2020年12月で第1部「公安編」が完結した
「チェンソーマン」。
コミックス累計発行部数2600万部を記録し(※2023年8月時点)
2021年には第66回小学館漫画賞、
さらにアメリカのハーベイ賞を受賞しており
国内だけではなく世界からも高い評価を受けた作品だと分かりますが
その魅力のひとつが「伏線」であるのは、間違いないでしょう。
最後の展開を示唆している1巻の伏線や
最終回に回収される2巻の伏線など
ムチャクチャでぶっとんだ展開からは想像もできない
緻密な伏線がチェンソーマンの大きな魅力となっています。
ここではチェンソーマンの伏線をまとめ
その魅力をお伝えしていきます。
キャラクターの魅力もスゴいけど、考え抜かれた伏線がハンパないです~◎
※ネタバレを含みますのでご注意ください。
チェンソーマン第1部「公安編」伏線まとめ
まずは見事に回収された
第1部「公安編」の伏線から見て行きましょう!
1巻の「特別鼻が利くんだ」はマキマとのバトル伏線だった!
1巻1話でチェンソーの悪魔となった主人公デンジですが
そこで上司となる
マキマと出会います。
初対面でデンジを信用したマキマですが、その理由を
「私は特別に鼻が利くんだ」
と、語っていました。
この時点では
「信用できる人間かどうかは勘で分かる」
「人間と悪魔の違いが匂いで分かる」
という
おおまかな意味での発言だと読めましたが
最終巻でのデンジとマキマのバトルの中で
マキマは視力が悪く匂いで人を判断してる
という意味で回収されます。
デンジはこの言葉からマキマの視力が悪いと予想し
マキマを倒しました。
1巻時点で最終巻11巻でマキマが倒される理由が仕掛けられていた
という事となります。
ものすごい伏線ですよね!
1巻で最終巻の展開を決めていたことが分かる
緻密に計算された伏線となっています。
2巻のマキマ「噛む力で私だって分かるように」は最終話への伏線だった!
2巻でデンジは
「エッチな事は相手を理解するほど気持ち良くなる」
とマキマから教えられます。
そこで
「目が見えなくなっても私の噛む力で私だって分かるように」
と言われながら、マキマに指を噛まれます。
この時点ではマキマがデンジを虜にするシーンだと読んでいましたが
11巻最終話に登場したナユタがデンジの指を噛み
その噛む力でマキマの生まれ変わりだとデンジが気付いたことにより
伏線だったと判明します。
これ、スゴい伏線回収ですよね!
2巻時点でナユタの登場シーンが予定されていたと分かる
素晴らしい伏線となっています。
天使の悪魔「チェンソー君のエンジン音をみんなが聞いている」の伏線が深い
7巻で天使の悪魔から
「特異課の悪魔連中は全員地獄で死ぬ直前に、チェンソーのエンジン音を聞いている」
という事実が明らかとなります。
この時点では全く意味が分からないエピソードでしたが
過去のチェンソーマンが「地獄のヒーロー」だった事や
地獄の悪魔は死亡すると人間界に生まれ変わることが分かってからは
特異課の悪魔は全員チェンソーマンに殺されていた
と分かります。
さらにチェンソーマンが助けを呼ばれれば登場し、
助けた後に呼んだ悪魔も殺すと分かってからは
特異課の悪魔たちは
「チェンソーマンに助けを呼んで殺された」
とも予想できます。
特にサメの悪魔ビームや天使の悪魔エンジェル、
蜘蛛の悪魔プリンシ、暴力の悪魔ガルガリ達は
チェンソーマンの眷属だったとのエピソードも開示されているため
「主に助けを呼んで殺されたのでは」と考察できます。
10巻で地獄時代のチェンソーマンが次々と明らかとなり
その度に意味が分かってくる7巻の天使の悪魔の言葉は
かなり深い意味を持った伏線だったと察せられます。
マキマや天使の悪魔などのキャラクターについては
こちらでまとめています↓
チェンソーマン第1部「公安編」未回収伏線まとめ
第1部開始から最終話まで考え抜かれ
仕掛けられた伏線が数多く確認できる「チェンソーマン」ですが
第1部では回収されず
第2部で回収されるであろう伏線を
こちらでまとめました。
武器の悪魔と4人の騎士とは
10巻でマキマの口から突如として登場した
「武器の悪魔と4人の騎士」。
デンジが初めて出会ったポチタが重傷を負っていたのが
彼らに攻撃されていたからだと説明されていました。
「武器の悪魔と4人の騎士」は計7名登場していました。
- 爆発の悪魔リゼこと「ボム」
- 剣の悪魔「サムライソード」
- 弓の悪魔となった「クァンシ」
- 「ムチの騎士」
- 「槍の騎士」
- 「刃の騎士」
- 「爆弾の騎士」
だろうと察せられます。
「4人の騎士」は
登場していましたが、情報は全くありませんでしたが、
描写から予想できます。
悪魔との違いや騎士とは何なのかは、
全く情報が無く、分かっていません。
2部以降で明らかになるかもしれないので
要チェックな伏線となっています。
11巻でデンジとパワーが交わした約束
最終巻11巻で心が折れてしまっているデンジが
復活するキッカケとなったパワーとの契約です。
血の悪魔であるパワーから血を与えてもらう代わりに
「地獄で生まれ変わった血の悪魔を見つける」という契約をします。
2部に展開するであろうパワーとの再会を示唆する伏線であるため
押さえておくべき伏線となっています。
作者コメント「吉田はまだまだ活躍します」
第一部完結後に開催された
「チェンソーマン公式ファンアートコンテスト」。
ここで吉田ヒロフミのファンアートに
作者藤本タツキ先生から
「吉田はまだまだ活躍します!」
とコメントされていました。
このコメントはファンにとっては
第2部にて吉田ヒロフミが登場し活躍する
という伏線として読めます。
第2部での吉田ヒロフミは要チェックです!
チェンソーマンは伏線が最もアツい作品!
「チェンソーマン」の魅力をファンに聞くと
「ぶっ飛んだキャラクターたち」と
答える人が多いでしょう。
それくらいマキマの魅力はぶっ飛んでますし
レゼは可愛いですし、早川家メンバーは最高です。
たしかに「チェンソーマン」のキャラクターたちは
他の作品では味わえない魅力を持っていますが
いっぽうで伏線と回収が素晴らしい
考察好きにはたまらない作品ともなっています。
今回「チェンソーマン」の大きな伏線を見てきましたが
「チェンソーマン」は「連載開始から最終話が決まっている作品」
だと分かりました。
このような作品は
連載中に展開によって当初からの予定が変わったとしても
軸がブレないため、追いかけるファンも安心して読める
がっかりすることがない逸品だと言えます。
最終回までがっかりすることなく
安心して追い続けられるアツい作品ということです!
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