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人気作品【推しの子】ですが
さらにアニメ化と続いており
今最も読んでおくべき作品!
【推しの子】には
- ファンタジーもの
- 恋愛もの
- お仕事もの
- サスペンスもの
という要素がありますが、作品の根幹は
ミステリーもの
となっています。
ここでは【推しの子】に仕掛けられた伏線と
そこから考えられる考察をまとめ
「アイを殺した黒幕やアクアとルビーの父親が誰なのか」
を徹底考察したいと思います!
これから読み始める人も
現在読んでいるファンも
ここで作品を整理し、真犯人に迫ってみましょう!
【推しの子】は1巻から最終回が決まっている良ミステリー作品!
※ネタバレありなのでご注意ください
【推しの子】伏線まとめ
【推しの子】とは、
主人公の前世・雨宮吾郎の推しであり
主人公アクアの母である
アイを殺した黒幕を突き止める
「犯人探し」が
メインテーマとなっている物語です。
そのため、犯人を示唆する伏線が
1巻から散りばめられており
ここでは特に
大きな伏線をまとめていきたいと思います。
【推しの子】というタイトル
【】墨付き括弧(スミツキカッコ)つきが正式名だ!【推しの子】だ!よろしく
— 横槍メンゴ🐰🎀 (@Yorimen) April 16, 2020
タイトルの【推しの子】には
正式タイトルとして【】が付いており
それが二重になって付いています。
作中でも42話で
有馬かなの演技を目の当たりにしたアクアが
演技に対し真摯に考え込むシーンで
「【役者】なら」と
わざわざ【】が使われており
何かしらの意味が含まれていると予想されます。
赤坂先生のインタビューからは
「意図的に二重にしていて、作中の演出で使用するプランはあります」
と【】が何かしらの形で回収されることが示唆されており
要注目な伏線だと確定しています。
1巻インタビュー伏線
コミックス1巻には10話収録されており
全各話冒頭に
1ページの「インタビュー」が
掲載されています。
これら全てには「未来」が描かれおり
間違いなく
「いずれ回収される伏線」だと
考えられます。
話数 | 人物 | インタビュー内容 |
---|---|---|
1話 | 星野アクア・ルビー | スタジオ入りする二人が登場。 |
2話 | ルビー | 女優初挑戦への気持ちを語っている。アクアも登場。 |
3話 | 斎藤ミヤコ | アクアとルビーのマネジメントについて語る。 最後にトラブルがあったアクア・ルビーから呼び出されている。 |
4話 | アイドルオタク | アクアとルビーの赤ちゃん動画について語っている。 赤ちゃんがアクアとルビーとは気付いていない。 |
5話 | 五反田泰志 | 映画「15年の嘘」の監督賞ノミネートについてのインタビュー。 アイについての映画であり、アクアとルビーが出演していると分かる内容。 |
6話 | 有馬かな | 「天才だってナイフで刺されればお陀仏です」発言。 アクアを「あーくん」と呼んでいる。 |
7話 | アクアとルビーが通った幼稚園の先生 | 「もう一度顔を見たい」と言い雑誌「週刊映画」に掲載されている二人を見て喜んでいる。 |
8話 | 斎藤一護 | 失踪したままで「俺とアイに関わるな!」と叫ぶ。 |
9話 | アクア | 「僕は誰も愛さないし演じる事は僕にとっての復讐」と発言している。 |
10話 | 星野アイ | アクアとルビーへのビデオメッセージ。 |
この10種類の「インタビュー」は
厳密に言うと
1話と10話は「インタビュー」ではありません。
1話はアクアとルビーの収録現場であり
10話はアイが収録した動画が掲載されており
「インタビュー」とは別種の伏線であろう、と
考えられます。
2話から8話の
「インタビュー」の内容をまとめると
アクア・ルビー・有馬かなが出演している
映画「15年の嘘」発表時の
インタビュー映像
となります。
未来でこのような展開が登場することを示す伏線であり
アクアのインタビューから
この映画で犯人が世に発表されるのでは、
とイメージできます。
特に有馬かなのインタビューの
「天才もナイフに刺されれば」発言や
五反田監督の
「この映画をアイに捧ぐ」発言からも
アイがテーマである映画だと察せられるので
少なくとも
黒幕=真犯人に迫る内容が含まれた作品なのでは、
とイメージできます。
物語の核心に迫る内容が散りばめられた
大きな伏線として仕掛けられたインタビューだと
考察できます。
有馬かなや五反田監督など
【推しの子】のキャラクター一覧や
人物相関図については
こちらでまとめています↓
【推しの子】「アクア・ルビーの父親は誰?」ネタバレ注意!
ここから先は、ネタバレを多く含みますので、ご注意!
様々な伏線が仕掛けられている【推しの子】。
まずは、
「二人の父親は誰なのか?」からみていくと…
7巻67話にて毛髪のDNA鑑定により
姫川大輝がアクアと異母兄弟
という事実が判明!
当初、姫川大輝の父親は元俳優の上原清十郎(現在死亡)と思われており、
アクアも上原が自分の父親だと思っていました。
しかしいっぽう8巻72話にて
事情を知った黒川あかねが何かに気付き…。
さらにアイの墓参りをするルビーとすれ違いで
アクアによく似た人物の姿が登場し
「美人に育ったね 流石君と僕の子だ」というセリフを残しています!
アクアとルビーの父親はカミキヒカル!
