大人気漫画『約束のネバーランド』には
異形の敵として「鬼」が登場します。
エマたち食用児にとって
圧倒的脅威なのが鬼です。
人間離れした姿や能力を持つ鬼は
『約ネバ』の物語が進むにつれ、
人間を食べる理由や鬼の種類、
鬼のトップの存在などが
次々と明らかになっていきます。
今回は『約ネバ』の鬼に関する
- 鬼の正体・目的
- 階級社会の仕組み
- 鬼の頂点「あの方」
についてまとめたいと思います~♪
『約束のネバーランド』鬼の正体とは?
エマたちが暮らす世界では
鬼が世界を支配していて、
人間は管理・養殖されています。
鬼は食用児を食べるという
極悪非道な存在なのですが
鬼とは一体どんな生物なのか?
なぜ人間を食べるのか?
謎の鬼の正体について分かりやすく解説します◎
鬼の真実!人間を食べて高い知能に
「最初の姿は誰も知らない」
「恐らくは『細菌』に似た何かだった」
「形のない怪物なんだよ」
※原作「約束のネバーランド」より引用
「細菌」に似た何かが
細胞分裂や突然変異を繰り返し、
様々な姿に進化してきた生物。
進化していく過程で
生物の遺伝子を取り込み
形質や能力を受け継いでいく。
つまり魚を食べると魚みたいに、
虫を食べると昆虫に似た姿に
進化していきます。
「奴らはヒトを食べなければあの姿も形も保てない」
※原作「約束のネバーランド」ノーマンの台詞より引用
ノーマンが作中で言う通り、
高い知能や人型を保つには
人間を食べる必要があります。
安定した人肉供給のために鬼は農園を運営していたんだね!
各地にある食用児農園の秘密と種類について、詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にどうぞ!↓
食べなくても人型を保つ例外もいる
人間(ヒト)を食べた鬼は
食べ続けないと人型を保てませんが
人間を食べなくても
知能や人型を保つ例外もいます。
エマたちがGF農園脱出後に出会う
ムジカとソンジュという鬼たちは
宗教上の理由で人間を食べない
という異端の存在ですが
実際は特殊な体質だったため
人間を食べなくても平気でした。
ムジカとソンジュについて、
もっと知りたい方はこちらの記事をどうぞ↓
鬼の種類や世界について詳しくは次の項目で!↓
『約ネバ』女王レグラヴァリマと五摂家が統治する鬼の世界
『約ネバ』の世界では
人間が鬼に支配されていますが
特に食用児たちを管理するのが
知性鬼と呼ばれる人型の鬼です。
知性鬼の中にもランクがあり、
王族と五摂家たちによって
世界は統治されています。
二足歩行の人型で、高い知能を持つ鬼。
鬼の言語を話し、仮面をつけているのが特徴。
王族、貴族、平民など。
知性がない鬼がほとんど。
四足歩行で言語を話せない。
森などで野生的に暮らすが、
一度「野良落ち」した鬼には
知性があるものもいる。
鬼の女王・レグラヴァリマ
鬼の階級社会において
ほぼ絶対君主の立場にいるのが
鬼の女王・レグラヴァリマ。
実質的な鬼の世界の統治者です。
王族の中でも核を2つ持ち、
鬼を統べる王の立場を利用して
上級の人肉を食べています。
農園始まって以来の
最高肉とされたノーマンを
自分で食べようとしていました。
本来なら最上級の肉は「鬼の頂点」に捧げるのに、女王レグラヴァリマは欲の塊だったんだね…
物語のキーマン!レウウィス大公
主人公たちの敵キャラながらも
人気の高いレウウィス大公は
ゴールディ・ポンド(GP)編から登場。
1000年以上生きている鬼で
食用児の狩りを楽しむ
享楽的な性格をしています。
エマたち人間には
鬼の弱点を教えたりや武器を与えたりする、
フェアで紳士的な一面も。
鬼の中でもスマートに描かれていて、主人公たちにヒントを残す重要な人物なのが、『約ネバ』キャラ内でも人気の秘密なのかも♪
圧倒的強さのレウウィス大公は
女王レグラヴァリマの弟!
GPの狩り場での銃撃戦で
最期を迎えることになりますが……?
核を2つ持っていたため
敗北後にレウウィス大公は復活!
