【天国大魔境】宇佐美(シロ)と星尾(ミミヒメ)二人の物語を解説!

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2018年より「月刊アフタヌーン」にて連載されている
「天国大魔境」

2023年アニメ化の大人気作品です。

作品全体に仕掛けられた伏線が魅力な作品で、
中でもシロとミミヒメという二人の物語に注目!

  • シロとミミヒメって、結局どうなったの?
  • 「シロ=宇佐美俊」「ミミヒメ=星尾あかり」の伏線って?
  • シロとミミヒメの物語と伏線をまとめて見たい!

この記事では、シロとミミヒメ二人の物語を解説し伏線をまとめました。

ネタバレを多く含みます。まだ天国大魔境を読み進めていない方は注意!

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【天国大魔境】シロとミミヒメを紹介

ミミヒメ以外の同級生と会話するシーンがほとんど無いシロ
トキオやクク、下級生とも会話シーンが多いミミヒメ

まず最初に二人がどのようなキャラクターなのか、簡単にご紹介。

シロとミミヒメファンは必見~♪

シロのプロフィールを紹介

名前 シロ
推定年齢 14歳
身長 168cm
学年 2期生

前髪ぱっつんな髪型が特徴的なシロ。

部屋にこもり機械いじりをすることが多く無表情なイメージで、一人が好きなタイプです。

しかしミミヒメだけは特別で、隣にいるシーンが多く登場します。

ミミヒメへの好意が強すぎて、本人も持て余し気味なようす。

ミミヒメのプロフィールを紹介

名前 ミミヒメ
推定年齢 14歳
身長 153cm
学年 2期生

ウサギのような長い耳(髪?)が目を引く可愛らしいミミヒメ。

過去と未来が見える予知能力を持っていますがボヤッとしか分からず、現在の映像なのか過去・未来なのか本人にも分からないようです。

そのため混乱し、しばしば苦しんでいます。

いっぽうで後輩達の面倒見が良く、特にオーマに好かれています。

他のキャラクターたちについては
こちらでまとめています↓

【天国大魔境】キャラクター一覧まとめ!登場人物を紹介
話題のマンガ『天国大魔境』のキャラクターを一覧でまとめました。登場人物の特徴を知りたい時に!

【天国大魔境】宇佐美(シロ)と星尾(ミミヒメ)二人の物語を紹介

1巻第1話から登場するシロとミミヒメ

学園の同級生だった二人は、
宇佐美と星尾に改名してからも一緒でした。

作中に散りばめられた二人の物語(ストーリー)をまとめ、紹介します。

気になる存在から変わるとき(シロ)

学園の施設で暮らすシロ。

シロは一人で部屋にこもり、機械工作をするのが好きな少年です。

ただ、ミミヒメのことが何故か気になり、
たまに部屋から出て彼女を盗み見ることも…。

ある日、シロの端末にどこからか
ミミヒメの「シャワーシーンの写真」がメールで届く事件が!

性について何も知らないシロですが、
このことをキッカケにミミヒメに対する特別な気持ちを自覚するようになっていきます。

抱きつかれて鼻血を出してしまうこともあり、
シロは自分の気持ちを、持て余すように…。

外の空を初めて見た驚き!(ミミヒメ)

てっ
天井が高いっ

上に落っこちるかと思った…

青く光ってる…

きれい…

生まれて初めて外の世界(学園の外)に出たときのミミヒメのセリフ。

天井が無い空を見てひっくり返って驚き、感動します。
純粋で無邪気な彼女らしい言葉でした。

自衛隊の空爆により、学園施設が破壊され、
一緒に外に出たシロと
青く光る大空をしばらく見つめていました

困惑と告白(ミミヒメ・シロ)

学園の外に出た二人は森の中で迷い

ミミヒメが崖から落ちてしまいます!

