2023年に舞台化・アニメ化されている
漫画「地獄楽」。
不老不死の仙薬を手に入れるために、
主人公・画眉丸たちが化け物と戦う「ダークファンタジー」作品となっています。
忍者である画眉丸の忍法や、
首切り執行人である佐切が繰り出す技がカッコよく、話題にもなりました。
この記事では作中に登場した、
画眉丸と佐切の技を一覧にし、まとめました。
画眉丸と佐切のカッコいい技を見直したい~
という方は、参考にしてみてください。
「地獄楽」画眉丸の技名一覧まとめ
技名 | 種類 | 内容 |
---|---|---|
火法師(ひぼうし) | 忍法 | 画眉丸が一番得意とする技。 体温を上げ皮脂を発火させ、体中に火をまとい攻撃する。 |
火法師 玉乗り | 忍法 | 玉に炎をまとわせて乗り移動する技。 |
火法師 綱渡り | 忍法 | 炎をまとった綱を渡る技。 |
火法師 輪くぐり | 忍法 | 炎をまとった輪をくぐる技。 |
雷礫(いかりつぶて) | 忍法 | 電気をまとわせた物を蹴り飛ばして相手を攻撃する技。 |
雷礫虫拵え (いかりつぶてムカデバージョン) |
忍法 | 敵が飛ばした無数のムカデを蹴り返し飛び道具とす技。 雷礫の応用技。 |
撓刃(しなりば) | 忍法 | 帯をムチのように使い斬りつける技。 |
風縫い(かぜぬい) | 忍法 | 口から物を飛ばす技。 |
棘衾(とげぶすま) | 忍法 | 木の枝で相手を刺す技。 火法師と合わせた「火法師拵え」も登場している。 |
大礫(おおつぶて) | 忍法 | 石を投げつける技。 |
火ノ橋(ひのはし) | 忍法 | 口から火を放つ技。 周囲の虫を全滅させるくらいの攻撃範囲を持つ。 |
花針(はなばり) | 忍法 | 親指で小石を放つ指弾。 |
華々抄(かかしょう) | 忍法 | 複数の火炎を発生させる技。 一斉に使用された技の一つで詳細は不明。 |
火炎断(かえんだん) | 忍法 | 前方に炎の壁を生む技。 一斉に使用された技の一つで詳細は不明。 |
つりわた | 忍法 | 一斉に使用された技の一つで詳細は不明。 |
鬼蛍(おにぼたる) | 忍法 | 複数の炸裂する火炎弾を放つ技。 目眩ましとしても使用。 |
爆水(ばくすい) | 忍法 | 大水のような勢いで炎をぶつける技。 一斉に使用された技の一つで詳細は不明。 |
花蛇輪(はなだりん) | 忍法 | 蛇のようにぐるぐると渦巻く炎を繰り出す技。 一斉に使用された技の一つで詳細は不明。 |
焼け吹き(やけふき) | 忍法 | 一斉に使用された技の一つで詳細は不明。 |
天帝颪(てんていおろし) | 忍法 | 石隠れ流の秘技で最終奥義。 炎をまとった手で相手をえぐりながら一撃を加える技。 |
雷礫火法師 お手玉 | 忍法 | 雷礫に炎をまとわせてお手玉にする技。 |
踵爪(きびすつめ) | 体術 | 爪で攻撃を浴びせているような鋭い踵を武器にした 蹴りによる攻撃技。 石隠れ流体術の一つ。 |
兜割(かぶとけわり)・ 乾竹割(からたけわり) |
体術 | 強力な踵落とし。 石隠れ流体術の一つ。 |
蛇絡み(へびがらみ) | 体術 | 蛇のような柔軟性で相手に絡みつく技。 |
撃針(げきしん) | 体術 | 一斉に使用された技の一つで詳細は不明。 |
刀捕(かたなとり) | 体術 | 相手の動作を読み取り、刀を取り上げる技。 |
鎌首(かまくび) | 体術 | 足の甲を武器にした蹴りによる攻撃技。 石隠れ流体術の一つ。 |
画眉丸の技は、忍術と体術の二種類があります。
戦いの中で両方を使い分け、使用しています。
伊賀の石隠れの里で学んで身につけており、
体術については、ほとんどが石隠れ流です。
複数の技を一斉に出すこともあり、
原作では詳細が明らかになっていない技もあります。
アニメで動きやエフェクトなどが見られ詳細が明らかになるかもなので、要チェック!
画眉丸の強さの秘密は必殺技と妻への想いにあり!
