、子供らの中で自分の手の股から抜け出た子だと述べ、更に、大国主神と共に葦原中国を作り堅めるよう告げた。そうして二神の共同で国を作り堅めた後、少名毘古那神は常世国に渡っていった。
仲哀記には、息長帯日売命(神功皇后)が太子(応神天皇)に酒を奉る際に詠んだ歌に「須久那美迦微(すくなみかみ)」の名で見え、酒の神として称えられている。
コナの名前の由来が「すくなびこな」だと
公式ガイドブックにより確定しています。
「すくなびこな」は、国造りの協力神、医薬・温泉・まじない・穀物・知識・酒造・石の神と、様々な性質を持つ神とされています。
特に古来では薬とされていた酒を広めたことから、酒造の神とされています。
オオクニヌシと共に山や丘の造物者としても登場し、命名神ともなっています。
コナが見たことも無い不思議な絵を描くところや、子供を作るところに、
「造物者」というところが重なるような気がしますね。
ミミヒメの由来「天忍穗耳尊(あめのおしほみみ)」
日本神話に登場する神。忍は「威力ある」の意,穂は稲穂,耳は神・人名の語尾につく称辞。正しい名は「正勝吾勝勝速日天忍穂耳命」である。『古事記』『日本書紀』によると,この神は天照大神(アマテラスオオミカミ)と素戔嗚尊(スサノオノミコト)のウケヒ(占いの一種)によって生まれた。アマテラスの髪飾りの玉を,スサノオが聖泉ですすいだあと,噛んで吹き出した,その霧のなかから出現したという。天降った天皇家の先祖神瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)の父に当たる。日本神話のなかで中心的な位置にある。『古事記』はアマテラスが最初アメノオシホミミを天降らせようとしたが,その準備中に生まれたニニギを天降らせたとする。『日本書紀』は,この神について「天忍骨尊」という異伝をのせている。
ミミヒメの名前の由来が「あめのおしほみみ」だと
公式ガイドブックにより確定しています。
「あめのおしほみみ」はアマテラスとスナノオの誓約から生まれた五皇子の長男で、神武天皇の高祖父にあたります。
「タクハタチヂヒメ」との間に「ニニギ」をもうけています。
名前の意義としては「まさしく立派に私は勝った、勝利の敏速な霊力のある、高天の原直系の、威圧的な、稲穂の神霊」という意味をもっています。
ミミヒメは「星尾あかり」と改名しますが、
「星尾(ほしお)」も「あめのおしほみみ」が由来になっているのが分かりますね。
タカの由来「建御名方神(たけみなかたのかみ)」
大国主神の子。建御雷神が葦原中国平定のために遣わされた際、建御雷神に力競べを挑むが、力に負けて逃走した。建御雷神に追われた建御名方神は、科野国(信濃国)の州羽海まで追い詰められて殺されそうになったため降伏し、大国主神・事代主神の二神の意を受け入れ、葦原中国の献上を誓った。
タカの名前の由来が「たけみなかた」だと
公式ガイドブックにより確定しています。
オオクニヌシの子で、タケミカヅチと力比べをして負けた神様となっています。
9巻で、まさに名前の由来が回収される展開がありましたね。
タカは「南方弥刀(みなみかたみ)」と改名しますが、
両方とも「たけみなかた」が由来なのが分かりますね。
「刀」という字が入っているのも
タカの能力を示しているように感じられます。
シロの由来「事代主神(ことしろぬしのかみ)」
大国主 (おおくにぬし)神の子。別名八重言代主 (やえことしろぬし)神。母は神屋楯比売命 (かむやたてひめのみこと)。国譲りを求められた大国主神が、自分にかわって事代主神に答えさせたところ、国土を天神の御子 (みこ)に献上するといって、拍手 (かしわで)を打って海中に青葉の垣を現出させ船を傾けその中に隠れたという。島根県美保関 (みほのせき)町にある美保神社の祭神。→事代主命 (ことしろぬしのみこと)
シロの名前の由来が「ことしろぬし」だと
公式ガイドブックにより確定しています。
オオクニヌシの子で、
タケミカヅチに国譲りを迫られ、青柴垣の中に隠れてしまった神様です。
ミミヒメの為だったら命をも懸けているシロのイメージとは、
ちょっと違う感じですよね。
言代主神とも記され、
コトは(言)、シロは(知る)という意を持ち、
託宣(その意志を述べること)の神とされています。
シロは宇佐美俊(うさみしゅん)と改名しますが、
大好きなミミヒメのウサミミから
「シロウサギ(シロ宇佐美)」?