「私はこのムジカこそ王に相応しいと思う」
※原作「約束のネバーランド」レウウィスの台詞より引用
そして、エマたちが「鬼の頂点」と
約束を結び直した後の世界で
鬼社会を大きく変える存在に。
鬼たちはレウウィス大公を
新たな王として推薦しましたが
レウウィス大公は提案を拒否して
- 農園の真相と廃止
- 「邪血の少女」の秘密
- 新王はムジカがふさわしい
などと民衆に提案します。
五摂家
王族に仕える貴族鬼の中でも
重要な役割を与えられた五大貴族。
一般の知性鬼と違って、
上級農園育ちの上質肉を食べるため
知性が高めなのが特徴です。
五摂家たちは
農園を管理・運営したり
政治を任されていたりします。
作中での五摂家メンバー(現在)は
- イヴェルク公
- バイヨン卿(当代)
- ノウム卿
- ドッザ卿
- プポ卿
下級鬼を人肉で制御するので
食べなくても人型を維持できる
「邪血の少女」の存在が邪魔。
そのため五摂家は
ムジカの「邪血の少女」一族を
始末していた過去も。
元五摂家・ギーラン
かつては五摂家の一員だったが
700年前にだまされて「野良落ち」に。
昔は人型だったが
現在は野良鬼に近い風貌。
人肉を盗むことで
ぎりぎり知性を保っている。
五摂家だった頃は民衆思いの名君主で
民衆を救うため、裏切りに……。
王族や貴族を強く恨んでいたため
ノーマンと手を組んで王都へ潜入、
五摂家や家族たちを殺害します。
実は、復讐を果たした後にノーマンたちを食べようとするずる賢いキャラだよ~
原作者曰く、鬼の世界きっての美青年なんだって!
各五摂家や他の鬼たちについて
詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめ♪↓
約束のネバーランドのラスボス「鬼の頂点」は人間と鬼を超えた存在
女王レグラヴァリマや
レウウィス大公などの王族や、
五摂家たち貴族鬼よりも
上の立場に存在しているのが
『約ネバ』のラスボスでもある
「鬼の頂点(あの方)」です。
鬼たちから神として崇められる
全ての頂点に立つ存在ともいえます。
人間と鬼との約束を結ぶ
「鬼の頂点」は
子供の鬼に似た姿ですが…
1000年前に人間と鬼との戦いを終わらせ、
ユリウス・ラートリーと約束を結んだ張本人。
普段は「七つの壁を超えた先」にいて、
世界と物理現象を超越する力を持ちます。
時間や空間、意識、概念なども
全て超越し操作できる最強の存在!
エマはかつて結ばれた約束を
結び直すために「鬼の頂点」に
会いに行こうとしますが…
『約束のネバーランド』の結末はぜひご自身の目で確かめてみて!
結んだ約束とラートリー家の秘密は
こちらの記事で詳しくまとめています~!↓
「鬼の頂点」の読み方
『約ネバ』の中でも大きな謎が
「鬼の頂点」の名前の読み方!
「鬼の頂点」の名前自体は
作中で明かされています。↓
引用元:「約束のネバーランド0」シークレットバイブルより
何度も出てくる名前ですが、
ある古代文字を組み合わせたもので
発音方法はわかりません。
しかし、鬼たちはもちろん、
エマやクローネたちも
作中で口にしているので
人間でも発音はできるようです。
鬼文字は発音がわからないため、
アニメでは仮に「あの方」と
呼ばれることになっています。
約束の代償!ティファリと食用児の謎
1000年前に結んだ約束の代償で
「鬼の頂点」へ捧げられるのが
最上級の食用児の肉です。
このときに行われるのが
ティファリと呼ばれる儀祭で、
儀式自体は王族と五摂家だけですが
王都全体で盛り上がりをみせるほど。
エマ、ノーマン、レイたちは
「鬼の頂点」へのごほうびとして
将来的に出荷される予定でした。
約束を破るのは不可能なため
ごほうびを断ることや
特上肉の飼育失敗は許されません。
つまり、『約ネバ』において
ティファリと食用児は深い関係にある
ということがいえます。
鬼の伝統的な儀式 グプナ
「神に糧を捧げる
神が受け取ったら花が開くそしたらその肉は食べてもいい
それが儀程(グプナ)
”鬼”の伝統的な肉の屠り方だ」※原作「約束のネバーランド」ソンジュの台詞より引用
ティファリ(儀祭)と同じように
重要なのがグプナ(儀程)です。
グプナとは肉を食べる前に
獲物に吸血植物ヴィダを刺し、
神への敬意と感謝を表す行為。
脱獄のきっかけのコニーやシスター・クローネなどにもグプナがおこなわれているよ!
エマは生き抜くために
ソンジュから教わりました。
『約束のネバーランド』人間の支配者!鬼の正体と仕組みまとめ
『約束のネバーランド』に登場する
高い知性や圧倒的な力を持つ鬼には
食べた生物の能力や形質を取り込む
という驚きの真実が隠されていました。
鬼たちが人型を保つには
人間を食べ続けなければいけない秘密も!
鬼の正体や真実についてまとめると…
- 鬼は生物を取り込んで進化
- 高い知性は人間を食べて得た
- 人間を食べずに人型を保つ鬼もいる
- 「鬼の頂点」は人智を超越した存在
- ティファリでは特上の食用児を捧げる
だから王族や上級貴族たちは高級食用児を食べて高い知性と人間に近い姿を保とうとしていたんだね~!
さらに「鬼の頂点」は
物語上で重要人物のひとり!
エマが「鬼の頂点」と
新しく結ぼうとした約束は
食用児たちにとってどう変わるのか?
最初から終わりまで目が離せない!!
注目の漫画ですよ~◎