咄嗟にシロは、崖から飛び降り、
ミミヒメを抱きかかえ身体を張って守りましたが、
地面に叩きつけられ、自分は腕と頭に大怪我をしてしまいました。

「なんでそんなに僕を助けるの!?」

自分を顧みない行動が理解できないミミヒメは困惑し、
シロの腕をハンカチで縛りながら涙を流し尋ねました。

自問自答しながらもシロは、

「僕はミミヒメが大好きなんだ…」

と答えました。

シロの言葉を聞いたミミヒメは、
戸惑いどう返事したらよいのか迷った末

制服のボタンをひとつちぎり、シロの手に渡しました

ミミヒメのシロに対する精一杯の気持ちの表現でした。

「ありがとう」がこもった信頼の証とも思えますが、
もらったシロは驚いた表情で受け取り、握りしめました。

外の世界での生活(ミミヒメ・シロ)

学園に戻ろうと移動していた二人は、
学園の職員、青島裕子の車に保護されます。

同じく外に出ていた、タカとアンズも共に保護され、
東京・上野のホテルに住む事に。

そこから、新しい名前をもらい二人とも改名し
新生活が始まることとなっていきます。

【改名】
シロ⇒宇佐美俊
ミミヒメ⇒星尾あかり

外の世界と新しい名前に、二人はなかなか慣れません。

特に純粋なミミヒメは、
コンビニで学園にいた先生に似たロボット店員を「先生!」と呼んで、
他のお客さんを驚かせ、シロが諭す場面も。

新しい生活でもシロがミミヒメに寄り添い、フォローしているようす。

無邪気に前髪を触ってくるミミヒメにシロがドキドキしている描写もあり、この時点では
二人の関係は学園の時とあまり変わっていないようでした。

そして数ヶ月後、大災害が…!

好き合う男女は結婚するの!?(星尾・宇佐美)

大災害後、しばらく4人(シロ・ミミヒメ・タカ・アンズ)は、上野で一緒に暮らしていました。

ところがタカとアンズが結婚すると電撃発表!

”ケッコン”と言われても何のことか分からないミミヒメですが、
「好き同士になった二人は結婚するもの」だ、とアンズから説明されます。

二人の前で結婚式をあげ、タカとアンズがキスをした場面では、

あまりの出来事にミミヒメはドキドキと興奮し、
シロは鼻血を出しながら卒倒してしまいます(笑)

まだ「好き」という感情をやっと理解できるくらいのシロとミミヒメには、衝撃的だったようです。

これを機にタカとアンズは別の場所に移り住み、二人とは別れることになりました。

それでも常に寄り添い守る(宇佐美)

宇佐美と星尾が二人で暮らすようになってから、
10年以上の月日が流れます。

その間に、星尾が死亡後ヒルコになってしまう病気を発病

治療法が無い病気を前に、宇佐美は病気の進行を遅らせるため
症状が出た四肢を切断し、星尾を延命させていました。

欠損した部分は工作した機械を繋ぎ、代替品で補い
目を失った時には、自分の目を差し出しました。

絶望的な病気を前にしても、常に寄り添い守る宇佐美

しかし、とうとう、星尾の身体は限界を迎えて…

最後の告白と一緒に見る空(星尾・宇佐美)

「最期にこの目で空が見たい」

死亡する前に、宇佐美の目で空を見たいと願う星尾。

初めて外に出た時にシロと一緒に見た空を、ずっと覚えていたのでしょう。

星尾の願いを叶えるため、外に移動します。
当時の驚きを思い出すように、星尾はジッと空を見つめました。

マルタッチにより、星尾はヒルコになる前に息を引き取りました。

星尾の絶命後に宇佐美は、彼女が最後に残したメッセージを読みます。

「今までありがとう。大好きだよ。」

外に出た時にした告白の返答をやっともらった宇佐美は、シロの頃の表情で号泣。

星尾の遺体を抱いたまま拳銃で自身の頭を撃ち抜きました。
星尾の後を追うように…。

シロとミミヒメの物語は、シロが最期までミミヒメだけの事を想い続けた胸を打つ純愛物語だったと思います。

共に手を繋いで…(ミミヒメ・シロ)