とも予想できます。
ミチカの由来「建御雷神(たけみかづちのかみ)」
伊耶那美神が迦具土神を生んだことによって神避りし、伊耶那岐神が迦具土神の頸を斬った際、刀の本についた血が湯津石村に走りついて成った三神(甕速日神・樋速日神・建御雷之男神)の第三。またの名を、建布都神・豊布都神という。
葦原中国の平定に際しては、高天原から葦原中国へ派遣する三度目の使者の候補として、伊都之尾羽張神(天之尾羽張)とその子、建御雷之男神の名が挙がり、建御雷之男神が天鳥船神とともに派遣されることとなった。出雲国の伊耶佐の小浜に降り立って、大国主神との国譲りの交渉に当たり、事代主神、建御名方神、大国主神を次々と帰順させることに成功した。
ミチカの名前の由来が「たけみかづち」だと
公式ガイドブックにより確定しています。
タケミカヅチは高天原 (たかまがはら)から出雲 (いずも)に使者として派遣され、
コトシロヌシとタケミナカタとオオクニヌシに、国譲りを承知させた神となっています。
「雷神」かつ「剣の神」とされています。
9巻では「タケミナカタ由来」のタカと戦い勝っており、
戦い方もスピード重視で、まさに「雷神」でした。
名前だけでなく、作中のミチカの由来そのままのように感じられます。
ミチカは大災害後に「竹塚ミチカ」と改名しており、
ほぼ「たけみかづち」そのままな名前になっています。
ナタの由来「御倉板挙之神(みくらたなのかみ)」
伊邪那岐命 (いざなぎのみこと)が天照大御神 (あまてらすおおみかみ)に高天原 (たかまがはら)の支配を命じたときに、厳かに授けたとされている、首飾りの珠 (たま)の名。倉に納められる稲種 (いなだね)の神霊で、宇迦之御魂 (うかのみたま)神らと同類の神を表していたと思われる。
ナタの名前の由来が「みくらたな」だと
公式ガイドブックにより確定しています。
大災害後にナタは「三倉まなか」と改名し、
「ナタ」と「みくらたな」そのままな名前となります。
「みくらたな」は首飾りの珠なのですが、高天原の統治を命じる際にアマテラスに渡されています。
「高天原の統治」を任す時に渡されたアイテム、となっています。
いっぽうナタは、魔境編で、日本を復興する際や
マルとキルコを天国に導く際の重要なブレーンとなっています。
なんとなく、高原学園の良い方向へ導く「アイテム」というイメージにも合いそうですよね。
園長と三倉まなかの関係性については、
こちらの記事をどうぞ↓
サクヤの由来「木花之佐久夜毘売(このはなのさくやびめ)」
【紀】木花之開耶姫 邇邇芸命 (ににぎのみこと)の妻の女神。別名神阿多津比売 (かむあたつひめ)(記)、鹿葦津 (かしつ)姫、神吾田 (かむあた)鹿葦津姫、豊吾田津 (とよあたつ)姫、吾田津姫(紀)。大山津見神 (おおやまつみのかみ)の娘で、石長比売 (いわながひめ)の妹。火照 (ほでり)命、火須勢理 (ほすせり)命、火遠理 (ほおり)命の母。邇邇芸命との一夜の契りによって妊娠し、邇邇芸命に国神 (くにつかみ)の子ではないかと疑われると、「妊娠している子が天神 (あまつかみ)の子なら無事に生まれるでしょう」と祈誓 (きせい)し、戸のない殿に籠 (こも)り、土で隙間 (すきま)を塗りふさいで火をつけ、その中で3人の男児を次々に生んだという。→木花開耶姫 (このはなさくやひめ)
サクヤの名前の由来が「このはなのさくやひめ」だと
公式ガイドブックにて確定しています。
美しい女神とされ、火中で出産するという強さをもつ神として伝えられています。
サクヤは、いつも適確な返答をし、しっかりもののイメージはありますね。
今後、美しく強い女神のような活躍があるのでしょうか?
