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『チ。地球の運動について』を楽しむための3つのおすすめポイント!史実・名言・伏線まとめ

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芸能人にもファンが多く、
数々のマンガ賞も受賞している漫画、
『チ。地球の運動について』

本作品は実在した天文学者を
キャラクターのモデルにしたり、
有名な事件や論争をモチーフに
物語が展開していく漫画です。

中でも注目したいのが
「天動説」と「地動説」の歴史
いくつかの重要な伏線・元ネタ、
そして、ぐっと読者の心を掴む名言!

そこで、この記事では
物語における史実やモデルの天文学者、
伏線や名言・名セリフなどについて
考察を織り交ぜながら
簡単にまとめてご紹介していきます◎

これを知っていれば『チ。地球の運動について』をもっと楽しめるかも!?

おすすめポイントごとにまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてね♪

※最終話までのネタバレを含みます。

チ。
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『チ。地球の運動について』モデルとなった史実解説・紹介!

『チ。地球の運動について』では
実際のヨーロッパで起こった
研究の歴史や事件をモチーフに、
天文学を巡る活動が描かれています。

物語を通して描かれているのが
主人公たちが研究している「地動説」

実際の歴史でも科学分野の発展には
宗教の存在が大きく関わっていますが、
『チ。』ではよりリアルに感じられるかも。

『チ。』から天文分野に興味を持ったというファンもいるみたいだよ~

ここでは、もっと知っていれば
『チ。地球の運動について』を
さらに楽しめる知識をお届けします~!

また、『チ。地球の運動について』は
史実ベースのフィクション作品なので注意。

ひょっとしたらこんな場面もあったのかも・・・?

と思いながら読むのがおすすめです♪

そして『チ。』の登場人物と
実在した天文学者との
共通点もまとめていきます!

※登場キャラクターのモデルは本編では言及されておりません。
こちらで紹介する天文学者のモデルは一例となっています。

『チ。地球の運動について』時代背景

物語の舞台は15世紀前半の
P国という架空の国です。

P国では圧倒的な権力を持つC教のもと、
神の教えに背くとして「地動説派」を
弾圧や迫害、処刑していました。

実際の歴史だと、
中世のキリスト教では
「天動説」が絶対の真理とされていて、
正しいと信じられていたようです。

つまり、『チ。』におけるC教とは
キリスト教がモデルと考えられます。

本作品内でも宗教や神の存在について触れられるシーンがあるから、意外とピンとくる方も多いようです!

そして、C教=キリスト教では
異端とされた「地動説」を説いたのが、
コペルニクスという天文学者です。

コペルニクスはポーランド出身で、
15世紀から16世紀に活躍しています。

コペルニクスの活躍時期と
『チ。』の時代背景は合うので、
P国はヨーロッパにあるポーランド
モデルになっていると思われます。

『チ。』P国とC教のモデルはこちら!↓

P国=ポーランド(Poland)
C教=キリスト教(Christianity)

また、物語が進むにつれて
ポーランドが実名登場するので
P国=ポーランド王国
と言い切っても良さそうです◎

地動説や天動説、コペルニクスについては次で簡単に解説していきます♪

『チ。地球の運動について』天動説と地動説とは?

それでは『チ。』本編内で
重要なキーワードになっている、
「天動説」「地動説」について
簡単に解説していきます。

まずはC教=キリスト教で公式的に支持されていた「天動説」です↓

「天動説(地球中心説)」

地球が宇宙の中心であるという考え方。
古代ギリシアが起源の宇宙論の1つ。

太陽などの他の惑星や星は、
神が作った人間が住んでいる
地球を中心に運動している。

つまり「地球が世界=宇宙の中心」
という考え方になっています。

天動説では地球の形は球体、
星や惑星がある天の形も球状で
地球の大地を包み込むように
広がっていると考えられていました。

しかし「天動説(地球中心説)」だと
天に張り付いた星々が落下しないことや
地上で感じる重力の説明がつかないことを
天文学者アリストテレスは疑問視します。

そこで登場したのが「地動説」!↓

「地動説(太陽中心説)」

「天動説」とは対になる考え方。
16世紀頃、コペルニクスによって提唱

地球を含む多くの天体が
太陽を中心にして運動しているという理論。

地動説では説明できなかった現象も
「天動説」だと証明できるようになり、
新たな天体や法則の発見にも貢献していく。

提唱後にカトリック教会から
すぐに認められたのではなく、
2008年になってようやく認められた
歴史的には新しい部類の宇宙論です。

物語のモチーフにもなっている
「ガリレオ裁判」からは、
400年近く経っていることになります。

ちなみにローマ教皇からガリレオへの公式謝罪は1992年なんだって!

