アニメ放送・実写映画ともに大評判な、
人気作品「キングダム」。
登場人物の魅力が人気の理由のひとつで、
特に河了貂(かりょうてん)は、
序盤から登場する注目キャラクターです。
この記事では、
河了貂の特徴や活躍、軍師としての役割を解説しています。
- 河了貂は史実で実在するの?
- 実写映画の河了貂役を知りたい!
- 河了貂の軍師としての実力って、どうなの?
などが知りたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
※ネタバレを含みますので、ご注意ください。
「キングダム」河了貂(かりょうてん)の特徴
「キングダム」1巻から、
フクロウの格好をして登場している、河了貂。
成蟜(せいきょう)の反乱で嬴政(えいせい)と信を助けたことをキッカケに、二人と出会います。
信に惹かれ、共に戦場で生きることを決意し、軍師を志します。
戦闘力がほとんど無い河了貂は、
軍師となり、頭脳で信を支え活躍します。
フクロウ姿の可愛い容姿で登場したこともあり、
「キングダム」の可愛いマスコット的なキャラクターという役割も果たしています。
河了貂の正体は「山の民」の女の子
河了貂がフクロウの被り物をしているのは、
山の民・梟鳴族(きゅうめいぞく)の出自だからです。
かつて楊端和(ようたんわ)達と山界の覇を争い、敗れ絶えた一族で、
強い一族だったとバジオウから明かされています。
つまり河了貂は、
楊端和と同じ山の民の一族、ということになります。
一人称が「オレ」なため、
当初男の子と思われていましたが、
9巻で女の子だったと明らかになりました。
黒卑村(こくひむら)という治安の悪いところで過ごしていたため、
女の子であることを隠して暮らしていたようです。
楊端和など他のキャラクターについては、
こちらの記事がオススメです~↓
河了貂は史実で実在する?
史実で実在することが多い「キングダム」ですが、
河了貂は、
史実には実在しないオリジナルのキャラクターです。
初期から登場するキャラでは珍しい、
架空の人物となっています。
もともとは「填(てん)」という名前で、信の妹役として登場する予定だったようですが、
信たちが山の民と出会う案内役として、現在の河了貂が誕生したと、公式ガイドブックで明かされています。
信の妹という設定も良いですが、それではフクロウの格好にはならなかったでしょうし、
現在の河了貂の方が面白いですから、良改変と感じられます。
映画実写版は橋本環奈さん
項目 | 内容 |
---|---|
名前 | 橋本 環奈(はしもと かんな) |
生年月日 | 1999年2月3日 |
身長 | 152 cm |
血液型 | AB型 |
事務所 | ディスカバリー・ネクスト |
実写映画「キングダム」では、
橋本環奈さんが、河了貂 役を演じています。
コミカルで可愛いイメージが、橋本環奈さんにはピッタリですよね!
続編が決まっている「キングダム」で、
また河了貂の演技が見られるのが楽しみです~
河了貂が軍師を目指した理由は?
河了貂は嬴政を助けたことにより、
信と二人で暮らす家をもらい、平和に暮らします。
しかし、その後も戦場へ行き将軍を目指す信の姿を見て、
一緒に戦場へ行きたいと望むようになり、軍師を目指します。
「軍師」を志望する理由は、
「その時(信が死ぬ時)そこにいられないことが怖いから」と、9巻で打ち明けています。
36巻では、「あいつと一緒に幸せになりたいから」戦場に出るとも語っています。
軍師への道のり
戦場へ出て、真っ直ぐ夢に突き進む信の姿を見た河了貂は、
軍師として、信と共に戦場に出ることを目指します。
羌瘣(きょうかい)の推薦状により、
軍総司令官・昌平君の軍師学校へ入ることに成功します。
もともと優れた頭脳を持っていた河了貂は、軍師学校で戦術を学び、
昌平君から特別軍師認可をもらうほどの評価を得ます。
蒙恬以来の早期認可を得た河了貂は、
飛信隊の軍師に就任します。
入隊後は、
隊員の全幅に信頼を得て、信を支え続けることとなります。
人質になった時”軍師として信と共に歩む”と決心!
著雍(ちょよう)の戦いで、
河了貂は敵にさらわれ、人質になってしまいます。
敵将の前に連れて行かれた河了貂は、
「なぜ女の身で戦場へ出る」と問われます。
河了貂の答えは、
「信の夢が叶って欲しいと思っている」
「オレもあいつと一緒に幸せになりたい」
「キングダム」36巻より引用
でした。
河了貂が軍師として戦場に出続ける、
自らの決意を再確認して口にした、1シーンです。
河了貂の軍師としての活躍シーン!その役割と実力は?