絶命した後であろうミミヒメですが、
4巻23話冒頭で「暗くて怖くて嫌な場所」にいるシーンで登場していました。

一人で怖がっているミミヒメの元に、ある人物が登場。

不安な表情だったミミヒメの顔が明るく一変します。

「来てくれたんだ…じゃあ怖くない」

と笑顔になり手をつなぐミミヒメ。

死亡後もシロはミミヒメに寄り添い続けるんだなぁ、と思わせられるシーンでした。

二人の泣ける再会エピソードとなっています。

ミミヒメと同じ病気を発症し死亡するとなってしまう
人食い「ヒルコ」についての考察は、こちらでまとめています↓

天国大魔境【考察】ヒルコの正体とは?人食い一覧まとめ
注目のマンガ「天国大魔境」に登場するヒルコ(人食い)についてまとめました。正体を考察していきます!

【天国大魔境】宇佐美=シロだと分かる伏線を紹介

シロを見ていく上で、注目すべき部分が
「シロ=宇佐美」というところです。

知ると作品がより面白くなる、
「シロ=宇佐美」伏線をまとめました!

手先が器用で機械工作が得意

1巻第1話に登場したシロは、
機械工作が得意でよく一人で部屋にこもり作業していました。

いっぽう4巻で登場した宇佐美は、患者の義足や義手を機械工作で作っていました。

さらに延命措置のため切断し欠損した星尾の身体を、
機械で繋げ補っていました。

シロが機械工作を得意にしていたのは、宇佐美になってから星尾を助けるための伏線だったのでしょう。

かなり考え抜かれた伏線のように感じられます。

二人のセリフからわかる伏線

ミミヒメ「僕を食べたいの?じゃあ切ったり針で刺したりは?」

シロ「そんな事しないよ!!」

2巻13話でミミヒメへの気持ちを持て余したシロは、
「部屋に閉じ込めて服を脱がして触って口で舐めたい」という
不器用ながらたまらない気持ちを打ち明けましたが、
先端恐怖症のミミヒメには違う意味でとらえられたようです。

二人の会話自体は出口の無いものとなりますが、
そこにはシロ=宇佐美の伏線が仕掛けられていました。

「そんな事しないよ!!」と切ったりはしないと断言したシロですが、
星尾の延命のため、後に「切ったり針で刺したり」することとなったのです。

逆説的な意味での伏線と言えますよね!

8巻までには登場していませんが、星尾の延命措置のために切ったり注射をする場面が登場し、宇佐美が

あの時は「そんな事しないよ!」って言ったけど…ごめん

というシーンが登場するかもしれませんね。

…想像するとたまらないです…(泣)

ミミヒメの制服のボタンを宇佐美が持っている

6巻37話で崖から落ちたミミヒメを助けたシロは、ミミヒメからボタンをもらいます。

このボタンは4巻22話で死亡した宇佐美が握っていたボタンと同じものでした。

まさに「シロ=宇佐美」をそのまま表している伏線と言えます。

他人の顔に興味がない

あいにく他人の顔に興味がなくてよくわからん

4巻21話でキルコから写真を見せられ尋ねられた時の宇佐美の返答です。

同じようなセリフを、7巻43話でシロが言っています。

「僕は他人がどんな顔をしているかなんて興味がないんだよ…(ミミヒメ以外)」

全く同じ意味ですよね!

