累計発行部数140万部突破の
市川春子さんによる漫画『宝石の国』!
今から遠い未来での
宝石たちと彼らを狙う月人たちとの戦い
を描いた連載中の漫画作品なのですが
物語中に登場する敵陣営の月人たちは
- 天女や仏像のような姿をしている
- さらった宝石で武器を作っている
などと『宝石の国』内でも謎が多い種族!
王子や将軍、博士など、月人にもいろいろと種類があるって聞いたけど詳しく知りたい!
そこで今回の記事では
名前や生活習慣などにも触れつつ
月人の正体や目的(願い)について
考察も交えながらまとめていきたいと思います◎
※原作12巻までのネタバレあり
『宝石の国』月から飛来する知的生命体「月人」の正体は?
黒点と共に月からやって来て
宝石たちを次々とさらおうとする敵対勢力。
それが「月人」です。
地球に来るときは
天女や仏像のような姿をしていて
少し不気味なイメージですが、
武器を振るえばたちまち霧状になって
追い払えるといった特徴があります。
テレビアニメ版では
月人の登場シーンで流れるBGMも
不気味すぎるとSNS上で話題に!
さらに特装版11巻では
次のような説明がなされていました!↓
非常に軽い霧状の体を持ち、真珠色で淡く発光している。
肌表面は遊色効果を示し、常に七色に変化する。
身体は柔らかく、簡単な衝撃で霧状になるが、
あらゆる損傷から復活が容易である。
特装版11巻について
詳しく知りたい方はこちらから↓
月人の性別や生活習慣・服装の文化
パッと見て同じような顔をした彼らは
月の都市に住んでいるようです。
宝石を採取目的で襲うときだけ
見慣れた仏教モチーフの姿ですが…
普段の日常生活では
人間と変わらない姿をしていることが
原作で明らかになっています。
長期に亘り自己意識に働きかけることで、
外観を変化させることが可能で、
実際の月人の容姿はバラエティに富むとみられる。
さらに、宝石たちと同じで
- 寿命
- 老化
- 生殖能力(性別)
の概念がないとのこと!
見た目的に性別があるように見えるのは
体躯のバリエーションがあるだけ!
顔の造形が似ている宝石とは違って
月人の方が個性が強調されているのかも
つまり、作品内で
寿命や性別があるのは
海に棲んでいるアドミラビリス族だけ
ということになります。
また、月での生活もより人間らしく
食文化や服飾文化、スポーツなどの
娯楽がたくさんある記述も!
中でも食文化とファッションを
とても楽しんでいるみたいで…
飲食店街では多くの月人が入り浸って、
その日の気分で服の色を変えるほど
非常に興味・関心が強いようです♪
敵対勢力・月人の正体は「人間の魂」そのもの
よく対として描かれる宝石とは
ちょっと違った魅力をもつ月人。
そんな彼らは……
かつて存在していた「にんげん=人間」が
分かれた3属のうちの一つ!
アドミラビリス族によると
星が欠けたときに人間は
- 「骨」:宝石
- 「肉」:アドミラビリス族
- 「魂」:月人
の3種類に分かれたというのです。
つまりまとめると
しかも
魂の分解がされないまま月に残っているため
一刻も早く祈りによって無になりたい
と考えている存在なのです!
さらに、肉の者である
アドミラビリス族の王・ウェントリコススは
フォスにこんな風に語ったことも…↓
月人は
天敵がいるわけでもないのに
争いを好み満足することがないなんとなくだが
あの理由なき焦り様はにんげんが
そういう生き物だったのかもしれぬ
ということは
より人間らしさ=人間の本質を
受け継いでいるのは月人と考察できます!
地上の大気が苦手で喋らない?月人の特徴
「人間の魂」である月人は
巨大な建築物がある都市に住みます。
そこには
素朴で最低限生活の地上と違って
高度に発達した文明ばかり!
文化や娯楽、生活習慣はもちろん、
人間の再合成に挑戦できるほどの
科学技術の発展にはびっくりです。
フォスに埋め込んだ合成真珠は
月のお土産としても人気なんだって~
このような
科学・機械文明で暮らしている彼らは
息を止めているほど、地上の大気が苦手!
だから
戦闘中に息の漏れる音をフォスが聞き
「月人は会話ができるかもしれない」
ということになりました~。
ここで
一度特徴についてまとめておきますね◎
- 寿命・老化・生殖能力(性別)がない
- 呼吸をしないほど地上の大気が苦手
- 高度な科学・機械文明を持っている
- 本当の正体は「人間の魂」そのもの
月人が宝石をさらう本当の目的には金剛先生の存在があった!
人間の欲望がぎゅっと詰まった彼らは
当初、地上にいる宝石たちを捕まえて
装飾品や武器などにしている
と言われていましたが、
実際の目的や願いは全然違うものでした…!
先に結論をご紹介すると…
全てから解放=無になりたい
という目的のために行動しています!
しかし
「無」になるには
機械である金剛の協力が必要。
ちなみに
地上の指導者でもある金剛は
『金剛大慈悲晶地蔵菩薩』といい、
死んだ人間の魂を分解する機能を
持っている人間の作った機械です。
その機械に祈ってもらうために
今まで何度か説得してきても
作戦は全て失敗が続くばかり…。
そのため現在は、
宝石をもとにした疑似人間をつくって
機械に祈らせようとしているのでした。
そんな失敗ばかりの常日頃…
一見するとみんな幸せそうに見えるけど
実は暗いっていうのが「宝石の国」あるあるだね~
そして
この先でご紹介するエクメアは
自分たちの存在や運命に対して
こんな言葉を残しています。↓
永くを彷徨う我々に
この人間の野生はもう合わない苦痛だ
だが
なぜかずっとこびり付き逆らえないひどい呪いだ
「呪い」と表現するくらい
辛い毎日を送っているんだね…!
宝石の国に登場するキャラクターたちの詳細は
こちらの記事をどうぞ↓
エクメアの思惑や今後の行動に目が離せない!月人の正体まとめ
”月人の正体は「人間の魂」そのもの”
ということが考察できましたが、
エクメアの正体や作戦結果、宝石たちとの関係など
今後、明らかになる謎について
目が離せない大注目作品であることは間違いなし!
今回調べていくうちに
宝石たちや金剛先生は
仲間想いが強くて優しいのですが
月人たちも仲間意識が強く、
目的をもって暮らしている
というところに
徐々に惹かれていきました~。
ただの悪役ではない点が憎めないね!
そんな彼らも「人間の魂」という
過酷な運命を背負っているので
これから、どのように物語が進んでいくのか期待◎