河了貂は昌平君から特別軍師認可をもらう程の頭脳を持った、
優れた軍師です。
大ピンチな飛信隊を救った河了貂の初陣シーンと、
河了貂が大活躍した、黒羊丘の渡河シーン、2戦を紹介します!
初陣で魏軍八指に入る軍師を圧倒!
羌瘣が抜けた飛信隊は、
信が千人将を降格されるのでは、というほど魏を相手に負け続けてしまいます。
理由は、羌瘣の代わりに信が戦術を決めていたからであり、
どのように戦っていたか聞いた蒙恬が「よく全滅しなかったな」というほど、酷いものでした。
その後も負け続ける飛信隊。
とうとう咸陽から、
新たな軍師が到着します。
到着したのが河了貂だったため、驚く信。
信にとっては妹(弟?)のような存在の河了貂に
飛信隊の指揮を丸投げすることはできず、
本陣に入ることだけを認め、指揮することは認めませんでした。
その後も敵に裏をかかれ、飛信隊は大ピンチを迎えてしまいます。
そんな信に状況を説明して指示を出し、
信に決断を迫る河了貂。
河了貂の熱い真剣な指示に、
とうとう信は、河了貂の指示を認めることにします。
敵の裏をかき、
隊長の信を助攻(おとり)にし、
副隊長の郭備(かくび)を主攻にする作戦を取ります。
信に集中した攻撃をさせ、
その間に手薄になった本陣を郭備隊が攻め込み、
見事に勝利し、敵将と敵軍師を生け捕りにします。
裏をかいた飛信隊の軍師が女の子であることを知り、
魏軍八指に入る魏軍軍師・氷鬼は「ふざけるな!」とキレます。
そんな氷鬼に、信が言い返します。
「お前は知恵比べでこいつに負けたんだよ」
「飛信隊軍師・河了貂になァ!」
「キングダム」36巻より引用
信をはじめ、
飛信隊全員に実力を認めさせた河了貂。
見事に実力を発揮し大活躍だった、
河了貂の初陣でした。
黒羊丘・渡河攻略では昌平君を超えた?
「黒羊丘の戦い」で、河の対岸を趙軍に陣取られ、
手の打ちようが無くなった飛信隊。
昌平君でさえも「無手」という、
船も橋も無しで渡河を求められる状況に、河了貂は追い込まれます。
それでも渡河を果たさないと後が無いため、
河了貂はギリギリまで自分を追い込み、策を生み出します。
副長の渕(えん)さんを使い、
命がけで橋を作り、渡河を果たせたのです!
陣取っていた対岸の趙軍を突破し、
絶体絶命だった飛信隊は、ピンチを脱します。
昌平君でさえも「不可能」と言った状況を、
打破する策を生み出した河了貂。
「昌平君を超えたんじゃないか」と言う信に、
「10倍くらい凄かった昌平君が9倍くらいになった」と言い返し、
謙虚ながらも少し自分の成長を認めていました。
飛信隊軍師としての役割を、
きっちりと果たした、河了貂の名シーンでした。
かわいい河了貂と蒙毅(もうき)は結婚するのか
【オギコからの伝令ェ!】
今日は、秦から盗んできたよォ!
河了貂の兄弟子?って言ってたけど…かしこい人なのかなぁ~…。おっ…オギコのほうが強くてかっこいいよねェ?#キングダム #オギコからの伝令#蒙毅(#市川太一)#キャラクター設定画 #初公開https://t.co/Voy44nSZGl pic.twitter.com/FXvziiZp2m— 【公式】TVアニメ「キングダム」第5シリーズ (@kingdom_animePR) August 25, 2021
「キングダム」のマスコットポジションであり、
信との結婚も噂される河了貂。
しかしいっぽうで、
河了貂と結ばれるのではないかと言われているのが、
蒙毅(もうき)です。
昌平君の軍師学校の先輩であり、
入校してた河了貂に一番最初に声をかけ、手を差し伸べたのが蒙毅でした。
蕞(さい)の城では介億から、
「蒙毅には気をつけろ」と言われており、
蒙毅が河了貂を気になっているのでは、と予想されます。
もしかしたら蒙毅からアタックされ結婚、という展開もあるかもしれません。
二人の関係は、今後も要チェックです!
その他のキャラ関係については、
こちらでまとめています~↓
河了貂は最後に死亡するのか?
河了貂は今後、どうなっていくのでしょうか?
飛信隊の軍師というポジションから、
中華統一するまで駆け抜けると思われますし、
信と共に、最終巻まで生き残り活躍しそうですよね!
ただ、史実に登場しないオリジナルキャラクターなため、
作者・原先生しだい、というところもあります。
「キングダム」を最後まで追いかけ、
河了貂の最後がどうなるのか、確認したいですね!
「キングダム」をお得に追いかけたい方は、
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