これも「シロ=宇佐美」を示唆する伏線と言えるでしょう。

かなり容姿が変わっているとは言え、写真の人物は学園の医師・猿渡なのでよく見れば気付くはずですし、
そもそもトキオと同じ顔のマルを見て「トキオ?」と思わないのも不自然ですが、全ての理由がこれでしょう

宇佐美が写真とマルの顔にピンと来ない理由にもなっている、「シロ=宇佐美」伏線です。

短くなっていく前髪

同一人物である宇佐美とシロですが、
髪型が大きく変わっていました。

宇佐美の髪型はほぼオールバックで、前髪は後ろに流していました。

シロは前髪が長く、目にかかるくらいありました。

この理由には、ミミヒメが関係しています。

7巻43話でシロは「もうちょっと僕に顔が見えるようにしてよ」「この前髪~」と指摘されていました。

そのためか、8巻49話に登場したシロはかなり髪が短くなっていました。

宇佐美は前髪を後ろに流しており、「ミミヒメにとても良く顔が見えるヘアスタイル」になっていました。

かなり気付きにくい変化ですが思いっきりミミヒメのためだと分かりますよね(笑)

シロから宇佐美への髪型の変化はミミヒメへの想いが強く表れている、グッと来る「シロ=宇佐美」伏線となっています。

キスを見て倒れるシーン

1巻6話で、シロがミミヒメに抱きつかれ鼻血を出すシーンがありました。

同じように8巻49話ではタカとアンズのキスを見たシロが、興奮のあまり鼻血を出し倒れるシーンが登場しています。

ここでシロが

「宇佐美くん!?」「俊!」「鼻血が!」

と呼ばれており、まさに「シロ=宇佐美俊」だと確定しています。

興奮すると鼻血を出しやすい、というところも強調されている伏線です(笑)

【天国大魔境】星尾=ミミヒメだと分かる場面を紹介

4巻21話で体中を包帯でまかれ機械で繋がれ延命されていた少女は、
「星尾」だと呼ばれていました。

「宇佐美=シロ」に守られていた星尾は、ミミヒメ。

「星尾=ミミヒメ」だと分かる伏線と場面をまとめました!

ミミヒメ自身から「星尾あかり」と明言

7巻43話で、保護されたミミヒメがホテル生活をしているシーンが登場しています。

そこで学園の外の世界で生活するために与えられた名前が「星尾あかり」だと、
「わりと気に入っている」という感想を付け加えながら明かしていました。

この一コマで、「ミミヒメ=星尾あかり」だと分かりますね。

生徒たちの名前の由来を
日本神話から見た考察記事はこちら↓

天国大魔境を日本神話から考察!生徒たちの名前の由来は?
注目マンガ「天国大魔境」は、日本神話に深い関わりがある?生徒たちの名前の由来を考察してまとめました。

トキオと同じ顔をしている人が助けに来てくれる

僕が外に出たいなー外に出たいなーって思ってると

外からふたりの人が僕を助けに来てくれる

そのひとりの顔が、トキオにそっくりなんだ

1巻第1話で登場した、ミミヒメの重要な伏線です。

予知能力を持ったミミヒメが、「壁の外に世界がある」「トキオと同じ顔をしたマルが助けに来てくれる」と確定させた伏線でした。

壁の外に世界があることは回収されましたが、マルが学園にいるミミヒメを助けに来ることはありませんでした。

しかし4巻で、ヒルコになってしまうため死ぬに死ねない状態で生き続けていた星尾を、マルが人間として死なせる(助ける)展開が登場しました。

結果としてトキオと同じ顔をしたマルが星尾を助けており、星尾=ミミヒメと分かる描写とも言えるでしょう。

連載最初から展開を決めていた伏線だと分かりますよね。

素晴らしい伏線と回収でした。

【天国大魔境】はシロとミミヒメの物語だけでも泣けてくる作品

「天国大魔境」は、伏線も多く、
最初からかなり考え抜かれた複雑な作品なのは間違いありません。

そしてシロとミミヒメという物語の一部だけを見ても、かなりグッと来ます。

このようなストーリーが、作品全体に散りばめられているのです。

シロとミミヒメの物語だけでも泣けてくるのに・・・

ミクラさんや迫田医師の物語など、これから出てくるであろう物語を想像するとかなり楽しみな作品となっています~!

「天国大魔境」を少しでもオトクに追いかけたい方は、
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