大災害後に「八坂なのは」と改名しており、
合わせると「このはなのさくやひめ」そのままな名前になります。
アンズの由来「天宇受売命(あめのうずめのみこと)」
天の石屋段では石屋にこもった天照大御神を外に招き出すため神がかりをし、諸神の笑いを誘う。また天孫降臨段では天の八衢にいた猿田毘古神の名を顕すとともに邇々芸命の随伴神の一人として登場する。さらに猿女の君段では天降りの先導をした猿田毘古神を送るとともに、その名を負って奉仕するよう命じられたため猿女君と呼ぶことになる。また同段では諸々の魚たちに天つ神御子への奉仕を誓わせ、答えなかった海鼠の口を裂いたともある。
アンズの名前の由来が「あめのうずめ」だと
公式ガイドブックにて確定しています。
アンズは踊りが上手で、タラオの目を覚まそうと
部屋の外で踊りを踊っていました。
「あめのうずめ」もアマテラスを外に出そうと踊りを披露しており、
まさに由来通りですよね。
天孫降臨では猿田彦に道案内させているところも、
アンズがキッカケでキルコ達が猿渡に出会う展開になるのでは…?
ともイメージできますね。
タラオの由来「天手力男神(あめのたぢからおのかみ)」
天の石屋・天孫降臨段に登場する神。天石屋戸に隠る天照大御神の御手を取って引き出し、邇々芸命の降臨に随伴した。
タラオの名前の由来が「あめのたぢからお」だと
公式ガイドブックにより確定しています。
「あめのたぢからお」は力持ちの神で、天石屋 (あめのいわや)に籠 (こも)ったアマテラスを引きずり出した神として知られています。
タラオも病気になる前は、
タカが持ち上げられない石を放り投げていた、と3巻で説明されていました。
医者の猿渡も「タラオは力が強いからね」と言っており、
まさに由来通りだと感じます。
ククの由来「多邇具久(たにぐく)」
大国主神が出雲の御大(みほ)の岬にいたとき、海上から神がやってきたが、その正体をだれも知らなかった。多邇具久(たにぐく)が、久延毘古が知っているはずだというので呼び寄せて問うと、久延毘古は、その神が神産巣日神の子の少名毘古那神であることを明かした。
この神は、今いう山田之曾富騰(やまだのそほど)であり、足で歩きはしないが、ことごとく天下の事を知っている神である、と説明されている。
ククの名前の由来が「たにぐく」だと
公式ガイドブックにより確定しています。
「たにぐく」はオオクニヌシの神話に出てくるヒキガエルで、誰も知らない神の名(すくなびこな)を久延毘古(くえびこ)なら知っているとオオクニヌシに注進した蛙となっています。
ククは大きな跳躍力を持ち、壁にくっつく事ができたところからも、
由来通りのヒキガエルをイメージさせられますよね。
トキオに「赤ちゃん」の存在を教え連れて行った展開も、
くえびこの存在をオオクニヌシに教えた話と重なります。
オーマの由来は「大禍津日神(おおまがつひのかみ)」?
伊耶那岐神の禊において、中の瀬ですすいだ時に成った二神(八十禍津日神・大禍津日神)の第二。この二神は、穢れの多い国(黄泉国)に行った時の穢れによって成った神であると述べられている。
オーマの名前の由来は
「おおまがつひのかみ」と予想。
「オーマ」と「おおまが」が似ていますし、
大災害後に改名された「竹塚オーマ」にも似ています。
「おおまがつひのかみ」は、
イザナギが黄泉国 (よもつくに)で身につけてきた穢れを祓った時に生まれた神です。
オーマには、目を見ると強制的に恐怖の幻覚を見せられる能力がありますが、
「穢れ」に通じるように感じられます。
「おおまがつひのかみ」には、
八十枉津日神(やそまがつひのかみ)という対になる神がいますが、
もしかしたらオーマと対になるようなキャラが登場するかもしれませんね。
マコの由来は「火遠理命 (ほおりのみこと)・山幸彦(やまさちひこ)」?
