1998年に週刊少年ジャンプで連載を開始した「ハンターハンター」。希少な事柄や物を生涯にわたって追求する職業・プロハンターに憧れる主人公の少年・ゴンを中心に、さまざまな人の出会いと成長を描いた冒険活劇です。危険な能力者が数多く登場しますが、その中でもナニカは極めて異質な存在として描かれています。そこで今回は「ハンターハンター」ナニカの正体のほか、能力やルールを調査しました。尚、コミックスを見ていない人にとってはネタバレが含まれている可能性があるので、ご注意ください。
「ハンターハンター」ナニカの正体は?
「ハンターハンター」ナニカは暗殺者一族・ゾルディック家の子供の1人、アルカ(年齢10代前半)の別人格です。他者から「お願い」をされると、ナニカが表に現れます。この時、肌が白色になり、目と半開きの口が黒色に塗りつぶされたような状態に一変。ロボットのごとく他者の「お願い」を聞いて叶え、その見返りとして「おねだり」するものの感情が欠落しているわけではありません。ゾルディック家の三男・キルアを慕い、彼に「いい子いい子」と撫でてもらうと嬉しそうな表情をしています。
読者による考察の一説
読者の間ではナニカの真の正体について考察が繰り広げられ、暗黒大陸発祥の五大災厄の1種・ガス状生命体「アイ」が関係しているのではないかと噂されています。この根拠は以下の通りです。
- 過去にハンター協会の会長・ネテロとゾルディック一族が暗黒大陸を訪れた
- ナニカは「お願い」を聞くと「あい」と返事をする
- コミックス33巻の幕間でナニカは暗黒大陸出身であると明かされている
以上の情報を踏まえると、予期せず持ち帰られたガス状生命体「アイ」がアルカに寄生し、ナニカという別人格として存在しているのではないかと考えられます。
「ハンターハンター」ナニカの能力
「ハンターハンター」ナニカの能力は非常に稀な特質系に分類されており、修練度が最上位です。人知を逸脱したレベルの影響が出やすいために、ゾルディック家の当主であるシルバは「あれは別のどこかから来た、なにか」と言ってナニカを幽閉していました。熟練の暗殺者であるシルバすら恐れおののくナニカの能力とは、どのようなものなのでしょうか。
等価交換で何でも実現
他者がナニカの「おねだり」を3回ほど連続して叶えると、ナニカが「お願い」を1つだけ叶えます。「お願い」と「おねだり」は原則として等価交換です。そのため願い事の規模が大きくなれば、次の「おねだり」の難度が高まります。ただし「おねだり」をされるのは「お願い」した当事者ではなく、そのほかの人間が対象です。
4回「おねだり」を断れば死亡
万が一「おねだり」を4回連続して断った時点で「おねだり」された人間とその人間の最愛の人物は奇妙な力で命を奪われます。この2人の死で等価交換が成立しなければ、さらに死人が増加。「おねだり」された人間と一緒に過ごした時間の長さに応じて、ほかの人間が無差別に殺害され、誰も妨害できません。尚、死亡する形は個々で異なり、「おねだり」された人間のみ圧死です。そのほかの人間は絞った雑巾のように全身がねじれて無残な姿で死を迎えます。この遺体の状況はガス状生命体「アイ」の犠牲者の様相とそっくりです。
不明瞭な「お願い」による影響
「お願い」を叶えるうえでの過程が明確ではない場合、大規模災害級の被害を周囲におよぼしかねません。過去にゾルディック家の執事・ヤスハが「大富豪になりたい」と「お願い」した時には、屋敷の上空を飛んでいた現金輸送船から無数の紙幣が降り注ぎました。そして「お願い」に応じた「おねだり」として、アルカが別の執事に臓物を要求。もちろん対応不可能だったために68人が犠牲になりました。
ナニカの能力のルール
ナニカの能力は複雑なルールがあり、キルアのほかゾルディック家の長男・イルミや次男・ミルキによって解明がおこなわれています。ここからはナニカの能力のルールについてチェックしていきましょう。
「おねだり」に関するルール
ナニカが「おねだり」する時には、相手の名前を呼ぶ必要があります。そのためナニカが名前を知らない人物には「おねだり」できません。万が一、失敗して死人が出た時点で「おねだり」の難度はリセットされてレベル1になります。尚、「おねだり」が発動するタイミングはキルアにすら分からず、解明が進められている最中です。
難病の治療とその条件
もともとナニカの能力は破壊が得意で、治す行為が苦手です。そのためナニカ本人が直に対象に触れなければ、治す「お願い」を叶えることができません。さらに体力の消耗が通常よりも激しいらしく、治す「お願い」を叶えた後は眠り込んでしまいます。また、どれだけ治す工程が困難だったとしても、臓物を要求するなど残酷な「おねだり」は発動しません。純粋に誰かを救いたいと思う善の心が「お願い」に含まれていれば、大きな犠牲を伴わないのではないでしょうか。
キルアのみに適用されるルール
ゾルディック家でナニカを可愛がっていたのはキルア1人だけでした。そのためナニカはキルアの命令のみ、いっさい条件なしで実行します。また通常の「お願い」のように等価交換の「おねだり」が発動しないため、キルアはリスクなしでナニカに頼ることが可能です。しいていえば命令を実行した後に「いい子いい子して」とキルアにねだるものの、これを拒否したところで犠牲は出ません。尚アルカ編でキルアが「他の人間の『お願い』を聞くな」と命令したため、実質ナニカへの「お願い」はキルアを介さなければ叶えてもらえません。
まとめ
ナニカは規格外の能力の持ち主のため、長年にわたりゾルディック家で危険視されていました。能力の使い方によっては万単位の犠牲者を出してしまう恐れがあるうえに、幻影旅団のような盗賊集団に悪用される可能性もあったからです。しかしキルアだけはナニカを見放さず、彼女を守り抜く決意を固めています。
読者の間ではナニカが暗黒大陸・王位継承編のキーパーソンとなるのではないかと噂されていますが、どのような活躍を見せてくれるのでしょうか。今後の展開も見逃せませんね。


