漫画【ベルサイユのばら】キャラクター一覧と登場人物相関図まとめ

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マリー・アントワネットに焦点を合わせ
フランス革命にいたる歴史を舞台とした作品
『ベルサイユのばら』

2022年に50周年を迎え
展覧会が開かれ

劇場版アニメの制作が発表されるなど
注目を集めています。

1972年に発表されてから50年もの間、
長く愛される作品となっていますが

その理由に
主人公・オスカルのカッコよさや
アンドレの一途さなど

登場人物達の魅力にあるのは
間違いないでしょう。

作中には数多くのキャラクターが登場しますが
主な登場人物を一覧にし紹介し、

ややこしい関係も
相関図で図解化しています。

名前は聞くけど、どんな作品なんだろう?

何となく知っているけどキチンと把握できていない…

という人は、
ここで押さえておきましょう~!

※ネタバレありなのでご注意ください。

【ベルサイユのばら】あらすじ紹介

作品名 ベルサイユのばら
作者 池田理代子
出版社 集英社/フェアベル
掲載誌 マーガレット
発表期間 1972年~1973年

1755年にオーストリア帝国の皇女として生まれた
マリー・アントワネットは

14才にして
フランスのブルボン家に嫁ぐこととなります。

フランスの将軍家ジャルジェ家の末娘ながらも
後継ぎとして育てられたオスカルは

アントワネットを護衛する
近衛士官となります。

ジャルジェ家の厩務員で
オスカルの従卒・幼馴染みであるアンドレに

さらにスウェーデン貴族として生まれながらも
マリー・アントワネットとオスカルと

不思議な縁を持ち、
数奇な運命をたどることとなるフェルゼン。

『ベルサイユのばら』は
激動のフランス革命時代を信念を持って駆け抜けた

同年代4人の生き様を描いた
壮大な歴史ロマン恋愛物語です。

14歳で、オーストリア帝国のハプスブルグ家から、王太子妃としてフランスのブルボン家に嫁いできた皇女・マリー・アントワネット。
彼女を護衛するのは、将軍家の末娘でありながら、男として育てられた、近衛士官のオスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ。
歴史に残る壮大な歴史ロマン…