火遠理命(ほおりのみこと、山佐知毘古・山幸彦)と火照命(ほでりのみこと、海佐知毘古・海幸彦)の神話では、鉄製の釣針は山幸彦が海神の宮へと行く切っ掛けとなる一方で呪詛の対象となり、物語の中で重要な役割をはたす。
マコの名前の由来は、
「火遠理命 (ほおりのみこと)・山幸彦(やまさちひこ)」と予想。
「やまさちひこ」にマコという名前が入っていますし、
大災害に改名した「堀さちお」という名前は、「ほおりのみこと」と「やまさちひこ」が混ざっているように見えます。
「火遠理命 (ほおりのみこと)」と山幸彦(やまさちひこ)は同じ神様で、
ニニギと木花之佐久夜毘売 (このはなのさくやびめ)の子となっています。
兄の海佐知毘古 (うみさちびこ)から借りた釣り針を漁の最中になくし、返せと兄に迫られて困って海辺で泣いていると、塩椎神 (しおつちのかみ)が現れ、無間勝間 (まなしかつま)の舟に乗せられて海神 (わたつみ)の宮に行った。そこで海神の娘の豊玉毘売命と結婚し3年暮らしたのち、鯛 (たい)ののどに刺さっていた釣り針と塩盈珠 (しおみつたま)と塩乾珠 (しおひるたま)を海神からもらって陸に帰り、海神の助けと珠の力で兄を降参させた。その結果、火照命の子孫の隼人 (はやと)たちが朝廷に奉仕することになったという。
兄から借りた釣り針を失くして困っていたけれど、海神の国へ行き救われたという話です。
9巻までのマコには全く重ならない話ですが、鉄製の釣針は当時希少で高価な物だったでしょうし、「鉄製で希少=キル光線」なイメージを持ちますが・・・
もしかしたら今後、マコが拾ったキル光線のおかげでマコが救われる展開があるかもしれません。
イワの由来は「石長比売(いわながひめ)」?
大山津見神の娘で、木花之佐久夜毘売の姉。邇々芸命が木花之佐久夜毘売を見初め、大山津見神に婚姻の許可を求めたところ、父神は大いに喜び、姉である石長比売を添えて多くの結納品と共に差し出した。
しかし、邇々芸命は石長比売が非常に醜いことを理由に送り返し、木花之佐久夜毘売とのみ一夜の交わりを持った。父神はこれを恥じて、娘を二人とも差し上げたのには理由があったと明かす。父神は、「二人の娘を献上する際、石長比売を召し使えば、天つ神である御子の命は岩の如く不動となり、木花之佐久夜毘売を召し使えば、木の花の如く栄える、とうけい(誓約)をしていたので、木花之佐久夜毘売だけを留めたということは、天つ神である御子の命は桜の花のように短くなるだろう」と告げた。
これが、今に至るまで天皇たちの寿命が長くない理由であると伝える。
イワの名前の由来は、
「石長比売(いわながひめ)」だと予想。
サクヤの由来である木花之佐久夜毘売 (このはなのさくやびめ)の姉ですが、今のところ作中での二人はほぼ接触はありません。
「いわながひめ」は醜女で送り返されていますが、イワは醜女というイメージではないですが…
男性に送り返されるような辛い展開がこれからあるのか?
イワの改名後の名前が判明すると、また違ってくるかもしれませんが
予想が当たるのか、これからの展開を見守りたいですね。
トトリの由来は「鳥取神(ととりのかみ)」?
大国主神の系譜中に見える。八島牟遅能神の娘で、大国主神との間に鳥鳴海神を生んだ。
トトリの名前の由来は、
「鳥取神(ととりのかみ)」だと予想。
大国主神の六番目の妻で鳥鳴海神を生んでいます。
トトリはタカの子供と確定していますが、
ホテル王になる夢を叶えられるのかどうかが注目なキャラとなっています。
大空を自由に羽ばたく鳥のようなイメージもあり、ぴったりな名前だと思います。
アスラの由来は「天照大御神 (あまてらすおおみかみ)」?