あかねは、アクアが見落としていた部分に気づいていました。
それは、姫川愛梨が不倫していた可能性があるということ。
10巻95話で
アイが電話で会話していた時期には、
すでに上原清十郎が亡くなっていた
という事実が判明し、あかねの推理は的中していました。
姫川大輝の父親が実は上原清十郎ではなく
姫川愛梨と他の男性との間に生まれたのが姫川大輝ということが判明したのです。
そうなると、その男性が
アクアとルビーの父親ということに。
では、いったい父親は誰なのでしょうか…?
96話であかねがたどり着いたのは、
生前、アイと親しくしていた
劇団ララライOBで現在「神木プロダクション」代表の
カミキヒカルというアクアによく似た人物。
アクアとルビーの父親=カミキヒカル
ということが判明!
【推しの子】考察「そもそもなぜ雨宮吾郎は殺された?」
1巻1話でアクアの前世である雨宮吾郎は
リョースケに殺されているのですが
なぜ彼は殺されなければいけなかったのでしょうか?
アイを狙ってのことと思いがちですが
読み返すと「星野アイの担当医?」と
リョースケは近付いています。
アイを殺すために宮崎に来たのであれば
吾郎を訪ねずにそのままアイを殺しにいけば良いですよね。
リョースケは、そこではアイを殺さず
吾郎を殺して去っています。
まるで雨宮吾郎を殺すために
リョースケは宮崎に来たみたいです。
となると、この時同時に確認されている
黒幕も雨宮吾郎を殺して満足し
そのまま宮崎を離れていることになります。
なぜ、雨宮吾郎を殺さなければいけなかったのか?その辺りの動機が少し不明瞭…。
黒幕は雨宮吾郎殺害の時に宮崎にいた
舞台が再び宮崎県に移った
8巻79話にて
非常に重要な伏線が仕掛けられていました。
16年前に雨宮吾郎が殺害された時に
二人の不審者が目撃されており
一人はアイを殺したリョースケでした。
もう一人は
リョースケにアイの情報を流した人物で、
物語を通して追い続ける黒幕が
1巻第1話で舞台となっていた
「宮崎にいた」という伏線がありました。
この人物というのは、紛れもない
カミキヒカルでした。
【推しの子】考察「黒幕」は誰?
アイやゴローを殺害したのは、
リョースケですが、その裏にいる黒幕についてまとめてみます。
考察「黒幕は一人じゃない説・もしくはカミキヒカルじゃない説」
「アクアとルビーの父親が黒幕」
という説が長く続いていましたが…
第155話にて
黒幕は一人じゃない説も浮上してきました。
吾郎、リョースケ、ゆらの死について
全てカミキヒカル一人で計画したこと…
にしては、色々と辻褄が合わない。
とアクアが語っています。
先にも書きましたが、吾郎を殺害する理由が不明なのと、
片寄ゆらに対する動機も少し曖昧に感じます。
109話で、彼が人気女優・片寄ゆら
という人物をおそらく殺害しており
「価値ある君の命を奪ってしまった僕の命に重みを感じる」
というセリフを残しています。
ゆらの瞳には、アイたちと同じように
才能の象徴ともいえる★マークがありました。
カミキヒカルは、才能を持つ人物を殺すことで、
自分の存在を感じているようで、
サイコパスな一面を持っているのでは…
と思われていましたが、
「才能を持つ人物を殺すことで、自分の存在を感じている」
ことにカミキ以上にぴったりと当てはまる人が他にいました。
旧B小町の
ニノこと新野冬子。
彼女は、アイに少しずつファンを奪われたことにより、
嫉妬や憎しみをかなり長い間持持ち続けており、
アイの失墜を誰よりも願い
誰よりも憧れた信者。
(アクア曰く)
カミキヒカルとアイの間柄についても知っており、
アイがいなくなってからも、カミキと通じている様子が描かれていました。
このことから、本当の黒幕は、
ニノである可能性も?
もしかすると、彼女が全てカミキに指示していたとしたら…。
原作では、カミキヒカルの性格が変わっていく過程のヒントも隠されているので、じっくり読み込もう~!
【推しの子】黒幕の正体はカミキヒカルだった
最後の最後に、
黒幕の正体は、やはり
カミキヒカルだったという証拠がニノの供述により出揃いました。
なんと、
ニノやリョースケの他にも、たくさんの人物が
カミキに操られていたことが判明!
弱った者に狂気の炎を灯し、
自分の目的のためだけに動く
カミキは本当のサイコパスでした。
しかも、自らの手を一切汚さない教唆犯。
どれも殺人教唆で立件できない程度の関与しかしていない
という、ある意味、人を操るだけのカリスマ性があったのかもしれません。
彼は、どこから狂ってしまったんだろう…結局、アイも彼の事を救えなかったということだよね。
アイ死亡の詳細はこちら↓
【推しの子】死亡キャラをまとめた記事も参考にどうぞ↓
【推しの子】は最終回まで見逃せないミステリー!
【推しの子】の第1話から仕掛けられている
伏線をまとめ考察してきましたが
最終回の最終コマまで見逃せない
ミステリーものとして最高な作品だと
改めて感じられました。
黒幕は誰なのか?
ここが最注目なのは間違いないですが
同時にアクアの恋愛事情や
ルビー側の展開など
見逃せない展開ばかりです。
最終回まで
追いかけなきゃですね!
【推しの子】の実写版ドラマもオススメですよー♪
クォリティ高し!↓