科学的には早い段階で認められていた地動説だけど、教会から認められるまでにたくさんの時間と努力が必要だったんだね・・・!

過去に提唱されてきた宇宙論は
ここで紹介したもの以外にもあるので
興味のある方は調べてみても面白いかも◎

そして、21世紀になってから
ようやく正式に認められた地動説。

地動説が受け入れられるまでに
多くの人々が関わってきました。

次に、天文学に関係する人物たち
時系列に沿って簡単に紹介していきます♪

万学の祖 アリストテレス

アリストテレスは
紀元前に活躍した、
古代ギリシアの哲学者です。

哲学の他にも政治や自然科学といった
様々な学問分野を分類して、
基礎を作り上げたとされています。

そのため「万学の祖」とも言われ、
宇宙分野でも大きな影響を与えました。

宗教家はもちろん、これから紹介する学者たちへも影響を与えています!

また、アリストテレスの宇宙論は・・・

宇宙の中心には地球があり、
他の惑星は地球を覆うように広がった
球状のドームに乗って運動している。

という「天動説」寄りのものです。

そして、惑星が貼り付くドームは
無数の星々が貼り付くドームに覆われ、
一番外には「第一動者」=「神」がいる
と考えていました。

宇宙の外には神が存在すると
万学の祖が考えていたので、
地動説がなかなか受け入れられなかった
という背景も考えられますね。

ちなみに「エーテル」という元素を提唱したのもアリストテレスだよ~

天動説の提唱者 クラウディオス・プトレマイオス

クラウディオス・プトレマイオスは
『チ。』作中でも触れている、
天動説の本格的な提唱者です。

天文学の専門書「アルマゲスト」では
地球の周りにある惑星や他の天体の
大きさや円運動
について述べています。

特徴的なのが
アリストテレスの宇宙論をベースに、
天体観測を重ねて発展させた点です。

アリストテレスと同じく
天動説を主張していたのですが

地球を中心としたときに

月・水星または金星・太陽・火星・木星・土星・他の天体

という順で地球から離れていると提唱。

天王星、海王星、冥王星は
それぞれ1781年、1846年、1930年に
発見された天体になっているので
当時、存在は知られていませんでした。

ちなみに実際の惑星の位置はこちら↓

太陽・水星・金星・地球(月)・火星・木星・土星・天王星・海王星
※冥王星は2006年に惑星の定義から外されています。

しかし、当時の技術では
水星の観測が十分ではなかったため、
一部の学者からは問題にされたようです。

それでも大まかな位置の順番は
実際の位置と合っているところも多く、
2世紀頃の観測力の高さがうかがえます。

また、天体の一番上にある天界は
神が存在している完璧な世界であるため、
天体は楕円ではなく円軌道を描いている
とも論じています。

アリストテレスの宇宙論をプトレマイオスが補完・発展させていく形で天動説が確立していきました。

地動説の先駆者 アリスタルコス

古代ギリシアの天文学者でもあり
数学者でもあるアリスタルコスは、
太陽中心説を一番最初に唱えた人物
作中でも触れている1人になっています。

そのため「古代のコペルニクス」と呼ばれることも!

アリスタルコスはアリストテレスよりも
約10年ほど後の人物なのですが、
地球と月、太陽の観測から
月の大きさや太陽までの距離を求めました。

ですが、世間的には天動説が有力視され、
アリスタルコスの理論は約2000年もの間、
天文学史から忘れ去られてしまいます。

地動説の創設者 ニコラウス・コペルニクス

キリスト教や聖書の解釈によって
有力視されていた天動説でしたが、

コペルニクスの登場によって
天動説が打ち砕かれることに・・・!

コペルニクスは15世紀から16世紀に
活躍したポーランド出身の天文学者。

聖職者として働きながらも
フロムボルク聖堂近くの塔で
天体観測や研究をおこなっていました。

観測に関してはむしろ苦手意識が強く、
地動説の論文についても出版する気は
全くなかったとされています。

コペルニクスによる地動説理論の出版は、唯一の弟子であるゲオルク・レティクスが強く説得して、刊行したとのこと!