【紀】天照大神 皇室の祖先とされる太陽女神。別名大日孁貴 (おおひるめのむち)。伊邪那岐命 (いざなぎのみこと)の娘で、天之忍穂耳 (あめのおしほみみ)命ら5神の母。伊邪那岐命が黄泉国 (よもつくに)から帰り、禊 (みそぎ)をしたとき、左の目から生まれ、すぐ父により高天原 (たかまがはら)の支配を命じられた。大国主神 (おおくにぬしのかみ)に葦原中国 (あしはらのなかつくに)を献上させ、そこに支配者として孫の邇邇芸 (ににぎ)命を降 (くだ)らせた。伊勢 (いせ)神宮(内宮 (ないくう))の祭神。→天照大神
アスラの由来は、
「天照大御神 (あまてらすおおみかみ)」だと予想。
「アスラ」は「あまてらす」に3文字とも含まれているので、可能性は高いですよね。
「天照大御神 (あまてらすおおみかみ)」は天皇の祖とされる皇祖神で、太陽神、農耕神、機織神など多様な神格を持っています。
予知能力や治癒能力、飛行能力など、様々な能力を持ち、
どこか他の生徒とも違ったアスラのイメージに合いますよね。
死亡しているため今後の登場があるかは分かりませんが、
天岩戸に引き篭った天照大御神が再び出てくる、という有名な話からも、
もしかしたら、再び登場するかもしれません。
これからのアスラの登場を見て、「天照大御神 (あまてらすおおみかみ)」がモデルなのか、確認したいですね。
予知能力や飛行能力など持っており、今後重要なキャラな気がします~
ナナキの由来は「泣沢女神(なきさわめ)」?
伊耶那美神が迦具土神を生んだことによって神避りした際、伊耶那岐神が悲しんで、女神の枕の方に腹這いしたり、足の方に腹這いして泣いたときに、涙に成った神。香山の畝尾の木本に鎮座するとある。
ナナキの由来は、
「泣沢女神(なきさわめ)」と予想。
ナナキとイワはカップルです。
「なきさわめ」はイザナミを亡くしたイザナギが流した悲しみの涙でしたが、
イワを亡くし悲しみの涙を流すシーンが登場するのか?
泣沢女神は、死者の復活を願う役割を担っているという説もあります。
ナナキの由来が「泣沢女神(なきさわめ)」なのか…今後の展開を期待!
竹早桐子・春希の由来は「建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)」?
【紀】素戔嗚尊 天照大御神 (あまてらすおおみかみ)や大国主神 (おおくにぬしのかみ)とともに、日本神話の主役として活躍した神。正しくは建速 (たけはや)須佐之男命。伊邪那岐 (いざなぎ)命の子で、天照大御神と月読 (つくよみ)命の弟。櫛名田比売 (くしなだひめ)と神大市比売 (かむおおいちひめ)の夫で、多紀理毘売 (たきりびめ)命、市寸嶋比売 (いちきしまひめ)命、多岐都比売 (たきつひめ)命、須勢理毘売 (すせりびめ)命、五十猛 (いそたける)神、八嶋士奴美 (やしまじぬみ)神などの父であり、大国主神は5世または6世の子孫とも、また子であるともいわれる。高天原 (たかまがはら)では天照大御神にひどい乱暴をして、天照大御神が天石屋 (あめのいわや)に籠 (こも)り世界が常夜 (とこよ)になる事件を起こしたが、追放され出雲 (いずも)に降 (くだ)ると、八俣遠呂知 (やまたのおろち)を退治して、その尾から発見した草那芸剣 (くさなぎのつるぎ)を天照大御神に献上し、生命を助けた櫛名田比売 (くしなだひめ)と須賀 (すか)に宮殿を建て結婚した。その後根堅州国 (ねのかたすくに)の主となり、大国主神が訪ねてきて娘の須勢理毘売と結婚するといろいろな虐待を与えたが、最後には、琴と生大刀 (いくたち)と生弓矢 (いくゆみや)を盗んで須勢理毘売を背負って逃げて行く大国主神に、黄泉比良坂 (よもつひらさか)から大声で呼びかけ、国の主となれといって祝福した。
竹早桐子・春希の由来は、
「建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)」だと予想。
竹早(たけはや)は「たけはやす」と重なりますよね!
「すさのおのみこと」は、ヤマタノオロチを退治した人物としても有名で、
日本神話の主役ともとれる神!
オオクニヌシを現世の統治者と認めることも
「たけはやすさのおのみこと」の役割でもあり、
キルコが誰かをそのように誰かを認める展開が来る…?
マルを現世の(天国の)統治者に認める…とか?
キルコの展開を最後まで見届けて、確認しなきゃですね。
猿渡照彦の由来は「猿田彦(さるたひこ)」?
