この記事は、【推しの子】のキャラクター・カミキヒカルについて、特徴や目的についてまとめています。
アニメ・漫画・実写ともに大人気な作品
【推しの子】。
物語の最重要キャラでもあるカミキヒカルは、
謎も多く、いったいどういう人物なのでしょうか?
- カミキヒカルの特徴は?
- カミキヒカルと他のキャラとの関係性は?
- カミキヒカルの本当の目的と正体が知りたい
というような疑問を解決していきます!
※ネタバレありなのでご注意ください
【推しの子】カミキヒカルの特徴・性格
名前 | カミキヒカル(神木輝) |
---|---|
キャスト | CV:宮野真守 実写:二宮和也(少年期:黒川想矢) |
所属・経歴 | 劇団ララライ(10歳~16歳) 大学理学部専攻 ↓この間経歴不明 神木プロダクション代表取締役(設立時25歳) 株式会社メディアEYES代表取締役 |
年齢 | 31~32歳 |
出身地 | 神奈川県 |
誕生日 | 7月27日 |
身長 | 178cm |
特徴 | アクア似の美形 プライベートでもスーツを愛着 高いカリスマ性 人を惹きつける魅力がある 両瞳に黒い星形のハイライト |
カミキヒカルは、【推しの子】における
黒幕とも言えるキャラクターで、
物語の核心に深く関わる人物!
その行動や性格には多くの伏線が張られていて、
ストーリーが進むにつれ特徴が明らかになっていきました。
カミキヒカルの登場回は?
- 初登場は8巻72話:アイの墓参りシーン
- 10巻96話:黒川あかねの新人俳優賞授賞式
- 11巻109話以降~
カミキヒカルの初登場回は、8巻72話で
ルビーが、アイのお墓参りに行った際、墓地で彼とすれ違っています。
この時点では、帽子とサングラスをかけており、顔は明かされていません。
「流石 君と僕の子だ」というセリフをアイの墓前で呟いており、ここで始めて双子の父親登場!?という衝撃シーンとなりました。
2回目の登場回は、黒川あかねの新人俳優賞授賞式に花束を贈っており、あかねとすれ違っています。
この時、あかねは、カミキをアクアと見間違えるくらい似ていると感じ、彼の正体が確信に変わります。
11巻109話から、カミキヒカルの容姿がはっきりと描かれるようになり、本格的に物語に深く関わっていきました。
カミキヒカルの特徴:美しい容姿とオーラ
カミキヒカルは、少年の時から美形で、
人を惹きつけるオーラもあり、
劇団ララライの看板子役からエース俳優として活躍していました。
内面的に繊細な部分もあり、今にも壊れそうなところもあり。
カミキヒカルの性格:高い知性とカリスマ性
カミキヒカルは、自然に周囲を引き込む魅力を持ち、
複数の人物が彼の言動により大きな影響を受けていたことがわかっています。
役者としての才能もあり、2つの会社を経営し信頼度が高く、芸能界ビジネスで幅広く活躍していたみたい。
カミキヒカルの性格:支配欲と計算高さ
カミキヒカルは、周囲の人々を心理的に支配し、まるでコントロールすることを楽しんでいるかのような描写もありました。
その行動は、常に計算され、自分にとって有利な結果を得るために周到な準備を行う計算高さも持っています。
その反面、理解しがたい行動や、子供っぽさ、危うさもあるように感じます~
【推しの子】カミキヒカルとアイの関係性は?アクアとルビーの父親?
カミキヒカルはアイの元恋人で
アクアとルビーの父親
星野アイとカミキヒカルは、元恋人同士でした。
アイが産んだ双子・アクアとルビーの父親がカミキヒカルです。
アイとの関係性
- アイ(中学3年生)、カミキヒカル(中学2年生)の時に出会い恋人同士に
- アイが妊娠、別れを告げる。カミキヒカル(15歳)
- アイが双子出産(16歳)、カミキヒカル(15歳)
- アイ死亡(20歳)、カミキヒカル(19歳)、双子(4歳)
カミキヒカルとアイが出会った時、
ヒカルは、中学2年生でアイが中学3年生でした。
彼は、当時「劇団ララライ」の看板子役で、アイがララライのワークショップに通っている時に出会い恋人同士になりました。
しばらくは、お互いを高め合い、支え合いながら過ごしていったようですが…
彼の心を揺さぶる出来事があり、直後にアイの妊娠が発覚!