そしてやっとの思いで出来上がった
コペルニクスの主著『天球の回転について』は
ティコ・ブラーエやケプラー、ガリレオなど
後の学者へ大きな影響を与えました。

また、プトレマイオスの天動説では
解明できなかったことも証明して、
さらに地動説を発展させたのです。

コペルニクスが提唱した地動説の概要はコチラ!↓

  • 惑星は太陽の光を反射しているから中心には太陽があるべき
  • 太陽よりもはるかに小さい地球が周りを回る方が合理的
  • 内惑星(水星・金星)と外惑星(火星・木星・土星)の違いがわかる

ここで『チ。』要素として注目したいのが、
コペルニクスはバデーニのモデルの1人
と考察されている点です。

バデーニとコペルニクスの共通点

  • 聖職関係者
  • 地動説の基本理論を完成させる
  • 研究成果は後世に残す気がなかった
  • 地動説に関する資料を読んで発見をする

『チ。』ではバデーニはオクジーから
グラスが記録していた火星の軌道日誌や
地動説の研究資料を受け継ぎます。

一方で史実のコペルニクスは・・・?

そこで私は宇宙の諸球の運動は学校の数学が教えるものとは異なったものであると誰かが既に考えておりはしないかどうかを検べるために、手に入る限りの哲学者の書物を読む努力をいたしたわけでございます。
※Nicolaus Copernicus(ニコラウス・コペルニクス)『天球の回転について』序文より引用

つまり、コペルニクスもバデーニ同様に
手に入る限りの哲学者の書物を読んで
地動説の発見をした
ことが分かります。

結果としてコペルニクスは
『天球の回転について』の
出版前に死去してしまいます。

この後コペルニクスの理論は、
次の世代へと受け継がれていきます。

正確な天体観測 ティコ・ブラーエ

16世紀に活躍した天文学者の
貴族ティコ・ブラーエは、

コペルニクスの理論をもとに
プトレマイオスの天動説を取り入れ、
独自の宇宙論を作り出した人物です。

デンマークでも屈指の大貴族出身で
観測のための巨大な天文台を設立し、
より精密な天体観測をおこないました。

先祖代々一族の血筋のため、
親族からは法律や政治の道を期待されたが
ティコ・ブラーエは天文学の道に進みます。

天文学者の中でも印象的なのが
望遠鏡を使わず、肉眼のみで
観測をしていた最後の1人
であること!

肉眼だけなのに正確な観測データを
たくさん残していたのも特徴の1つ。

そして、大量の天文観測データは
助手のケプラーに引き継がれます。

ここで『チ。』キャラと照らし合わせてみると・・・?

天文台で研究を続けていて、
大量の天文観測データを持っている
『チ。』キャラクターと言えば・・・

宇宙論の大家・ピャスト伯です。

ピャスト伯とティコ・ブラーエの共通点

  • 由緒正しい大貴族出身
  • 親族からは望まれていない天文の道へ進む
  • 天文台で正確な天体観測と研究をおこなう
  • 膨大な量の天体観測データを後継者へ残す

ピャスト伯もコペルニクスを同じように
次の時代の人物・オクジーやヨレンタたちに
大量の観測データを託していきます。

惑星運動の解明 ヨハネス・ケプラー

ヨハネス・ケプラーは
16~17世紀に活躍した天文学者で
天体物理学の先駆者でもあります。

コペルニクスの理論について
初めて天文学者として支持したが、
プロテスタントで教師だったため失職。

その後、ティコ・ブラーエの助手として
時々衝突しながらも研究していきました。

ティコ・ブラーエの死後、
引き継いだ観測データをもとに
「ケプラーの法則」を発見・発表
地動説(太陽中心説)を強化していきます。

「ケプラーの法則」

  • 第1法則:惑星は太陽を1つの焦点とする楕円軌道を描く
  • 第2法則:惑星と太陽とを結ぶ線分単位時間に描く面積は一定である
  • 第3法則:惑星の公転周期Tの2乗は、楕円軌道の半長軸aの3乗に比例する

つまり、大量の観測データから・・・

  • 惑星は太陽の近くでは速く動くが遠くだと遅く運動する(第2法則)
  • 円軌道ではなく楕円軌道を描く(第1法則)