天孫降臨の先導をした神。天つ神たちによる葦原中国の平定が済み、天孫の邇々芸命が天降りしようとした際、天の八衢に、上は高天原を、下は葦原中国を照らす神がいた。そこで、天照大御神と高木神の命で天宇受売命が遣わされ、天降りの道に立ちはだかるのは誰かと問うたところ、その神は、国つ神の猿田毘古神と名乗り、天孫の降臨を聞きつけ、御前に仕える為に参上したのだと打ち明けた。
その後、天宇受売命は、猿田毘古神の正体を明らかにした故を以て、その神の送り出しを命じられ、さらに、その名前を貰い受けて奉仕することを命じられた。天宇受売命の子孫の猿女君(さるめのきみ)らが、猿田毘古之男神の名前を負って、その女を猿女君と呼ぶのは、ここに由来するのだという。
「猿渡照彦」の由来は、
「猿田彦(さるたひこ)」だと予想。
「さわたりてるひこ」と「さるたひこ」の響きは似ていますし、
「照」も「猿田彦」の意味に通じます。
改名後の名前も「迫田(さこた)」なので、似ていますね。
「猿田彦」は、
アマテラスの案内役として先導した神となっています。
稲崎露敏(ロビン)の由来は「伊耶那岐命(いざなぎのみこと)」?
神世七代の第七代で、女神の伊耶那美神と対偶をなす男神。天つ神の命により二神で国土を修理固成し、婚姻を経て国々や神々を生んだ。
やがて火の神を生んで伊耶那美神が神避りすると、伊耶那岐神はこれを追って黄泉国へ赴くが、禁忌を犯して伊耶那美神の姿を見てしまったために追われることとなり、逃れ去って黄泉つひら坂を塞いだ。別れ際に伊耶那美神が人を日に千人殺すことを宣言したのに対して、伊耶那岐神は日に千五百の産屋を立てることを宣言した。本文は、この故に一日に必ず千人死に、千五百人生まれるのである、と伝えている。
伊耶那岐神が黄泉国のけがれを落とすために禊ぎをすると、持ち物や体から神々が生まれた。両目・鼻から生まれた天照大御神・月読命・建速須佐之男命の三貴子に対しては、それぞれが治めるべき国を定めた。
「稲崎露敏」の由来は、
「伊耶那岐命(いざなぎのみこと)」だと予想。
「稲崎」と「イザナギ」はとても似ているので、
「神々を生んだイザナギ」が由来となっていそうですが…
となると、かなりのキーマンになる可能性も!?
稲崎露敏ことロビンは、竹早桐子・春希の兄貴分で
浅草時代のリーダー的存在でした。
茨城の大ろ過装置で秘密の人体実験をしていたりと、
裏の顔も覗かせていました。
さらにキルコを傷つけマルにノックアウトされていましたが、
イザナギがロビンの由来だとしたら、まだまだ登場し活躍しそうですよね!
もしかしたら、大災害後の世界に何かを生み出す展開が来るのかも?
稲崎露敏の再登場に、要注目です。
あめのぬぼこ
天つ神諸々のご命令で、
伊耶那岐命・伊耶那美命の二柱の神に、「この漂っている国を整え固めて完成させなさい」と仰って、
天の玉矛をお与えになってご委任なさった。
それで、二柱の神は、天の浮橋にお立ちになって、
その玉矛を指し下ろしてかき回しなさって、
海水をコオロコオロとかき鳴らして引き上げなさった時に、
その矛の先から滴り落ちた海水が重なり積もって島となった。
「あめのぬぼこ」は、作中に登場する園長が命名した小惑星の名称です。
8巻で地球に衝突し、大災害が起こりました。
日本神話に登場する「あめのぬぼこ」は、
イザナギ神とイザナミ神が天から下界をかき回した矛の名前となっています。
日本にも大災害を起こした小惑星に「国生み」をする矛の名をつけるところに、
上仲園長の気持ちが表れています。
まひらくつのくれくれ…
「日本書紀」のうち、斉明天皇について記された巻に掲載されている童謡の一節。
民衆の間で流行した、作者不明の流行歌とされる。意味は解明されていない。「天国大魔境」公式ガイドブックより
「まひらくつのくれくれ…」は、8巻に登場した「ミーナの認証合い言葉」として登場しました。
これは日本書紀に登場する、意味不明な流行謡の一節でした。
一般的には知られていない意味不明な言葉なので、
本人認証の合言葉としては最高な言葉ですよね。
この合言葉をキッカケに、
上仲園長はミーナの認証を得ることになります。
ヒルコの由来は「蛭子(ひるこ)」?