彼は、「結婚したい」という意思を見せましたが、アイは、彼のことを思い、あえて別れを選びます。
そして、ヒカルは、愛されていない・裏切られた・見捨てられたと感じるようになっていきました。
ヒカルは、アイが心のよりどころになっていたようで、かなり依存しているような描写があったよ~アイと一緒にいたいという気持ちが強かったみたい…
アイについは、こちらの記事で詳しくまとめています↓
アクアとルビーとの関係性
カミキヒカルは、アクアとルビーの父親です。
アクアは、父親であるヒカルに容姿が似ているのはもちろん、人を利用することにも長けていて、頭脳派なところなど性格も少し引き継いでいるかもしれません。
時おり見せる、瞳の黒いハイライトも同じ!
ヒカルは、アクアとルビーに対する愛情の片鱗は見当たらないように感じたよ~愛することを知らずに大人になったんだと思う。。
【推しの子】カミキヒカルの過去と関係する人物
ここでは、カミキヒカルの過去と、関わった人物についてまとめます。
幼少期は親からの愛情を知らずに育つ
カミキヒカルは、親から虐待(ネグレクト)されていたようで、親からの愛情を知らずに育っています。
同じ境遇を持つアイとは気が合い、自分を唯一受け入れてくれる存在だと思っていました。
カミキヒカルと姫川愛梨、大輝の関係性
- カミキヒカル(10歳)劇団ララライに入団、姫川愛梨に出会う
- カミキヒカル(11~12歳)、姫川愛梨(27歳)妊娠・出産(姫川大輝誕生)
- カミキヒカル(15歳)、アクア・ルビー誕生
- カミキヒカル(16歳)劇団ララライ退団
- カミキヒカル(17歳)、大輝(5歳)、上原清十郎・姫川愛梨心中
カミキヒカルが劇団ララライに入った10歳の時、
女優の姫川愛梨と出会っています。
姫川愛梨は、ララライ所属の俳優・上原清十郎と結婚していましたが、ヒカルの美しさに魅了され、入れ込んでいきました。
姫川愛梨がカミキヒカルの子どもを妊娠した時、なんと彼はまだ11歳(小学5年生)だったのです!
その時に、産まれた子が、姫川大輝。
つまり、姫川大輝の父親は、カミキヒカルです。
大輝が5歳の時、ヒカルが姫川愛梨との関係性を上原に告白、上原は激昂し、愛梨とともに心中しています。
大輝とアクア・ルビーは、3歳差の異母兄弟!
カミキヒカルとニノとリョースケの関係性
旧B小町メンバー・ニノ(新野冬子)は、
圧倒的なスター性を持つアイに対し、嫉妬や憎しみを持っていましたが、それよりも強く歪んだ憧れと執着心がありました。
また、当時ニノは、リョースケ(菅野良介)と交際していました。
ニノやリョースケがアイに対し、異常な執着を持っていることをカミキヒカルは、知っており、その感情を揺さぶり、アイやゴロー、そして片寄ゆらの殺害を示唆していました。
弱った者に狂気の炎を灯し、自分の目的のためだけに動く才能持つカミキヒカルに、二人は完全に引き込まれ、洗脳・利用されていったようです。
リョースケが宮崎で、雨宮吾郎を殺害した際に何故かヒカルも同行していたことがわかっているけど…ここの理由が少しあいまいで不明点。。
カミキヒカルと片寄ゆらの関係性
片寄ゆら(かたよせゆら)は、
25歳の大人気女優で、
映画「15年の嘘」主役(アイ)の第一候補となっていました。
スター性もあり、右目に星マークも…。
カミキヒカルは、変装をして、そんな彼女に近づきます。
常連になっているバーに通い、「ミキさん」と呼ばれるほど親しく会話するようになっていきました。
登山が好きだという情報を聞き出し、ニノを利用して彼女を山から落とし殺害しています。
このシーンで、初めてカミキヒカルのサイコパスっぷりが全面でに出てきました。
【推しの子】カミキヒカルの本当の目的とモンスター化した理由は?
カミキヒカルは、様々な人を巻き込み、殺人を行っていたことがわかっています。
彼は、本当は何をしたかったのでしょうか?