という法則を導き出したのです。

さらにケプラーの研究資料によると
貧しい生まれで視力も弱かったとのこと。

自信を持てず、後ろ向きな側面
あったとされています。

また、『チ。』ではバデーニが
楕円運動をしていることを発見しますが、
アイディアのヒントになったのは
オクジーのネックレスでした。

そして『チ。』の登場人物では、
オクジーとの共通点や要素
詰まっていると考えられます。

オクジーとケプラーの共通点

  • 貧しい家庭で神を信じている
  • 視力が対比(優れた視力のオクジーと低い視力のケプラー)
  • ネガティブ寄りの性格
  • 天文学者に師事する
  • 楕円運動の発見に貢献

ケプラーは他にも肉眼でも見ることができた、ハレー彗星や超新星(超新星爆発)を観測したことでも有名な人物だよ~

天文学の父 ガリレオ・ガリレイ

ほとんどの人が知っているくらい
有名な物理学分野の学者と言えば、
ガリレオ・ガリレイですよね!

ガリレオは16世紀から17世紀に
活躍した哲学・近代科学者で、
偉大な功績から「天文学の父」と
呼ばれている人物です。

『チ。地球の運動について』では
1話目から衝撃的な展開で描かれる、
異端裁判のモデルとなっています。

いわゆる「ガリレオ裁判」と呼ばれるものだね!

実際の歴史では地動説派に対して、
『チ。地球の運動について』で
描かれるような迫害はなかった

言われているので注意したいポイント。

また、コペルニクスの地動説を支持し、
地動説の証拠となる現象を見つけます。

ガリレオによる地動説が正しい証拠

  • 月にあるクレーターの発見
  • 木星の衛星発見(ガリレオ衛星)
  • 金星の満ち欠けの観測
  • 太陽の黒点観測
  • 天の川銀河の観測・発見

ガリレオは天動説から地動説へと
転換された科学史の中でも
中心的存在として位置づけられます。

「17世紀科学革命」の中心的人物

  • ニコラウス・コペルニクス
  • ヨハネス・ケプラー
  • ガリレオ・ガリレイ
  • アイザック・ニュートン

地動説の証明 アイザック・ニュートン

偉大なる科学者でもある
ガリレオが死亡した後に
生まれたのがニュートンです。

ニュートンも数学や物理学、経済学など
幅広い分野で功績を残していますが、

天文学史的にはニュートン力学を創設し
地球と天体の運動を理論的に証明した

という業績が有名です。

万有引力や角運動量保存則の発見、
天体望遠鏡の作成などもおこないました。

史実に繋がる? アルベルト・ブルゼフスキ

『チ。地球の運動について』では
架空国家P国で繰り広げられる、
C教関係者と天文学者との戦い
が色濃く描かれています。

架空の国家と宗教での出来事なので
ほとんどが実名ではなく、
創作上の人物として登場しています。

しかし、7巻表紙に先行登場した
最終話の主人公・アルベルトは、
ポーランド王国出身の人物として
なんと実名登場しているのです!

15世紀に活躍した
アルベルト・ブルゼフスキ

『チ。』キャラのモデルになった
多くの天文学者たちと同じように、
天動説に疑問を抱いていました。

さらにケプラーが発見した
惑星による楕円運動についても、
月が楕円運動していることを
誰よりも早く気付いた人物でもあります。

そして、一番注目したいのが・・・
大学の数学と天文学の講義で
教えていた学生の中に、
コペルニクスがいたことです!

こうして現実世界の歴史が
物語として本編へと繋がっていく、
と思いきや・・・

この後『チ。』では、
本格的にコペルニクスが登場する前に
物語の幕が下りてしまいます。

各キャラクターの特徴を知りたい方は
こちらの記事を参考にどうぞ↓

『チ。ー地球の運動についてー』登場人物一覧・相関図まとめ!
マンガ大賞受賞作品『チ。ー地球の運動についてー』のキャラクターを紹介!登場人物の相関図もまとめました。キャラの特徴や関係性を知りたい方に!

『チ。地球の運動について』名言一覧

続いて『チ。地球の運動について』の
登場キャラクターたちが残した
名言の数々をご紹介していきます♪

名言の宝庫とも呼ばれる本作でも
読んだ後でも心に残る名言・名セリフ
5つピックアップしています~!

なら一体何を捧げれば、この世の全てを知れるーー?