伊耶那岐・伊耶那美の二神が初めに生んだ子。淤能碁呂島で天之御柱を廻る際、女神の伊耶那美が男神の伊耶那岐よりも先に声をかけて交わったことで、水蛭子が生まれ、葦船に入れて流し去られた。次に生まれた淡島と共に、二神の子のうちには数えられないと本文中に記されている。
「蛭」「水蛭」はヒルと読み、血を吸う環形動物を指す。これを字義通りに解する説では、『日本書紀』の第五段一書一と一書二に、三歳になっても脚が立たなかった、とあることなどから、肢体の不自由な子、もしくは蛭のように骨のない体の子という意味に解される。
「ヒルコ」の由来は、
「蛭子(ひるこ)」だと予想。
蛭子は、「神様が最初に生んだ子」を意味します。
作中では人食いの正体である学園の生徒達の呼び名として登場しますが、ミーナが生んだ「最初の子」という意味があるように感じます。
いっぽうで蛭子は、
「肢体の不自由な子、もしくは蛭のように骨のない体の子」と解釈されており、作中のヒルコ達の姿形にも通じるかもしれません。
言葉もそのままですし、
「ヒルコ=蛭子」なのは、間違いなさそうですね。
ヒルコについては、
こちらで考察しています↓
高原学園の由来は「高天原(たかまがはら)」?
天地のはじまりの時、高天原という場所に、神々が出現した。はじめに出現したのは天之あめの御中主みなかぬしの神かみ、次に高たか御産巣みむす日神ひのかみ、その次に神かむ産巣むす日神ひのかみだった。その後、地上世界がまだ未成熟で、水面に浮いた脂と同じく、クラゲのように漂う状態であった時に、葦の若芽のように萌えあがるものによって出現した神は、宇摩志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこじのかみ)、ついで天之常立神(あめのとこたちのかみ)であった。
「高原学園」の名前の由来は、
「高天原(たかまがはら)」だと予想。
高天原は、神々が生まれ住む場所です。
高原学園は、ヒルコである生徒達が生まれ育った場所でした。
文字から見ても、「高原学園」という名前は「高天原」が由来で間違いないでしょう。
「高原学園」という名前は上仲学園長が付けたのでしょうから、
当初から「神の国=天国」を作りたかったのかな、と察せられます。
八咫鏡(やたのかがみ)は三種の神器がモデルと予想
三種の神器の一。天照大神あまてらすおおみかみが天の岩屋に隠れたとき、大神の出御を願い、石凝姥命いしこりどめのみことが作ったという鏡。伊勢神宮に御霊代みたましろとして奉斎。やたかがみ。
コトバンクより
9巻で迫田医師が持っていた鏡に書かれていた「八咫鏡」は、
三種の神器のひとつの八咫鏡(やたのかがみ)が由来でしょう。
アンジュラス対策として登場した鏡でしたが、
全く活躍せず、割れてしまいました。
岩屋に隠れた天照大神を引き出す際に使った神器なので
先導役の猿田彦(猿渡)が使用したのも頷けます。
i373(ミーナ)の由来は「伊邪那美命 (いざなみのみこと)」?
【紀】伊弉諾・伊弉冉尊 国土の島と多くの神を生んだ創造神。一面の海だった下界にまず淤能碁呂島 (おのごろじま)をつくり、その上に降 (くだ)り兄妹で結婚し、多くの島と神々を生んだが、火の神を生んだために、伊邪那美命はやけどを負って死に、黄泉国 (よもつくに)に行って、そこを支配する黄泉津大神 (よもつおおかみ)となった。伊邪那岐命は妻を慕って黄泉国まで迎えに行くが、連れ帰ることに失敗して地上に戻り、筑紫 (つくし)の阿波岐 (あわき)原で禊 (みそぎ)をすると、その最後に、左右の目と鼻から天照大御神 (あまてらすおおみかみ)と月読 (つくよみ)命と須佐之男 (すさのお)命が生まれた。兵庫県淡路 (あわじ)島の伊弉諾神宮の祭神。伊勢 (いせ)神宮の別宮にも伊佐奈岐宮・伊佐奈弥宮がある。→伊弉諾・伊弉冉尊
i373(ミーナ)の由来は、
「伊邪那美命 (いざなみのみこと)」だと予想。
ミーナの正式名称「i373」は、そのまま「イザナミ」と呼べるので、当たってそうですよね。
「伊邪那美命 (いざなみのみこと)」は多くの神々を生み落としたことから、子宝や安産祈願の神として信仰されています。
高原学園の生徒全員を産んでいるミーナなので、イメージもそのままです!