ベルサイユのばら 完全版 1巻より

【ベルサイユのばら】登場人物一覧・キャラクター紹介

主要人物

オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ

本作主人公の一人。

フランス将軍家ジャルジェ家の五女として生まれますが
産声が激しく元気だったことと、
ジャルジェ家に男子が生まれていないことから

跡継ぎとして男子に育てられ、
立派な将校として成長していきます。

美しいブロンド髪に美しい容姿から
『男装の麗人』となり

度々女性から男性と間違えられ告白されますが
「私は女だ」と訂正しています。

隊の部下から女性と見られ告白されると
軍隊長としての反応を見せており

女性という自覚と
軍人としての気持ちとの間で
相反する感情の揺れが確認できます。

前半のオスカルは軍人としての男性目線描写が多く描かれ
後半から女性目線での描写が多く登場しています。

TVアニメ版のCVは田島令子さんが
1990年に発表された劇場版アニメでは戸田恵子さんが
声優を担当されています。

アンドレ・グランディエ

オスカルの従卒であり幼馴染みで、
ジャルジェ家の厩務員として働いています。

ジャルジェ家の領地で暮らしていましたが
両親を亡くし祖母に引き取られ、
ジャルジェ家で暮らすことになります。

容姿端麗なお嬢様と聞かされ初めて会ったオスカルに
いきなり剣の稽古の相手をさせられ幻滅しますが

マリー・アントワネット落馬事件でオスカルに命を助けられ
命をかけてオスカルに尽くす決意をします。

平民であるアンドレと貴族であるオスカルは
決して結ばれることはできないのですが、

次第にオスカルに恋をし
身分の差に苦しみます。

長い黒髪で前髪をたらし
片目は隠した容姿をしています。

TVアニメ版cvは志垣太郎さんが、
1990年に発表された劇場版アニメでは水島裕さんが
担当されています。

マリー・アントワネット

本作の主人公のひとりで
幼少期から絶世の美女と噂となり

誰もが虜になってしまうほどの
美貌を持った人物となっています。

オーストリア帝国の皇女として生まれ
フランスの王妃となりますが

オスカルを驚かせるほどの誇り高き女性となり
美しく、まさに王妃たる人物となっています。

オスカルを一目見た時から信用し
親友のように思っていますが

周囲に振り回され浪費癖が付き
諌めようとするオスカルと距離を置く場面も…

TVアニメ・1990年発表の映画版とも
上田みゆきさんが担当声優となっています。

ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン

スウェーデンの貴族出身で
アントワネット、オスカルと同年齢の容姿端麗で知的な青年。

親友と思っていたオスカルが女性であることを知り、
彼女の気持ちを察した時には戸惑います。

アントワネットを一生慕い尽くす。

ドイツで造兵学を修め
イタリアで医学と音楽を学び
スイスで哲学を修めた優秀な伯爵となっています。

TVアニメ版cvは野沢那智さん、堀勝之祐が演じられ
1990年発表の映画版は富山敬さんが担当されています。

貴族関係

ロザリー・ラ・モリエール

首飾り事件の真犯人であるジャンヌとは姉妹として育ち
非常に貧しい家庭で育ちます。

あまりにも貧しく
パリの下町でオスカルを男性と思い
買ってもらおうと、声をかけるほどでした。

ある日、母が貴族の馬車で轢かれ死亡してしまい
仇討ちと居場所を突き止め襲いますが、

オスカルの母を間違えて刺そうとし、
捕まってしまいます。

事情を聞いたオスカルが仇討ちに協力してくれたため
そのままジャルジェ家に居着き教育を受け、
貴婦人として育ちます。

オスカルを強く慕い
オスカルもロザリーを「春風のような娘」と
実の妹のように可愛がります。

TVアニメ版cvは、吉田理保子さんが演じられています。

ポリニャック伯夫人

アントワネットから寵愛を受ける
優しい容姿をした貴婦人です。

人の良さそうな顔をした女性ですが
アントワネットに賭博を勧めたり
自身の親族が要職に着けるようにねだったりと

ベルサイユの財政を傾けた原因のひとつとなる
人物です。

邪魔なオスカルを殺害しようとまでします。

シャルロット・ド・ポリニャック

ポリニャック伯夫人の娘で
ロザリーの実の妹です。

しかしシャルロットは姉と知らず
初対面でかなり強気な対応をしてしまいますが

次第に心を許し合う
関係となっていきます。

政略結婚で決まった相手が嫌で
悩み続けます。

軍関係

アラン・ド・ソワソン

オスカルが異動した
フランス衛兵隊のリーダーです。

妹に言い寄った前上官を殴り
降格された経緯を持ち
全ての貴族を恨み続けますが

オスカルの真っ直ぐな性分に触れ
変わっていきます。

両手使いの剣術で
オスカルに「負けるかもしれない」と思わせるほどの
腕前を持っています。

ヴィクトール・クレマン・ド・ジェローデル

オスカルの近衛隊時代の副官で、
後にオスカルの婿候補となります。

初めてオスカルを「アドモアゼル」と呼ぶ人物となりますが
真の幸せを願い、身を引いています。

革命派

ベルナール・シャトレ

王族・貴族を恨む新聞記者で、
母を馬車に轢かれ苦しむロザリーを抱きしめ
介抱した人物です。

貴族専門の盗賊「黒い騎士」として活躍しますが
オスカルに止められ、
ロザリーと結婚し、共に街で暮らすこととなります。

後半では三部会の
平民代表として活躍します。

TVアニメ版CVは野島昭生さんが担当されています。

マクシミリアン・ド・ロベスピエール

三部会の平民代表をまとめる弁護士です。

オスカルとは領地内で出会っており既知の中でしたが
三部会で再会します。

フランス革命の指導者であり、
革命にかける熱い情熱をオスカルにぶつけます。

首飾り事件関係者

ジャンヌ・バロア

ロザリーと幼少期を共に暮らした異母姉であり
「首飾り事件」の主犯となる女性です。

黒髪で美しい容姿をした女性ですが、
美貌を利用し、金と地位を手に入れるために手段を選びません。

アントワネットに謁見したい、という
ローアン大司教の想いを利用し

「アントワネットの親友」と嘘を付き、
幾度となく金をつぎこませます。

最大となったのが「首飾り事件」で
160万リーブル(192億円)の首飾りを手に入れようと画策します…。

ニコラス・ド・ラ・モット大尉

ロザリーに惚れ結婚した、
首飾り事件の共犯となる軍人です。

オスカルの部下でもあり、
ミスを叱責してくるオスカルに反発しています。

ルイ・ド・ローアン大司教

教会の高位職にある僧侶でありながら
女好きで、特にマリー・アントワネットに惚れ込みます。

アントワネットから嫌われているのにも関わらず
その想いをジャンヌに利用され、
首飾り購入の保証人になってしまいます。

その他

ルイ16世

アントワネットの夫であり
フランス国王です。

真面目な性格で国民からも支持されていながらも
小太りでダンスが苦手で

狩猟と錠前作りが趣味ということから
強いコンプレックスを抱き

美しすぎるアントワネットに
気後れしてしまいます。

デュ・バリー伯夫人

フランス国王・ルイ15世の愛人であり
アントワネットが最初に敵対した女性です。

一時はアントワネットのプライドをへし折るほどの
権威を持っていました。

ニコール・ラ・モリエール

ジャンヌの実母であり、シャルロットの養母です。

心優しい人物であり、ジャンヌにもシャルロットにも
慕われていました。

【ベルサイユのばら】登場人物相関図まとめ

非常に入り組み
ややこしい人間関係となっているため
キャラクターの関係性を
相関図としてまとめ図解化しました。

【ベルサイユのばら登場人物相関図】
ベルばら登場人物相関図

【ベルばら】は普遍で耽美な恋愛物語

時代と身分に振り回され、
報われることのない

オスカルとアンドレ、
アントワネットとフェルゼンの

「壮大な恋物語」
と言えるであろう『ベルサイユのばら」。

フランスという国が舞台で
1700年代という時代なのですが

現代の日本の読者の心を突き刺すのは
やはり「報われない恋愛物語」という

国も時代も関係のない
世界中に通じるテーマだからでしょう。

さらに池田理代子先生によって
耽美に描かれた演出が
多くのファンの心を捉えた理由なのは
間違いないと思います。

宝塚歌劇団の代表演目となり
漫画ファン以外の方にも知られるこにとなったのも
大人気作品となった理由だと考えられます。

未だ未読で
普遍で耽美な恋愛物語『ベルばら』を
少しでもお得に読まれたい方は
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