「硬貨を捧げれば、パンを得られる。税を捧げれば、権利を得られる。労働を捧げれば、報酬を得られる。なら一体何を捧げれば、この世の全てを知れるーー?」
※『チ。地球の運動について』第1巻 ナレーションより引用

読み始めた一番最初のコマが
実は名言だと話題になっています。

この世の中は、
硬貨や労働などの対価として、
パンや報酬などを得られる仕組み。

では「知識」を得て、
世の中の全てを解明するには
どうしたらいいのかーー?

読者にも投げかけている言葉ですが、
物語のテーマもうまく表現している
素晴らしい導入のセリフです。

不正解は無意味を意味しない。

「構わない。不正解は無意味を意味しない。」
※『チ。地球の運動について』第1巻 フベルトのセリフより引用

ラファウがフベルトへ対して、

自分自身を信じて進んできたのに
間違っていた場合はどうすればいいのか?

と質問されたときに答えた一言がこちら。

信じてきた地動説が不正解でも
自身を信じてきた今までの過程には
意味がきちんとある

と説いているシーンです。

周りがどう言おうとも
自分だけは信じることの大切さを説く
印象的な名言となっています。

神が作ったこの世界は、きっと何より美しい。

「神が作ったこの世界は、きっと何より美しい。」
※『チ。地球の運動について』第1巻 フベルトのセリフより引用

C教が主張する「天動説」だと
地球以外の惑星が動く軌道は
ぐちゃぐちゃで美しいとは言えない。

けれども、異端の「地動説」だと
太陽を中心として運動するから
美しい軌道を描くことができる。

神がこの世界を作るとしたら
きっと綺麗で美しいものを作るはずだ。

だからこそ、真理を求めるには
地動説を避けては通れない。

といった想いが込められている名言です。

僕の直感は、地動説を信じたい!!

「燃やす理屈、なんかより!!僕の直感は、地動説を信じたい!!」
※『チ。地球の運動について』第1巻 ラファウのセリフより引用

主人公・ラファウがフベルトから
地動説の資料を受け継いだものの、
残っていては危険なまま・・・。

だから、燃やして欲しいという
フベルトのメッセージを読みますが、
ラファウは直感的に信じることに!

今後の運命が変わっていくので
屈指の重要シーンとして有名です。

才能も発展も人生も、いざって時に退いたら終わりだ。

「だけど、君は自分のやってることを信じて進むんだ。いざって時、退いたら終わりだ。」
※『チ。地球の運動について』第3巻 コルベのセリフより引用

「だから私は、神と真理の為なら退きたくない。才能も発展も人生も、いざって時に退いたら終わりだ。」
※『チ。地球の運動について』第3巻 ヨレンタのセリフより引用

こちらの名言の初出は
若い男性学者のコルベです。

自身の助手でもある、同業者の
少女ヨレンタに対して言いました。

まだまだ女性の学問問題に
厳しい世の中でしたが、
ヨレンタはこの言葉を胸に
禁断の研究を続けていきます。

無意識でも根底に女性差別の考え方を持つコルベでしたが、ヨレンタの生き方を決めた素敵な言葉だと思います!

本作ではもっとたくさんの名言があるから、気になった方は原作をチェックしてみてね~~!

『チ。地球の運動について』伏線・考察まとめ

実在のモデルがいたり、
誰かに問うような名言が多かったり、
さまざまなポイントで魅力的な
『チ。地球の運動について』!

さらに『チ。』では、
さまざまな伏線が隠されています♪

ここでは代表的なものを
ご紹介していきますね~。
※紹介する考察は複数ある中の一部のものとなっております。

『チ。地球の運動について』作品タイトルの意味とは?

まずは印象的な作品タイトルから!

大地のチ、血液のチ、知識のチ。その3つが渾然一体となっているのがこの作品なので、我ながら気に入っているタイトルです。
【インタビュー】『チ。ー地球の運動についてー』魚豊「大地のチ、血液のチ、知識のチ。その3つが渾然一体となっているのがこの作品。」【by コミスペ!】より引用

『チ。』には、

  • 地球などの大地の「チ」
  • 血液の「チ」
  • 知識の「チ」

の3つの「チ」が込められています。

地動説を完成させるために、
人物たちが血を流しながらも
知を次へ受け継いでいく
漫画

とも言い表せると思います。

「。」は文章の終わり、停止を意味します。大地が停止している状態を「。」で示していて、そこに地動の線(チ)がヒュッと入ることで、止まっていたものが動く状態になる。「地球は動くのか、動かないのか」を「。」で表現しています。
【インタビュー】『チ。ー地球の運動についてー』魚豊「大地のチ、血液のチ、知識のチ。その3つが渾然一体となっているのがこの作品。」【by コミスペ!】より引用