ミーナの正式名称「i373」の由来は、「伊邪那美命 (いざなみのみこと)」で、ほぼ間違いないでしょう。
イザナミは黄泉津大神(よもつおおかみ)という別名で「冥界の女王」という意味を持っています。意味深~。
ヤマトの由来は「日本武尊(やまとたけるのみこと)」?
『古事記』『日本書紀』『風土記』などに伝えられる英雄伝説の主人公。記では倭建命と記す。景行天皇の第三皇子で、母は播磨稲日大郎姫はりまのいなびのおおいらつめとされ、幼名に小碓おうす命、倭男具那やまとおぐな王がある。年少にして勇武人にすぐれ、諸方の平定に派遣されて日本武尊の名を得るが、長途の征旅、漂泊の末に力尽きて倒れる悲劇的人物として描き出されている。
ジャパンナレッジ 新版 日本架空伝承人名事典より
ヤマトの由来は、
「日本武尊(やまとたけるのみこと)」だと予想。
ヤマトと「やまとたける」はそのままなので、間違いないでしょう。
主人公・マルと双子(クローン)な関係であるヤマトですが、赤子しか登場していないため、どのようなキャラクターなのかは分かっていません。
ヤマトタケルのような、猛々しいキャラクターなのか?
マルの最終目的であるヤマトの登場が待ち遠しいです~。
ハニの由来は「波邇夜須毘古 (はにやすびこ)」?
土の男神と女神。女神の別名埴山姫 (はにやまびめ)。迦具土 (かぐつち)神の火に焼かれた伊邪那美命 (いざなみのみこと)が、死ぬまぎわにした大便から生まれた。紀では、女神は迦具土神と結婚し、和久産巣日 (わくむすひ)神を生んだとされる。
ハニの由来は、
「波邇夜須毘古 (はにやすびこ)」だと予想。
名前の響きから、間違いないでしょう。
土の神、農業神として祀られる波邇夜須毘古(はにやすびこ)は、ガガイモラジオのお祭りなイメージのハニに合いそうですよね。
豊作な感じがします(笑)
モモイカの由来は「思金神 (おもいかねのかみ)」?
【紀】思兼神 知恵の神。高御産巣日 (たかみむすひ)神の子で、万幡豊秋津師比売命 (よろずはたとよあきつしひめのみこと)の兄。天照大御神 (あまてらすおおみかみ)を天石屋 (あめのいわや)から招き出すため、また葦原中国 (あしはらのなかつくに)を平定して大国主 (おおくにぬし)神に国譲りをさせるため、天神たちのために知恵を使って献策した。記では天孫に従って地上に降 (くだ)ったとされる。
モモイカの由来は、
「思金神 (おもいかねのかみ)」だと予想。
「おもいかね」と「モモイカ」は、響きが似ていますし、
3文字重なっているので、当たっていそうですよね。
天照大御神 を天石屋から招き出すために知恵を出し献策した神で、
多くの知恵を持った神です。
モモイカも不思議な力を持った巫女なので、
イメージは合ってそうですよね。
今後のモモイカの活躍を確認し、
「思金神 (おもいかねのかみ)」が由来で当たっているのか、確認したいです~。
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天国大魔境を日本神話から展開予想!【考察】
「天国大魔境」は、マルとキルコが「天国」を求め旅する物語です。
モデルや由来が日本神話にあるところが、今回の考察で分かりました。
日本神話の「天国=神が生まれ住む場所」は、高天原です。
「天国大魔境」では、高原学園になるでしょう。
となると最終的には、マルとキルコは目的の天国である「高原学園」へ到着し、
「顔がそっくりなもう一人のマル」に出会い注射を打つ事になるのか?
最終話まで追いかけて、答え合わせをしたいですね!
「天国大魔境」を少しでもお得に追いかけたい方は、
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キャラクターについては、
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