本当の目的と、彼がサイコパス化していった理由についてまとめてみます。
カミキヒカルの本当の目的
- 自分の命の重み(存在価値)を感じたかった
- 価値のある人物を殺害することでアイの存在を永遠に感じたかった
最初は、アイに陶酔している人たちに対し、
「星野アイを超え得る者を殺めることで、アイの重みを増す」
ということを語り、そのカリスマ性により思想を伝播させ、操ってきました。
ですが、途中から彼の気高さは無くなっていき、人の命を奪わせる事で自らの欲求を満たすだけのモンスターに成り果てていったようです。
ああ
僕のせいだ僕のせいで
こんなにも才能に溢れ
誰からも愛され価値のある女優が
僕のせいで命を失うああ
価値ある君の命を奪ってしまった僕の命に
重みを感じる【推しの子】11巻109話より引用
上記セリフは、カミキヒカルが片寄ゆらを、死においやった時に呟いた言葉です。
自分が価値のある(スター性のある)と認めた人の命を奪うことで、自分の存在意義を確かめているようなセリフ。
どこか、恍惚としており、完全に壊れていたことがわかりますね。
僕はね
アイと居る時だけ生きてる気がしただけど
年を取る度に希薄になっていく君の存在を
感じていたかったそれが
罪の重さでも永遠に
残念だよ
ルビーを殺せてたら
もっと君を感じれたのに【推しの子】162話より引用
これは、彼の最後のセリフ。自分の娘への愛情は全く感じられませんでした。
カミキヒカルが殺人示唆した人物については、こちらの記事でまとめています↓
カミキヒカルが壊れていった理由【無責任で自分勝手な大人たち】
- 親からネグレクトされ愛を知らずに育った
- 芸能界における闇の餌食になった
カミキヒカルが、ここまで壊れてしまった理由は何なのでしょうか?
それは、彼を取り巻く環境にあったのかもしれません。
ヒカルは、幼少期の頃から、親からは愛情を与えられず育ちました。
芸能界に入ってからは、周囲の大人たちの中で、顔色をうかがい、この世界で生き残るすべを小学生ながらに身につけていったようです。
そして、姫川愛梨のターゲットになってしまってからは、美しい容姿だけが自分の存在価値(ルッキズム)、愛される要因なんだと偏った考え方をしていくようになります。
このとき、まだ10~11歳。
映画「15年の嘘」では、愛梨に関係を強要され、彼が怯えている様子が描かれていました。
姫川愛梨は、自身も若い頃に業界内で被害を受けた経験があったそう。。ただ、それを傘に自分の行動を正当化して、連鎖させた行動は…認められないよね…!
その後、アイと出会ってから、唯一わかり合える人ができ、お互い高め合うシーンもありました。
しかし…姫川愛梨は、彼を逃してくれませんでした。
大輝は貴方の子供なのよ?
私からは一生逃げられないんだからね?どうしようもなく空っぽな貴方が
誰かに愛されるなんてないんだから【推しの子】より引用
愛梨に言われたセリフにより、
ヒカルの精神状態は不安定になります。
このあと、アイに「愛してるよね…?」とすがるように確認する姿がありましたが、
アイの返答は、「わかんない」と何ともそっけないものでした。
(この時、アイも”愛”というものを知らなかったのです)
その後、アイから妊娠・別れを告げられ、自分はやはり愛されていなかったのだと実感していきます。
また、愛梨と上原が亡くなった葬儀の時には、
劇団ララライの代表・金田一敏郎から
何故かプレッシャーをかけられていました。
2人はお前の事を大事にしていた
だからお前が背負っていくんだ2人の命を
生きているお前がこれからもずっと「僕が……背負っていく?
背負っていかなくちゃ
いけない……?」【推しの子】153話より引用
上原に言われた言葉により、ヒカルがさらに壊れていく様子が描かれています。
カミキヒカルは、芸能界の闇に飲み込まれて、怪物化していったのかも…。
【推しの子】カミキヒカルの特徴まとめ
【推しの子】の黒幕とも言えるカミキヒカルは、壊れた怪物になっていった人物でした。
少年時代は、繊細で今にも壊れそうな不安定なシーンが多く描かれており、もし、芸能界にいなかったら…、周囲に頼れる大人がいたら…また、変わってたのかも?と思わせる内容でしたね。
物語は、複数の伏線や要素が絡み合ってラストへと向かいましたが、未だ彼の行動の謎は少し残っているように思います~(サイコパスだからと言われればそれまでですがw)
原作とともに、アニメと実写版もじっくり楽しみたいです!
【推しの子】に登場するキャラ一覧&相関図も良かったらどうぞ↓