また、『チ。』の「。」には
物語を通して描いていた地動説ではなく、
動かない地球を表しているようです。

つまりまとめていくと、

「チ」で地動説を表現
「。」で天動説を表現

ということになります。

しかし、大地は動かないはずが
最終話で「。」が地球に置き換わり、
公転している様子になっていました。

これは物語の最後に
天動説から地動説へ転換した
天文学史を表現していると考えられます。

『チ。地球の運動について』第1巻1話目の扉絵の伏線

物語がスタートした当初から、

第1巻の第1話目にある
見開きページで登場する人物は
いったい誰なのか?

と話題になっていました。

物語の顔にもなる初回の扉絵は
衝撃的すぎる拷問シーンになっています。

異端である地動説を研究しただけで、想像を絶する拷問を受けるなんて・・・

と読者に強大なインパクトを与えたはず。

扉絵の人物の正体については
『チ。』をある程度読み進めていくと
後に登場するオクジーだと分かります!

この時点でオクジーは
地動説研究の道に進むこと
が示唆されていたのです。

『チ。地球の運動について』コミックス表紙構図

『チ。地球の運動について』は
コミックス表紙のイラストも
印象的な構図になっているのが特徴。

第1~第7巻の表紙では
物語に関わる人物たちが
空を見上げている構図ですが、

最終巻・第8巻の表紙だけは
星空しか描かれておりません。

また、色合いも特徴的で、
第1~第7巻は白い背景で登場キャラの存在が
引き立っているデザイン装丁です。

一方で第8巻は黒一色のデザイン!

オクジーが「綺麗」と言った、
星々が空いっぱいに広がるシーンを
思い起こされる表紙ですよね・・・。

こちらの意味ありげな対比は、

『チ。』登場人物たちが見ていた空は
時代が変わっても同じもので、
天文に対する探究心は変わらない。

ということを表現していると考察できます。

最終話では本作中での主人公、
ラファウ、オクジ―、ドゥラカたちが
最期の瞬間に空を見つめるシーンが
描かれています。

3人は違う境遇で違う時間を
それぞれ生き抜いた人物たちでしたが、
「知」は繋がり、行き着く先は同じである
と解釈することができます。

本編でもノヴァクの最期に現われた、
第1巻の主人公・ラファウはこう言いました。↓

「今、たまたまここに生きた全員は、たとえ殺し合う程憎んでも、同じ時代を作った仲間な気がする。」
※『チ。地球の運動について』第8巻 ラファウのセリフより引用

また、第7巻の表紙では
第7巻時点でまだ登場していなかった
アルベルト・ブルゼフスキが描かれ、

フィクションでも現実世界でも
宇宙を追う人間たちの信念は同じ。

というメッセージが込められている
と感じることができるのでは・・・?

無名の人間たちの「チ」の証し

天文学などの宇宙分野は
紀元前にさかのぼるくらい、
はるか昔から考えられてきた学問。

今まで受け継がれてきた知識は、
数千年かけて次の世代へと
伝えてきた「チ」の証しになります。

『チ。』でも描かれた知識のバトンタッチは、現実世界でもあったとされています♪

だからこそ今日では「地動説」が認められているんだね~!

さらにアントニ司教が言った、

「君や、君が担当した“異端者”達、君らは歴史の登場人物じゃない。」
※『チ。地球の運動について』第8巻 アントニ司教のセリフより引用

こちらのセリフには、

功績を残した人間だけのものではなく、
偉大な業績の裏には無名の人間が数多くいる。

というような意味合いも
暗喩的に込められていると
考察することができます。

『チ。地球の運動について』命がけで「チ」を次世代へ繋ぐ人間たちの物語

完全にフィクションと思いきや、
最後に史実に繋がる展開を見せた
『チ。地球の運動について』!

作品タイトルの「チ」には
大地・血液・知識の「チ」
込められているという想いの通り、

作中ではそれぞれの「チ」を通して
時代と物語が進んでいくのが魅力的◎

どの分野でも言えることなのですが
歴史の裏では血が流れていたことを
改めて感じさせる物語になっています。

最終話に繋がる
パラレルワールド的展開もまた
謎を残す結果となりましたが、

科学好きにはもちろん
多くの方に刺さる良作です~!

一度読んでみてはいかがですか?

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