画眉丸の必殺技は、炎を操る忍法です。
特に得意としていたのが「火法師(ひぼうし)」でしたが、体中を炎でまとい相手を攻撃する様は、凄まじいの一言でした。
画眉丸がどんな処刑をされても決して死なないのは、忍法に通じるタオを無意識に使用しているからです。
超人的な身体能力を使う技「体術」も高い攻撃力を持っていますが、タオを使う「忍法」の必殺技がやはり強いですし、何よりカッコいいですよね!
頭を使い分析し相手の弱点を突くところが目立ちますが、画眉丸の強さの秘密は「忍法」の必殺技にあるのは間違いないでしょう。
いっぽうで、画眉丸の強さに妻への想い・気持ちが強く関わっているのも、作中で描かれています。
「がらんの画眉丸」と何も無いがらんどうが売りな画眉丸でしたが、死地に立たされても諦めず復活できたのは、妻・結(ゆい)の存在があったからです。
たとえば8巻でのムーダンとの戦いで絶体絶命のピンチにありながらも勝つことができたのは、「妻との再会」を思ったからでした。
画眉丸の強さは「必殺技」と「妻への想い」が根源にある、と分かりますね。
「タオ」などの用語については、
こちらでまとめています↓
「地獄楽」試一刀流技名一覧まとめ
技名 | 使用者 | 内容 |
---|---|---|
具足割(ぐそくわり) | 佐切 | 刀を水平に振り抜く斬撃技。 画眉丸の踵爪に対応した。 |
二輪月(ふたわのつき) | 佐切 | 正座の構えから繰り出される居合い切り。 展覧試しの型(将軍に見せる演武)。 |
鬼雨(きう) | 士遠 | 飛び上がり直角に斬撃を繰り出す技。 |
秋霖(しゅうりん) | 士遠 | 逆手に持った刀で素早く連続で斬撃を繰り出す技。 |
村時雨 | 士遠 | 連続での無数斬撃。 |
兜落 源嗣追悼 (かぶとおとし げんじバージョン) |
殊現 | 源嗣の怪力を再現した力強い斬撃技。 |
兜割 源嗣追悼 (かぶとわり げんじバージョン) |
殊現 | 源嗣の怪力を再現した力強い斬撃技。 緩急を加えよりバージョンアップさせた。 |
村時雨 期聖追悼 (むらしぐれ きしょうバージョン) |
殊現 | 期聖の見切りと受け流しを再現しレベルアップさせた斬撃技。 |
瞬迅の突き | 殊現 | 仙汰の突きに捻りを加え攻撃力をアップさせた連続技。 |
篠つく雨 | 典坐 | 試一刀流の奥技。 縦横無尽に直線的に斬り続ける技。 |
試一刀流は、斬首と試し切りを生業とする山田浅ェ門(やまだあさえもん)の流派です。
実力だけでなく、山田家次期当主としての位置付けを意味するランキングを持った、12人の段位保持剣士が存在します。
佐切は12位と最も下のランキングですが、実力は最下位ではなく上の方と言えました。
佐切は女性だったため下のランキングにされていたけど、持っている実力は試一刀流の使い手としても一流!
佐切の強さの秘密は「弱さ」にあり!
女性剣士として、どうしても感情が揺れ動き「強さ」にムラが出る佐切。
佐切が打ち首執行人になった理由は、山田家の当主の娘として生まれた自らの業を確かめるためでした。
自分の生き方は自分で見定め決めたい、という強い想いから打ち首執行人を続けながらも斬った罪人の苦しむ姿に取り憑かれ、苦しみ迷っていました。
しかし情から生まれる「ためらい」や「弱さ」こそ「強さの種」だと佐切は気付き、成長します。
自分の弱さと向き合い、乗り越えた時に発揮される強さは超一流で、素質は他の山田浅ェ門達も高く評価していました。
「弱さを認め受け入れる強さ」「弱さと強さの狭間の中道」こそ佐切の生き方であり、強さとなっていました。
佐切の強さを確認するために、
「地獄楽」をオトクに読み返したい方はこちらがオススメです↓
画眉丸と佐切の強さの秘密は二人の関係にもあった
血も涙もない「がらんの画眉丸」と「強さ・弱さと相反するものを持つ佐切」。
全く相反する二人は互いに、「画眉丸はがらんどうではない」「佐切は圧倒的な強さを持っている」と、
自身が気付かない内面を指摘し合います。
全く正反対な関係だからこそ、自身が見えない自分に気付けるのでしょう。
気付いていなかった自分の内面を示してもらい、
互いに本当の強さを引き出し合う関係となっていました。
お互いに自分で気付いていない自身の内面を指摘され、
驚くシーンはいくつも登場しましたが、見ごたえのある重要なシーンばかりでした。
互いを刺激し合う画眉丸と佐切の関係は、
互いを強くし合う以外にも、名シーンとしても必見です~。
キャラクターについては、
こちらでまとめています↓